こんにちは。コーヒー&ケーキスペース|リヴェルニー洋菓子店運営者のあきらです。
ふとした時に、昔の印象的なテレビCMを思い出して、無性に懐しくなることってありませんか?私にとって、その代表格が**「ガッキーのポッキーCM」**なんです。
「あのCMって、いつ頃だったかな?」「流れてた曲、すごく耳に残ってるけど誰の曲だっけ?」「あのダンス、可愛かったなぁ」…。
そんな風に気になって検索されている方、きっと多いんじゃないかなと思います。ガッキーこと新垣結衣さんのキャリアの中でも、あのCMは本当に象徴的でしたよね。
当時の衝撃的なダンスや、その振り付けは誰が担当したのか、他の歴代ポッキープリンセスとどう違ったのか、そしてCMで使われた曲の詳細など、気になるポイントはたくさんあるかなと思います。
この記事では、私と同じようにあのCMが忘れられない皆さんと一緒に、当時の懐かしい記憶を振り返りながら、「ガッキー ポッキー cm」に関する情報を網羅的に、そして深く掘り下げてまとめていきますね。
- ガッキーのポッキーCMが放送された正確な時期
- 一度聴いたら忘れない印象的なCMソング(曲)の詳細
- 社会現象にもなった「ポッキーダンス」と天才的な振り付け師
- CMがガッキー本人と当時のカルチャーに与えた大きな影響
伝説のガッキー ポッキー cmを振り返る〜いきものがかり
まずは、あの伝説的なCMがいつ放送され、どんな曲が使われ、誰が振り付けを担当したのか。基本的な情報を、当時の空気感を思い出しながら一緒に懐しく振り返っていきましょう。この時期のCMは、今のCMとはまた違った勢いがありましたよね。
ガッキーのポッキーCMはいつ放送?
新垣結衣さん、ガッキーがポッキーのイメージキャラクター(通称:ポッキープリンセス)として活躍していたのは、2006年(平成18年)から2008年(平成20年)にかけての期間です。
私がお店(リヴェルニー)のコンセプトを練っていた頃かもしれませんが、テレビで流れるたびに、その弾けるような笑顔に釘付けになったのを鮮明に覚えています。
特に鮮烈なデビューとなったのが、2006年に放送された「ポッキー極細」のCMです。当時のガッキーはまだ10代後半。ティーン向けの雑誌モデルとして人気でしたが、このCMをきっかけに、その存在が全国区になった、まさにブレイクの瞬間だったと思います。
2006年というと、動画共有サイトがようやく認知され始めた頃。あのCMのダンスを練習して、文化祭などで披露した方も多いのではないでしょうか。
CMで流れた曲はORANGE RANGE
あのCMのインパクトを何倍にも増幅させていたのが、BGMで流れていたキャッチーな楽曲ですよね。
これは多くの方が「聴けばわかる!」となる曲だと思いますが、**ORANGE RANGE(オレンジレンジ)**の「DANCE2 feat. ソイソース」という楽曲です。
「♪ポポポポポッキー」といった直接的な歌詞は入っていないものの、エレクトロニックなトラックと「Dance! Dance! Dance!」というリズミカルな掛け声が、ガッキーのダンスとこれ以上ないほど完璧にシンクロしていました。
ちなみに「feat. ソイソース」のソイソースって誰だろう?と当時思ったのですが、これはORANGE RANGEのリーダーであり、主に作曲を担当しているNAOTOさんのソロ名義(トラックメーカー名義)だそうです。「ソイソース=醤油」という、沖縄出身の彼ららしい遊び心が感じられますね。
今でもこのイントロを聴くだけで、自動的にガッキーがスタジオで元気いっぱいに踊っている姿が脳内再生される…そんな方も、きっと私だけではないはずです。
当時流行したポッキーダンスとは
そして何より、このCMを伝説にした最大の要因が、あの**「ポッキーダンス」**(CM内では「NEWダンス」とも呼称されていました)です!
ガッキーが、とにかく楽しそうに、弾ける笑顔で踊る姿。それがすべてでした。
手足を大きく広げたり、コミカルな動きが入ったりと、今までの「アイドルのかわいいダンス」とは一線を画す、キレがありながらもどこかユニークで、誰もが真似したくなるような振り付けが特徴でした。
当時、このダンスを真似して踊る人々が続出し、動画投稿サイトなどでは「踊ってみた」動画が(当時はまだその言葉も黎明期でしたが)たくさん投稿されるなど、ちょっとした社会現象になりましたよね。
あのCMを見て、思わずポッキー極細を買いに走ったのは、本当に私だけではないと思います。
ポッキーダンスの振り付けは誰?
あれだけ個性的で、一度見たら忘れられないダンス。一体、どんなスゴい人が考えたんだろう?と気になりますよね。
このアイコニックな「ポッキーダンス」の振り付けを担当したのは、日本のトップ振付師の一人である**香瑠鼓(かおるこ)**さんです。
私はダンスの専門家ではないので偉そうなことは言えませんが、香瑠鼓さんといえば、SMAPの「慎吾ママのおはロック」や、数々の有名なCMの振り付けを手掛けてきた、まさに「人の心に残る動き」を作る天才的な方だなと思います。
(香瑠鼓さんの振り付けの特徴・私見)
- テクニックの上手さよりも、表現力や表情を重視する。
- 踊る人の個性を最大限に引き出す、独創的な動き。
- 見ている側も楽しくなり、思わず体が動いてしまうようなキャッチーさ。
当時、本格的なダンス経験がほとんどなかったというガッキーの魅力を、技術的なことよりも「表情」や「元気さ」で最大限に引き出すというアプローチ。それが、あのCMの爆発的なヒットに繋がったんだなと感じますね。
歴代ポッキープリンセスとの比較
ポッキーのCMといえば、昔から「ブレイク女優の登竜門」的な側面がありますよね。その時代を象徴する、最も旬なアイドルや女優が起用されてきました。
ガッキーの前だと松浦亜弥さんや石原さとみさん、後だと忽那汐里さんや有村架純さんなど、本当にそうそうたるメンバーです。
その中でも、ガッキーのCMは「ダンス」という強力な武器で、ポッキーCMの歴史に新しい流れを作ったという点で、非常に特別だったと思います。
ここで、ガッキーの前後を含めた代表的な歴代ポッキープリンセス(CM出演者)の一部を、時系列で少し振り返ってみましょう。
【歴代ポッキープリンセスの例】
- 2002年~:松浦亜弥「Pocky! Pocky! Pocky!」の歌が印象的。「プリッツ」のCMにも出演。
- 2003年~:石原さとみ「ポッキー四姉妹」の一人として仲間由紀恵さんらと共演。ドラマ仕立て。
- 2006年~:新垣結衣「DANCE2 feat. ソイソース」(ORANGE RANGE)。社会現象的なポッキーダンス。
- 2008年~:忽那汐里「じょいふる」(いきものがかり)。こちらも元気なダンスが特徴的でした。
- 2013年~:有村架純「ポッキーデビル」として登場。コミカルな演技が中心。
- 2015年~:三代目 J Soul Brothers「Share The Love」。シェアハピダンスが新たなブームに。
こうして見ると、ガッキーのCMは、それまでの「可愛らしさ」や「ドラマ性」が中心だった流れから、**「音楽とダンスで楽しさを爆発させる」**という、現在のシェアハピダンスにも繋がるようなスタイルを確立した、転換点だったのかもしれませんね。
ガッキー ポッキー cmが与えた影響〜いきものがかり
あのCMは、ただ「可愛かった」「流行った」だけではありません。当時まだ10代だったガッキー本人や、CMを見る私たち、そしてお菓子CMのあり方にまで、小さくない影響を与えたんじゃないかなと思います。
ブレイクのきっかけとなったCM
今や誰もが知る国民的女優の新垣結衣さんですが、彼女の人気と知名度を決定づけたのが、まさにこのポッキーのCMだったと記憶しています。
もちろん、それ以前からティーン誌のモデルとして絶大な人気でしたし、ドラマにも出演されていました。ですが、あのCMで「新垣結衣=ガッキー」という存在と、あの弾ける笑顔を、老若男女問わず全国のお茶の間が知ったのではないでしょうか。
私のお店(リヴェルニー)でも、お客様との雑談で「最近流れてるポッキーのCMの子、すごく可愛いよね」なんて話題が出た記憶があります。それぐらい、一瞬で人の心を掴む圧倒的なパワーがありました。
このCM出演と同じ2006年〜2007年にかけて、ドラマ『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』や『パパとムスメの7日間』、映画『恋空』など、彼女の代表作が次々と生まれています。ポッキーCMでのブレイクが、間違いなくその後の大活躍への大きな弾みになったんだろうなと思います。
CMが起こした社会現象
先ほども少し触れましたが、「ポッキーダンス」の流行は、当時の基準で言えば間違いなく社会現象でした。
当時はまだスマートフォンが今ほど普及しておらず、TikTokなどももちろん存在しない時代です。そんな中で、人々がデジカメやガラケーの動画機能でダンスを撮影し、PCを経由して動画サイトに投稿する、といった(今思えば少し手間のかかる)ムーブメントが起こったのです。
(ポイント:CMが起こした「参加型」ムーブメント)
ガッキーのポッキーCMは、それまでの「見るだけ」のCMとは異なり、「自分もやってみたい(踊ってみたい)」という強い参加意欲を喚起しました。これは、その後のSNS時代に主流となる「UGC(ユーザー生成コンテンツ)」や「ダンスチャレンジ」の先駆け的な事例だったと言えるかもしれませんね。
もちろん、ポッキー極細自体の売上にも大きく貢献したでしょうし、何より「ポッキー=楽しい、元気」というブランドイメージを強烈に印象付けました。
ダンスダンス篇以外のバージョン
ガッキーのポッキーCMというと、どうしてもあの白背景で踊る「ダンスダンス篇」の印象が強烈ですが、もちろんそれ以外のバージョンも放送されていました。
それが、2007年頃から展開された**「はじめてチャレンジ!」シリーズ**です。
ダンス篇で見せた「元気さ」や「弾ける笑顔」というガッキーのイメージはそのままに、もう少し日常に近いシチュエーションでの「チャレンジ」を描く内容でした。
その中でも特に覚えている方が多いのが、友人との掛け合いが微笑ましかった「文化祭篇」ではないでしょうか。
文化祭篇の詳細
「はじめてチャレンジ! 文化祭篇」(2007年)は、ガッキーが友人と二人で、文化祭のステージで漫才のような掛け合いに挑戦するという内容のCMでした。
(豆知識:あの友人役は誰?)
このCMでガッキーの友人役として、息の合った(?)掛け合いを披露していたのは、女優の**高瀬友規奈(たかせ ゆきな)**さんだそうです。二人でポッキーをマイクに見立てて練習する姿が、とても微笑ましかったですね。
ダンス篇でのキレキレな姿とはまた違った、ちょっとドジっ子な感じや、等身大の女子高生らしい表情が見られるバージョンとして、これもまた非常に人気の高いCMでした。
「はじめてチャレンジ!」篇とは
この「はじめてチャレンジ!」篇は、ダンス篇の次に展開された一連のシリーズCMの総称ですね。
その名の通り、「ポッキーを食べて、何かにチャレンジする楽しさ」や「仲間と何かを乗り越えるワクワク感」のようなものがテーマだったと思います。
ダンス篇で見せた圧倒的な「動」の魅力に加えて、「文化祭篇」でのコミカルな演技のように、ガッキーの持つ「静」や「日常」の魅力を引き出すCMシリーズでした。
ポッキーが、単なるお菓子としてだけでなく、日常のちょっとした「挑戦」や「楽しい時間」のそばに寄り添ってくれる、そんな温かいブランドメッセージが感じられたかなと思います。
まとめ:ガッキー ポッキー cmの魅力
こうして改めて詳しく振り返ってみると、ガッキーのポッキーcmが、いかに私たちの記憶に深く、そして鮮烈に残っているかがよくわかりますね。
ただ可愛い、ただお菓子が美味しそう、というだけでなく、
- 新垣結衣というスターの弾けるような魅力
- ORANGE RANGEのキャッチーな楽曲
- 香瑠鼓さんの天才的な振り付け
これら全てが、2006年という時代の空気感の中で奇跡的に組み合わさった、「CM」という枠を超えた一つの「作品」だったんだなと、私は改めて感じます。
私のお店でも、お客様がケーキを選びながら、ふとしたきっかけで昔の懐かしいテレビの話で盛り上がることがあります。ガッキーのポッキーCMは、きっとこれからも多くの人に「あの頃」の楽しかった記憶を思い出させてくれる、特別な存在であり続けるんだろうなと思います。
懐かしい気持ちになって、ちょっとポッキーが食べたくなっていただけたなら幸いです!
