2025年Xmas手作り|子どもと作るかわいい簡単ケーキレシピ
こんにちは。リヴェルニーお菓子店、運営者のあきらです。
2025年のクリスマスは平日ですね。仕事や家事に追われる中で、子どもと一緒にクリスマスケーキを手作りするのはハードルが高いと感じていませんか。でも、安心してください。今年は「ミニョン(小さい)」ケーキがトレンドです。クリスマスケーキ手作り初心者の方でも、市販のスポンジやホットケーキミックス、タルトキットなどを賢く使えば、おしゃれで可愛いケーキが驚くほど簡単に作れます。オーブンを使わない焼かないレシピや、100均の飾りを活用したデコレーション術、アレルギー対応のチーズケーキや米粉のレシピなど、クリスマスケーキ手作り方のアイデアは無限大です。生クリームだけでなく、クリスマスケーキ手作りチョコ派の方も満足できるレシピや、バナナを使った子どもに人気の味、可愛いサンタの飾り付け、憧れのブッシュドノエルまで、安い予算でも最高の一品は作れます。忙しい平日だからこそ、簡単で小さい、でも愛情たっぷりの手作りケーキで素敵な思い出を作りましょう。シフォンケーキのようなふわふわ感も、炊飯器や簡単な工夫で再現可能です。この記事では、クリスマスケーキ手作り簡単かつ安い、そして子どもが喜ぶアイデアを余すことなく紹介します。
- 2025年のトレンドである「平日×小さいサイズ」に特化した時短レシピがわかります
- 市販品を賢く活用して、失敗せずに「映える」ケーキを作る裏技がわかります
- 100均アイテムや少しの工夫で、プロ並みに可愛く見せるデコレーション術が学べます
- 卵なしやオーブン不要など、子どもの年齢や体質に合わせた安心レシピが見つかります
子どもと手作りするかわいいクリスマスケーキの人気レシピ
2025年のクリスマスは平日ということもあり、時間をかけずに「パパッと作れて、最高にかわいい」レシピが求められています。生地をゼロから焼いて失敗してしまうリスクを避け、市販品や便利な材料をうまく活用することが、平日クリスマスを成功させる鍵です。ここでは、子どもと一緒に楽しみながら作れる、失敗知らずのアイデアレシピを厳選してご紹介します。
2025年トレンドの小さいミニョンケーキ
今年のクリスマスケーキのトレンドキーワードをご存知でしょうか?それは「ミニョン(Mignon)」です。フランス語で「小さい」「かわいい」を意味する言葉で、3号〜4号(直径9cm〜12cm)サイズや、個食サイズのケーキが注目されています。
2025年のクリスマスは平日(木曜日)にあたるため、大人数でのパーティーよりも、家族単位でのささやかなお祝いが主流になると予想されています。そのため、ホールケーキだと大きすぎて余ってしまうという悩みや、平日の夜に切り分ける手間を省きたいというニーズが高まっています。そこで選ばれているのが「食べきりサイズ」のミニョンケーキです。
小さいケーキには、作る側にとっても大きなメリットがあります。それは「ナッペ(クリーム塗り)の面積が小さい」ということです。大きなホールケーキにクリームを均一に塗るには熟練の技術が必要ですが、小さいケーキであれば、スプーンやパレットナイフでざっくりと塗っても可愛らしく仕上がります。また、子ども一人ひとりに「自分専用のホールケーキ」を用意してあげられるため、特別感が段違いです。チョコ味、イチゴ味など、兄弟で好みが分かれても対応しやすいのが嬉しいポイントですね。
市販スポンジで簡単なドームケーキ
「スポンジケーキを焼くのが一番のハードル…」と感じている方には、市販のスポンジケーキやカステラを使ったドームケーキ(ズコット)が一番のおすすめです。このケーキの最大の特徴は、ボウルを型として使うため、絶対に形が崩れないという安心感にあります。
ドームケーキの作り方ポイント
- 型の準備: ご家庭にあるボウル(直径15cm程度が作りやすいです)の内側に、ラップをぴっちりと敷きます。後で取り出しやすくするためです。
- 土台作り: 市販のスポンジケーキ(またはロールケーキ)を1cmほどの厚さにスライスし、ボウルの内側に隙間なく敷き詰めます。パズルのように組み合わせても、クリームで隠れるので問題ありません。
- 中身を詰める: 生クリームとフルーツ、あるいはお好みのムースやプリンなどをたっぷりと流し込みます。子どもと一緒にフルーツを入れる作業はとても盛り上がります。
- 蓋をして冷やす: 最後にスポンジで蓋をして、冷蔵庫で1時間以上しっかりと冷やし固めます。
- 仕上げ: お皿の上にボウルをひっくり返して外し、表面に生クリームを塗れば、きれいな半円形のドームケーキの完成です。
この半円形のフォルムは、デコレーションのアイデア次第で何にでも変身します。白いクリームで覆ってチョコチップで目をつければ「白くま」や「パンダ」に。真っ赤なイチゴを隙間なく並べれば「サンタクロースの体」や「てんとう虫」に見立てることも可能です。中身がギュッと詰まっているので、カットした時に崩れにくく、小さなお子さんでも食べやすいのが大きなメリットです。
無印良品の特大バウムでピニャータ
少し変わったサプライズを演出したいなら、無印良品の「特大バウム」を使ったピニャータケーキ(くす玉ケーキ)はいかがでしょうか。「ピニャータ」とは、海外のお祭りで使われる、中にお菓子が詰まったくす玉のこと。これをケーキで再現します。
作り方は驚くほどシンプルですが、インパクトは絶大です。まず、特大バウムクーヘンの中心にある大きな空洞を利用します。底になる部分にスポンジやクッキーを置いて穴を塞ぎ、その空洞の中にマーブルチョコ、グミ、マシュマロ、ラムネなどの「粒状の小さなお菓子」をたっぷりと詰め込みます。そして上から再びスポンジで蓋をし、全体をクリームで覆って隠してしまいます。
このケーキのハイライトは、ナイフを入れる瞬間です。ケーキをカットすると、中からカラフルなお菓子が「ザラザラ!」っと雪崩のように溢れ出します。その瞬間の驚いた子どもの表情は、動画に残したくなること間違いなしです。
クリームのコツ バウムクーヘンは表面に焼き色がついており、少し硬めです。そのため、柔らかい生クリームだと塗りにくいことがあります。おすすめは「クリームチーズフロスティング」です。 【レシピ目安】室温に戻したクリームチーズ200g、バター100g、粉砂糖100gを混ぜ合わせるだけ。適度な固さとカバー力があり、バウムクーヘンの凹凸をきれいに隠してくれますし、味も濃厚でバウムと相性抜群です。
焼かない食パンのショートケーキ
まだ生クリームの脂肪分や砂糖の量が気になる1歳〜3歳くらいの小さなお子さんがいるご家庭では、食パンと水切りヨーグルトで作る「焼かないショートケーキ」が定番であり、最も安心な選択肢です。
サンドイッチ用の食パン(耳なし)を用意し、コップやセルクルを使って丸く型抜きします。これを3枚〜4枚用意してスポンジの代わりにします。クリームには、一晩ザルで水を切ったヨーグルト(水切りヨーグルト)を使用します。水切りヨーグルトは、クリームチーズのような濃厚さと、生クリームのような滑らかさを持ちながら、脂肪分はずっと低くヘルシーです。
美味しく作るための「アンビバージュ」 食パンをそのまま使うと、どうしてもパサパサ感が気になってしまいます。そこで、ケーキ屋さんお馴染みのテクニック「アンビバージュ(シロップ打ち)」を応用しましょう。 子ども用なので、砂糖水の代わりに「缶詰のシロップ」や「牛乳に少量の砂糖を溶かしたもの」、あるいは「フルーツ果汁」をハケでパンの表面に塗って湿らせます。これだけでパンとクリームの一体感が増し、驚くほどしっとりとした「ケーキのスポンジ」に近い食感に変わります。
甘さ控えめで食事代わり(離乳食完了期のおやつ)にもなるので、罪悪感なくクリスマス気分を家族全員で楽しめますよ。
ホットケーキミックスのカップケーキ
粉の計量が面倒だったり、たくさんの道具を出して洗うのが大変だったりする時は、魔法の粉「ホットケーキミックス(HM)」の出番です。ベーキングパウダーや砂糖が最初からバランスよく配合されているため、材料を混ぜて型に流し込むだけで、失敗知らずのふっくらケーキが焼けます。
特に「カップケーキ」にするのが2025年のスタイルです。大きなケーキを切り分ける必要がなく、そのまま手で持って食べられる気軽さが魅力です。また、プレーン生地だけでなく、ココアパウダーを混ぜてチョコ味にしたり、潰したバナナを混ぜてバナナケーキにしたりと、アレンジも自由自在です。
デコレーションの際は、焼きあがったカップケーキのトップを少しカットして平らにすると、クリームやフルーツが乗せやすくなります。子どもたちに生クリームの絞り袋を持たせて、それぞれのカップケーキを自由にデコレーションさせてあげましょう。「自分のケーキは自分で作る!」という体験は、子どもにとって何よりのプレゼントであり、自立心を育む機会にもなります。
安い材料でコスパ抜群のタワー
クリスマスパーティー感を演出したいけれど、年末年始は出費が多いのでケーキ代は抑えたい…。そんな賢いママ・パパには、スーパーやコンビニで売っている「5切れ入りロールケーキ」や「一口カステラ」「ミニシュークリーム」を積み上げるタワーケーキ(クロカンブッシュ風)がおすすめです。
作り方はまさに「積み木遊び」です。お皿の上にロールケーキをピラミッド状に積み上げていくだけ。接着剤の役割として、間に生クリームやカスタードクリームを少量塗りながら積んでいくと安定します。積み上がったら、隙間を埋めるようにイチゴやキウイなどのフルーツ、または100均の飾りを配置します。
このケーキの素晴らしい点は、材料費が1,000円以下に収まりやすいというコストパフォーマンスの良さと、包丁を使わずに「手で取って食べられる」という取り分けの簡単さです。見た目は豪華でボリューム満点なのに、準備も片付けも楽ちん。大人数のパーティーにも対応できる、まさに裏技的なレシピです。
混ぜるだけのチーズケーキレシピ
生クリームたっぷりのデコレーションケーキが苦手なお子さんや、こってりした食後にさっぱりしたデザートが欲しいご家庭には、焼かないレアチーズケーキが良いでしょう。
基本の材料は、クリームチーズ、プレーンヨーグルト、砂糖、レモン汁、そしてゼラチンです。これらをボウルで順に混ぜ合わせ、溶かしたゼラチンを加えて冷やし固めるだけ。土台には、市販のビスケットを袋に入れて麺棒で砕き、溶かしバターと混ぜて敷き詰めれば、本格的なタルト台のようになります。
オーブンを使わないので、予熱の時間も焼き加減を気にする必要もありません。透明なガラス容器やプラスチックカップに入れて固めれば、断面が見えてとてもおしゃれです。イチゴジャムを少し加えてマーブル模様にしたり、抹茶を混ぜて緑色のツリー風にしたりと、混ぜるものを変えるだけで様々なバリエーションが楽しめます。
子どもが喜ぶかわいいクリスマスケーキの手作りテクニック
ベースのケーキが決まったら、次はいよいよデコレーションです。ここで「不器用だから…」と尻込みする必要はありません。プロのようなナッペ(塗装)技術がなくても、ちょっとしたアイデアと便利なアイテムを使えば、見違えるほどかわいく仕上がります。
セリアやダイソーの100均飾り付け
今の100円ショップ(セリアやダイソー、キャンドゥなど)の製菓材料・ラッピングコーナーは、パティシエも驚くほどの充実ぶりです。特にクリスマスシーズンに活用したいのがケーキトッパーです。
おすすめの100均アイテム活用術
- ケーキトッパー: 「Merry Christmas」という筆記体のゴールド文字や、紙製のサンタやトナカイのピックをケーキの中央に刺すだけで、ナッペの粗さが隠れて一気にお店のケーキのような雰囲気に昇華されます。
- クリスマスのフィギュア: ケーキの上に乗せるのが衛生的に気になる場合は、ケーキの周りのお皿の上や、テーブルコーディネートとして配置しましょう。小さなサンタの村のような世界観を作れます。
- ワックスペーパー: おしゃれな英字新聞柄やクリスマス柄のワックスペーパーをケーキの下に敷くだけで、カフェっぽい演出が可能です。
クリームをきれいに塗ろうと頑張りすぎて触りすぎると、逆にボソボソになってしまうことがあります。そんな時は、思い切ってフルーツや100均の飾りで「隠す」のが正解です。賑やかなピックがあれば、視線がそちらに誘導されるので、クリームの多少の塗りムラは全く気にならなくなります。
いちごサンタやトナカイのデコ
フルーツやお菓子をキャラクターに見立てるテクニックは、子どもウケ抜群であり、SNS映えも狙えます。
クリスマスケーキの定番である「いちごサンタ」。これを作る際、多くの人が失敗してしまうポイントがあります。それは「カットの角度」です。イチゴを横にカットして帽子を作る際、必ず底のヘタ側に対して平行に切ることを意識してください。イチゴは先端に向かって細くなっているため、適当に切ると断面が斜めになりがちです。斜めになっていると、上に乗せた「帽子(イチゴの先端)」やクリームが滑り落ちてしまい、ピサの斜塔のようなサンタさんになってしまいます。
また、顔のパーツ作りにもコツがあります。チョコペンは体温ですぐに溶けて扱いが難しく、太くなりがちです。初心者の方は、黒ゴマを目に使うと失敗しません。ピンセットで乗せるだけで、つぶらな瞳のサンタさんが完成します。
カップケーキのアレンジなら、「トナカイ」が人気です。市販の塩味プレッツェル(ハート型のようなもの)を2つ用意し、カップケーキの上部に刺して「角」に見立てます。鼻には赤いマーブルチョコ、目にはチョコチップを使えば、あっという間に赤鼻のトナカイに。甘いケーキと塩気のあるプレッツェルの組み合わせは、味のバランス(甘じょっぱさ)も最高で、大人もついつい手が伸びる美味しさです。
卵なしで安心な米粉や豆腐のレシピ
卵や小麦アレルギーがあるお子さんや、カロリーを抑えたい健康志向のご家庭には、米粉と豆腐を使ったガトーショコラ風ケーキがおすすめです。
このレシピのすごいところは、豆腐が卵の代わりを果たす点です。絹ごし豆腐(または木綿豆腐)を泡立て器やブレンダーで滑らかなペースト状になるまでしっかりと潰し、それを生地に混ぜ込みます。豆腐のタンパク質と水分が、生地にしっとりとした重厚感と結合力を与えてくれます。焼き上がりの豆腐感はほとんどなく、まるで生チョコのような濃厚な味わいになります。
また、小麦粉の代わりに製菓用の「米粉」を使います。米粉はグルテンを含まないため、「混ぜすぎて生地が硬くなる」という失敗が起こりません。初心者でも気兼ねなく混ぜることができ、もちもちとした食感で腹持ちも良い、優しい甘さのケーキに仕上がります。
炊飯器で焼くスポンジケーキの方法
「うちにオーブンがない!」「予熱が面倒」という場合でも諦めないでください。実は、日本の多くの家庭にある炊飯器こそが、優秀なケーキ焼き機になるのです。
作り方は驚くほど簡単です。ホットケーキミックス、卵、牛乳、砂糖、溶かしバターを混ぜ合わせ、内釜に薄く油を塗ってから生地を流し込みます。あとは蓋をして「通常炊飯」のスイッチを押すだけ。火加減の調整は一切不要です。
炊き上がると、底面がこんがりときつね色に焼けた、分厚くてふっくらとしたドーム型のケーキが出来上がります。この形を活かして、そのままドームケーキの土台にしたり、横にスライスしてクリームを挟んだりできます。シフォンケーキのようなふわふわ感を出したい場合は、卵白をしっかり泡立ててメレンゲにしてから加えるのがコツです。
※重要:炊飯器調理の注意点 すべての炊飯器でケーキが焼けるわけではありません。特に「圧力IH炊飯器」など一部の機種では、調圧孔が詰まって中身が噴き出す危険性があるため、ケーキ調理が禁止されている場合があります。必ずご自宅の炊飯器の取扱説明書を確認し、「ケーキモード」があるか、または調理可能かどうかをチェックしてから行ってください。
仕上げに使えるアラザンや琥珀糖
デコレーションの最後、仕上げの魔法として使いたいのがアラザン(銀色の粒)や琥珀糖、そして粉砂糖です。
真っ白なクリームを塗っただけのシンプルなケーキでも、アラザンをパラパラと散らすだけで、光を反射してキラキラと輝き、まるでイルミネーションのような高級感が生まれます。また、最近のトレンドとして、セリアなどで売っている「琥珀糖ミックス」や市販の琥珀糖を使って、宝石のようなカラフルな輝きをプラスするのも人気です。透明感のある琥珀糖は、氷や雪の結晶のような美しさを演出してくれます。
そして、最も使えるアイテムが「粉砂糖(溶けないタイプ)」です。茶漉しを使ってケーキ全体に雪を降らせるように振りかければ、クリームの塗りムラやスポンジの焦げ目など、隠したい部分を全て「雪景色」として美しくカバーしてくれます。これぞ、失敗をなかったことにする魔法の粉です!
子どもとかわいいクリスマスケーキの手作りを楽しもう
2025年のクリスマスは平日だからこそ、頑張りすぎない「ミニョン」な手作りケーキがぴったりです。
お店で買うケーキは確かに美しくて美味しいですが、家中に甘い香りが漂い、子どもと一緒に「サンタさんの目はどこにする?」「クリームつまみ食いしちゃおう!」なんて言いながら作った時間は、どんな高級なケーキよりも温かくて、素敵な思い出になるはずです。形が少しいびつでも、クリームがはみ出していても、それは家族で作った証であり、世界に一つだけの最高のケーキです。
今年のクリスマスは、ぜひお子さんと一緒にキッチンに立って、笑顔溢れるケーキ作りを楽しんでみてくださいね。
