こんにちは。リヴェルニーお菓子店、運営者のあきらです。街がイルミネーションで輝き始めると、そろそろ気になりだすのがクリスマスの準備ですよね。「今年のクリスマスケーキはどうしよう?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。特に、クリスマスケーキを有名パティシエの作る極上の一品にしたいけれど、忙しくてお店に行く時間がないという方にとって、通販はまさに救世主です。ピエール・マルコリーニやル・ショコラ・アラン・デュカスといった憧れのブランドから、セバスチャン・ブイエやトシ・ヨロイヅカなどの実力派、そしてピエール・エルメ・パリのような巨匠の味まで、自宅にいながらにして予約できるなんて夢のようですよね。この記事では、そんな皆様の「失敗したくない」という思いに寄り添い、通販で手に入る珠玉のクリスマスケーキ情報をまとめてご紹介します。
- 2025年のトレンドを押さえた有名パティシエの配送ケーキがわかる
- 冷凍配送でも味が落ちない最新技術を使ったケーキの選び方がわかる
- 人気ブランドごとの特徴や「崩れない」ための工夫が理解できる
- 予約開始時期や完売必至の限定品情報を先取りできる
有名パティシエのクリスマスケーキ通販2025
「有名店のケーキは美味しいけれど、お店まで取りに行くのが大変…」「近くに店舗がないから諦めていた」そんな悩みも、近年の冷凍技術の進化と配送サービスの充実で過去のものになりつつあります。かつては「冷凍ケーキ=味が落ちる」というイメージがありましたが、今やトップパティシエたちが「冷凍だからこそ表現できる口溶け」を追求し、店舗販売品を凌駕するクオリティのケーキが登場しています。ここでは、名前を聞くだけで心が躍るようなトップパティシエたちが手掛ける、2025年の通販可能なクリスマスケーキを、その魅力と共に深掘りしてご紹介します。
ピエール・マルコリーニの予約
ベルギー王室御用達のショコラティエ、ピエール・マルコリーニ。彼が手掛けるクリスマスケーキは、毎年予約開始とともに争奪戦になるほどの圧倒的な人気を誇ります。2025年のコレクションテーマは「Rêveries Art Déco(アール・デコ幻想)」。幾何学模様が美しい、芸術作品のような「ノエル ドゥ ピエール 2025」が登場しています。濃厚なチョコレートムースに、香ばしいヘーゼルナッツのプラリネやキャラメルを合わせた構成は、カカオを知り尽くした彼ならではの重層的な味わいです。
通販(配送)に関してですが、メインの生ケーキは非常に繊細なグラサージュやデコレーションが施されているため、公式オンラインショップでは「店舗受取予約」が基本となっています。しかし、諦めるのはまだ早いです。例年、一部の百貨店オンラインストアでは、配送に対応した「アイスケーキ」や、シュトーレン、そしてアドベントカレンダーといったクリスマスアイテムが取り扱われるケースがあります。
特に「シュトーレン」は、赤ワインに漬け込んだドライフルーツをふんだんに使用しており、配送でもその芳醇な香りが損なわれないため、遠方のファンの方には特におすすめのお取り寄せアイテムです。
予約は10月上旬から順次開始されますが、配送可能なアイテムは数が限られているため、公式サイトだけでなく、高島屋や三越伊勢丹などの百貨店サイトも横断的にチェックすることをお勧めします。
ル・ショコラ・アラン・デュカスの味
フレンチの巨匠、アラン・デュカスが手掛けるショコラ専門店、ル・ショコラ・アラン・デュカス。ここのケーキは、単なる甘いお菓子ではなく、カカオの産地や焙煎にまでこだわり抜いた「料理」のような奥深さが魅力です。パリの工房でカカオ豆から作られたクーベルチュールを使用しており、一口食べた瞬間に広がる香りの強さが違います。
通販においては、高島屋オンラインストアなどで限定販売される「ガトー・ショコラ・ノワゼット」などが狙い目です。幾何学的なデザインが施されたスタイリッシュなビジュアルは、大人のクリスマスを演出するのにぴったり。カカオの香ばしさとヘーゼルナッツの食感が重なり合う味わいは、解凍しても損なわれない滑らかな口溶けを実現しています。冷凍配送とは思えないクオリティに、食べた人誰もが驚くはずです。
冷凍ケーキを美味しく食べるコツは、冷蔵庫でしっかりと時間をかけて解凍すること。特にガナッシュが多用されているケーキは、食べる30分ほど前に常温に戻すと、よりカカオの香りが立ち上がります。
ピエール・エルメ・パリの冷凍配送
「パティスリー界のピカソ」と称されるピエール・エルメ・パリは、通販ケーキのクオリティを底上げした立役者の一人です。特筆すべきは、配送(移動)を前提に作られた「ノマド」シリーズです。これは単に既存のケーキを冷凍したものではなく、配送時の振動や温度変化に耐えうるよう、レシピや構造を根本から見直して開発された配送専用のケーキなのです。
2025年の注目は、代表作である「イスパハン(バラ・ライチ・フランボワーズ)」を再構築した「チーズケーキ イスパハン」や「ノマド イスパハン」です。バラの芳醇な香り、ライチの瑞々しさ、フランボワーズの酸味が、濃厚なチーズケーキやムースと一体となり、冷凍配送とは思えないフレッシュ感を楽しめます。解凍時間を計算して、食べる前日から冷蔵庫でゆっくり解凍することで、店舗で食べるのと変わらない、いや、馴染むことでそれ以上の美味しさを体験できるかもしれません。
セバスチャン・ブイエの限定品
遊び心あふれるスイーツで人気のセバスチャン・ブイエ。リヨンと東京を行き来する彼ならではの、クラシックなフランス菓子に日本人の好みを合わせた繊細かつユニークなケーキが特徴です。口紅型のチョコレートなど、コスメをモチーフにしたショコラで有名ですが、クリスマスケーキもビジュアルインパクトが抜群です。
伊勢丹新宿店などで限定販売されることが多いですが、近年はオンラインでの予約枠も増えています。特に、フルーツの形を模したケーキや、鮮やかな赤色のグラサージュがかかったムースケーキは、テーブルに置いた瞬間に歓声が上がること間違いなし。冷凍配送対応のケーキが登場した場合、そのフォトジェニックな見た目からSNSですぐに話題となり、即完売することも珍しくありません。予約開始日の午前中にはスタンバイしておきたいブランドの一つです。
トシ・ヨロイヅカの監修ケーキ
テレビなどでもおなじみのトシ・ヨロイヅカ(鎧塚俊彦シェフ)。「素材そのものよりも美味しく」を哲学とする彼の作るケーキは、自社農園でカカオを栽培するほどのこだわりが詰まっており、力強くも繊細な味わいが特徴です。
通販では、百貨店のカタログギフトやオンラインストア向けに監修した冷凍ケーキが多く展開されており、比較的手に入りやすいのが嬉しいポイントです。2025年は「マニフィークショコラ」など、チョコレートとキャラメル、あるいはフルーツを組み合わせた、配送でも崩れにくいムース主体のケーキがラインナップされています。カカオの苦味と甘みのバランスが絶妙で、甘すぎるのが苦手な男性や、ワインと一緒に楽しみたい大人の方にも自信を持っておすすめできます。
エコール・クリオロの糖質制限
サントス・アントワーヌシェフ率いるエコール・クリオロは、ネット通販スイーツのパイオニア的存在であり、その技術力は業界内でも定評があります。ここの最大の強みは、「解凍後の食感」を徹底的に計算したレシピ開発と、なんといっても「糖質制限ケーキ」のクオリティの高さです。
「スリム・ピスターシュ」や「スリム・ショコラ」など、糖質を大幅にカットしつつも、フランス産の高級チョコレートやピスタチオを使用することで、普通のケーキと変わらない、いやそれ以上の満足感を実現しています。「クリスマスケーキは食べたいけれど太りたくない」「食事制限中の家族がいる」という方にとって、クリオロのケーキはまさに福音。独自の冷凍技術で解凍後のスポンジのパサつきや水っぽさが全くないのも、私がリピートし続ける理由の一つです。
パティシエエスコヤマの配送ケーキ
兵庫県三田市にある「お菓子のテーマパーク」、パティシエ エス コヤマ。小山進シェフの妥協なきこだわりが詰まったケーキは、関西以外だとなかなか食べる機会がありませんが、通販なら全国どこでもその味を楽しめます。
生クリームをたっぷり使ったデコレーションケーキ「生クリームデコレーション」などは、鮮度重視のため店頭受取のみの場合が多いですが、ガッカリしないでください。
冬のギフトカタログや百貨店オンラインでは、「蒸し焼きショコラ」や濃厚な「チーズケーキ」、あるいは配送専用に開発された「ブッシュ・ド・ノエル」系のケーキが登場することがあります。特にチョコレート系のケーキは、小山シェフが世界的なコンクールで数々の賞を受賞している分野だけあり、その味は折り紙付き。阪急百貨店などのサイトをこまめにチェックし、配送可能なアイテムを見逃さないようにしましょう。
通販で選ぶ有名パティシエのクリスマスケーキ
後半では、フランスの巨匠だけでなく、国内の実力派パティシエや、地域で愛される名店の味を通販で楽しむためのラインナップをご紹介します。どのお店も「配送で届ける」ことを前提に、崩れにくさと美味しさを両立させた素晴らしいケーキを用意していますよ。
モンサンクレールのティラミス
辻口博啓シェフがオーナーシェフを務める自由が丘のモンサンクレール。世界的なコンクールで数々の優勝経験を持つシェフのケーキは、まさに芸術品です。2025年のクリスマス配送ケーキとして注目なのが、「ノエルティラミス」や、代表作「セラヴィ」の冷凍配送バージョンです。
特にティラミスは、コーヒーシロップを染み込ませたビスキュイと、濃厚なマスカルポーネムースの層が美しく、解凍具合によってアイスケーキのようなシャリッとした食感から、とろけるようなクリーミーなムースまで、変化を楽しめるのが魅力です。また、高島屋限定などで登場する「ピスタチオ」を使ったケーキも人気。辻口シェフのケーキは軽やかで繊細な甘さが特徴なので、ディナーの後でもペロリと食べられてしまいます。
メゾン・ジブレーのアイスケーキ
江森宏之シェフのメゾン・ジブレーは、フルーツとアイスケーキ(アントルメグラッセ)の専門店として有名です。クリスマスケーキといえばスポンジケーキが一般的ですが、暖房の効いた部屋で食べる冷たいアイスケーキは格別なんですよ。
「木苺のシャルロット」や「フリルフロマージュ」など、まるで花束のような華やかなデコレーションのアイスケーキは、冷凍庫で保存がきくため、賞味期限を気にせず好きなタイミングで食べられるのが最大のメリット。また、アイスケーキは通常のケーキよりも物理的に硬いため、配送時の型崩れリスクが極めて低いという点でも通販初心者の方におすすめです。フルーツの産地にもこだわる江森シェフならではの、果実味溢れるジューシーなアイスケーキをぜひ体験してみてください。
アトリエアニバーサリーの華やかさ
ウェディングケーキも手掛けるアトリエ アニバーサリーのケーキは、とにかく「可愛い!」の一言に尽きます。デコレーションの華やかさ、細工の細かさは通販ケーキの中でも群を抜いています。
独自の冷凍技術と、ケーキを動かないように固定する特殊な梱包ノウハウを持っており、繊細なクリームの絞りやデコレーションを保ったまま届けてくれます。「ファンタジークリスマス」のような、おとぎ話の世界から飛び出してきたようなデザインのケーキは、お子様のいるご家庭や、SNS映えを狙いたい女子会で盛り上がること間違いなしです。食べるのがもったいなくなるような美しさですが、味もショートケーキベースで誰からも愛される王道の美味しさです。
アンヴデットのスクランブル限定
清澄白河に本店を構えるアンヴデット(EN VEDETTE)。森大祐シェフの作るケーキは、四角いフォルムやスタイリッシュでモダンなデザインが特徴です。
渋谷スクランブルスクエア店などでの店頭受取予約がメインになりがちですが、一部のチョコレートケーキや、バウムクーヘン「リーヴルクーヘン」のクリスマス限定セットなどは配送に対応していることがあります。もし配送の生ケーキが見当たらない場合は、日持ちのする焼き菓子セットをクリスマスギフトとして取り寄せたり、シュトーレンを選んだりするのも素敵です。洗練されたパッケージデザインは、感度の高い方へのギフトとしても最適です。
ラ・ブティック・ドゥ・ユキノシタカマクラの苺
鎌倉の人気店、ラ・ブティック・ドゥ・ユキノシタ カマクラ。こだわりの素材を使ったケーキは、シンプルながらも素材の力強い味わいが魅力です。
通販では、冷凍配送専用に開発されたムースケーキやタルトがラインナップされることがあります。特にフルーツを使ったケーキは、冷凍すると水分が出てしまいがちですが、こちらのブランドではジュレやジャムに加工することで旨味を凝縮させ、解凍後も水っぽくならないよう工夫されています。「フレーズジュエリーノエル」のような、苺の美味しさを最大限に引き出したケーキは、鎌倉の風を感じさせるような上品な味わいです。
パティスリーレザネフォールの伝統
恵比寿にお店を構えるパティスリー レザネフォール。菊地賢一シェフは、フランスの伝統菓子を現代風にアレンジする名手です。
ブランド名の「レザネフォール」とは「狂乱の時代(1920年代)」を意味し、クラシックモダンな世界観がケーキのデザインや味わいにも反映されています。
通販で取り扱われるショコラ系のケーキやシュトーレンは、しっかりとした骨太な味わいで、ワインやシャンパンともよく合います。東急百貨店などで取り扱われることのある「フルールドノエル」など、シックで重厚感のあるデザインのケーキは、落ち着いた大人のクリスマスを楽しみたい方におすすめのブランドです。
有名パティシエのクリスマスケーキ通販まとめ
ここまで、クリスマスケーキ 有名パティシエ 通販というテーマで、2025年のおすすめブランドをご紹介してきました。技術革新により、今や「冷凍=妥協」ではなく、「冷凍=美味しさを閉じ込める技術」へと進化しています。
| ブランド | おすすめポイント | 通販のコツ |
|---|---|---|
| ピエール・エルメ | 圧倒的なブランド力と完成度 | 「ノマド」シリーズなど配送専用品を選ぶ |
| クリオロ | 糖質制限でも美味しい | 解凍時間をしっかり守る(冷蔵庫でゆっくり) |
| メゾン・ジブレー | アイスケーキの専門店 | 冷凍庫のスペースを事前に確保しておく |
| トシ・ヨロイヅカ | 素材の味を活かした濃厚さ | 百貨店オンラインをチェックする |
また、冷凍技術の進化については、農林水産省も注目する「CAS冷凍」などの新技術が寄与しています。これにより、作りたての細胞組織を壊さずに食卓まで届けることが可能になっているのです(出典:農林水産省『細胞の損傷を抑えた冷凍法とは?』)。
最後に、通販でクリスマスケーキを注文する際の鉄則をお伝えします。それは「到着日を食べる前日に設定すること」です。配送の遅延リスクを避けるためと、冷蔵庫でじっくり10時間程度かけて解凍する時間を確保するためです。急いで常温で解凍すると結露が出てしまい、味も見た目も損なわれてしまいます。
正確な予約期間や在庫状況は、各公式サイトや百貨店の販売ページをご確認くださいね。皆様の2025年のクリスマスが、素敵なケーキと共に最高の思い出になることを願っています。
