ケーキトッパー手作りは100均で!おしゃれで簡単な作り方ガイド

こんにちは。リヴェルニーお菓子店、運営者のあきらです。

大切な人の誕生日や推し活の記念日など、ケーキを華やかに飾りたいけれど「市販のものは高いし、イメージ通りのものが見つからない」と悩んだことはありませんか。そんな時に頼りになるのが、私たちが大好きなダイソーやセリアといった100円ショップです。「ケーキトッパー 手作り 100均」と検索してたどり着いた皆さんは、きっとコストを抑えつつも、オリジナリティあふれる素敵なデコレーションを作りたいと考えているはずです。実は、少しの工夫と選び方次第で、100均の材料とは思えないほどクオリティの高いトッパーが作れるんですよ。今回は、不器用さんでも失敗しないアイデアをたっぷりとお届けします。

  • ダイソーやセリアで手に入るトッパー作りに最適な神アイテムと選び方
  • マスキングテープやワイヤーを使った基本の作り方とプロ級アレンジ
  • 推し活に欠かせない硬質ケースを使った祭壇のようなデコレーション術
  • 竹串を隠して衛生面もクリアするプロのような仕上がりの裏技
目次

ケーキトッパーの手作りは100均で!おしゃれな実例

100円ショップのハンドメイドコーナーを歩いていると、「これもケーキ飾りに使えるかも!」という発見がたくさんありますよね。まずは、手作りケーキトッパーの基本となる材料選びと、初心者の方でもすぐに真似できるおしゃれな実例をご紹介します。身近なアイテムが、特別な日の演出に変わる瞬間を楽しみましょう。

ダイソーやセリアで揃う人気材料

私がよくパトロールするダイソーセリア、そしてキャンドゥには、それぞれ「トッパー作り」において得意な分野があります。これを知っておくだけで、買い出しの効率がグンと上がりますよ。

まず、土台となる「竹串」や「ワイヤー」などの基礎資材は、容量が多いダイソーで揃えるのがおすすめです。特にアルミワイヤーは太さのバリエーションが豊富で便利です。一方で、デザイン性を重視するならセリアが強いですね。アンティーク調のピックや、ウィリアム・モリス柄のデザインペーパーなど、「本当に100円?」と驚くようなおしゃれな素材が見つかります。

ショップ名特徴・おすすめポイント狙い目アイテム
DAISO(ダイソー)圧倒的な商品数とコスパ。 基礎工事系の材料が豊富。大容量竹串、アルミワイヤー、グルーガン(200円)、ラミネートフィルム
Seria(セリア)「DIY」「手作り」に特化。 デザイン性が高くおしゃれ。デザインペーパー、レースシール、推し活コーナーの硬質ケースデコパーツ
Can Do(キャンドゥ)トレンドへの反応が早い。 推しカラー展開が豊富。カラー別のリボン、背景ボード、コラボ系ステッカー

購入リストの例(基本セット)

  • 竹串・爪楊枝:長めのものが使いやすいです。焼き鳥用などが便利。
  • マスキングテープ:3色ほど同系色で揃えると統一感が出ます。
  • グルーガン:接着の必須アイテム。ダイソーなどでは200円商品の場合もありますが、一本持っておくと便利です。
  • 厚紙・画用紙:印刷や土台に使います。ペラペラのコピー用紙ではなく厚口を選びましょう。

初心者でも簡単な作り方の手順

いきなり作り始めるのではなく、まずは完成イメージを持つことが大切です。以下の3ステップで進めると失敗が少ないですよ。

  1. デザインを決める:作りたい文字や形を紙に描くか、スマホで画像検索してスクショしておきます。「どんな雰囲気にしたいか」を固めるのが最初の一歩です。
  2. 土台を作る:竹串やワイヤーで骨組みを作ります。ケーキに刺す部分の長さを確保することを忘れずに。
  3. 装飾する:紙やリボン、シールを貼り付けて仕上げます。ここで個性を爆発させましょう!

特に重要なのは、ケーキのサイズとのバランスです。トッパーが大きすぎるとケーキが崩れてしまうことがあるので、あらかじめ定規でサイズ感を確認しておきましょう。5号ケーキなら幅10cm以内、など目安を決めると良いですね。

マスキングテープで作るフラッグ

一番手軽で、かつ「パーティー感」が出るのがフラッグガーランド(旗)です。用意するのは、竹串2本とタコ糸(またはツイストリボン)、そしてお好みのマスキングテープだけ。

作り方はとてもシンプルです。まず、2本の竹串の上部に糸を結びつけて橋渡しをします。そこにマスキングテープを二つ折りにするようにして、糸を挟んで貼っていきます。等間隔に貼ったあと、テープの先をハサミで三角形や燕尾(えんび)型にカットすれば完成です。

あきらのワンポイントアドバイス 糸をピンと張るよりも、少し「たわませる(Catenary curve)」と、重力に従った自然で優しい雰囲気になります。テープの色選びで迷ったら、「ベースカラー70%、サブカラー25%、アクセントカラー5%」の法則を思い出してください。例えばパステルピンクと白を基調にしつつ、一本だけゴールドのテープを入れると、全体が引き締まって高見えしますよ。

ワイヤーで名前や数字を作る方法

インスタグラムなどでよく見かける、筆記体のおしゃれな文字。実はこれも100均のワイヤーで作れます。使用するのは、手で簡単に曲げられるアルミワイヤーがおすすめです。スチール製だと硬くて指が痛くなるので注意してくださいね。

コツは、あらかじめ紙に書きたい文字(NameやHappy Birthdayなど)を実寸大で書き、それを下書きにしてワイヤーを沿わせていくことです。「一筆書き」を意識すると綺麗に繋がります。ラジオペンチがあると細かい部分も綺麗に曲げられますが、100均のアルミワイヤーなら指先だけでも十分形になります。最後に竹串に巻き付けて固定すれば、オリジナルのネームトッパーの出来上がりです。

おしゃれな無料テンプレート活用

「文字を書くのも、ワイヤーを曲げるのも苦手…」という方は、文明の利器「プリンター」を使いましょう!ネット上には「Cake Topper Template Free」と検索すると、たくさんの無料素材があります。

ここでの最大のポイントは、普通のコピー用紙ではなく、100均で売っている「インクジェット用厚紙」「写真光沢紙」に印刷することです。普通紙だとインクを吸ってふやけてしまい、ペラペラで安っぽく見えてしまいます。厚紙に印刷したイラストを切り抜き、裏に爪楊枝をテープで貼るだけで、売り物のようなトッパーになりますよ。さらに立体感を出したい場合は、同じ形に切った紙を、厚みのある両面テープ(スポンジタイプ)で重ね合わせると影が落ちてリッチな仕上がりになります。

1歳の誕生日に映える飾り付け

初めてのお誕生日、1stバースデーは気合が入りますよね。100均の「木製アルファベット」や「ナンバーキャンドル」をアレンジするのが人気です。

最近のセリアやダイソーには、木製の「ONE」という切り文字や、ナチュラルな雰囲気の数字オブジェが売っています。これをそのまま使っても可愛いですが、100均のアクリル絵の具でゴールドやシルバーに塗ると、一気にスタジオ撮影のような高級感が出ます。筆で塗るのが面倒な場合は、スプレー塗料を使うとムラなく仕上がりますが、必ず屋外で行ってくださいね。

注意点

塗料を使用したアイテムをケーキに乗せる際は、塗料が食品に付着したり口に入ったりしないよう、食品接触部分をラップで巻くか、直接触れないように工夫してください。

クレイケーキに合わせるアイデア

本物のケーキだけでなく、撮影用の「クレイケーキ(粘土ケーキ)」を作る方も増えていますよね。クレイケーキは土台が発泡スチロールや紙箱なので、重さのあるトッパーでもしっかり刺さるのがメリットです。

100均の造花(アーティフィシャルフラワー)を短く切って花束のようにまとめたり、大きなリボンを飾ったりと、ボリュームのある装飾にも挑戦してみてください。生クリームで汚れる心配がないので、思い切ったデザインが楽しめます。ドライフラワーを使う場合は、花落ち防止のスプレー(100均のヘアスプレーでも代用可)を軽くかけておくと長持ちしますよ。

ケーキトッパーの手作りを100均で極めるプロのコツ

ここからは、さらにクオリティを上げて「これ本当に手作り!?」と驚かれるような、ワンランク上のテクニックをご紹介します。推し活での祭壇作りや、写真映えを意識する方には特におすすめの情報です。

推しの写真を硬質ケースで飾る

推し活(オタ活)で定番なのが、推しの写真やアクリルスタンドをケーキに飾ること。でも、大切なグッズをクリームで汚したくはないですよね。そこで活躍するのが「硬質カードケース(硬質ケース)」です。

トレーディングカードや写真を硬質ケースに入れたら、その周りをデコレーションします。これが現代の「祭壇」作りの基本です。100均のフリルテープやレースリボンをグルーガンでケースの周囲に接着し、ロココ調やゴシック調の世界観を演出しましょう。四隅(コーナー)にパールシールやビジューを配置すると、視線が中央の写真へ誘導されます。裏面にグルーガンで竹串を固定し、フェルトなどで裏打ちして隠せば、推しを汚さずにケーキの頂上に降臨させることができます。

竹串を隠すラッピングの技術

手作りトッパーで一番「素人感」が出てしまうのが、実は「竹串が丸見え」なことなんです。ここを丁寧に処理するだけで、仕上がりが劇的に変わります。

おすすめは、竹串をマスキングテープで巻いたり、おしゃれなペーパーストローの中に竹串を通してしまう方法です。また、折り紙や可愛い包装紙を竹串にクルクルと巻き付けて「衣装」を着せてあげるのも素敵です。紙の左右の角を揃えて、竹串を中心にして折り目をなぞるように巻いていくと、シワにならず美しく仕上がります。まるでキャンディの棒のように可愛く演出することで、写真に写り込んだ時の残念感がなくなります。作り手の愛情は、こうした細部に宿るものですよね。

印刷した紙を補強するテクニック

紙製のトッパーは、時間が経つとケーキの水分やクリームの油分を吸ってフニャフニャになってしまうことがあります。これを防ぐには、ラミネート加工が最強です。

100均には、専用の機械がなくても手で貼れる「セルフラミネートフィルム」が売っています。印刷した紙を挟んで空気を抜き、余白を少し残してカットするだけ。これで耐水性が上がり、クリームに直接刺しても安心です。光沢感も出て、より市販品っぽくなりますよ。ラミネートがない場合は、透明な梱包用テープ(OPPテープ)を両面に貼って切り抜くだけでも、簡易的な防水加工になります。

ウェディング風の高見えアレンジ

結婚式のウェルカムスペースや、二次会のケーキ用なら、少し大人っぽいアレンジにしたいですよね。キーワードは「ゴールド」と「カリグラフィー」です。

厚紙をカリグラフィーフォントの形に切り抜き、100均のゴールドスプレーで塗装すると、金属のような重厚感が出ます。また、パールビーズをテグスに通してトッパーの周りに垂らしたり、トレーシングペーパーを使って透け感を出したりするのも、上品でウェディングらしい演出になります。セリアにある「エンボスシール」などは、貼るだけで浮き出し加工のような高級感が出るので、ぜひ探してみてください。

プラ板を使った透明感ある装飾

子供の頃に遊んだ「プラ板」も、実は優秀なトッパー素材です。特にセリアなどで売っている「インクジェットプリンター対応プラ板」を使えば、好きな画像や文字を印刷して焼くだけで、透明感のあるアクリル風トッパーが作れます。

このプラ板には「半透明タイプ」と「ホワイトタイプ」がありますが、アクリルキーホルダーのような透け感を出したいなら半透明タイプがおすすめです。印刷する際は、必ず「左右反転」させて印刷するのがプロのコツ。焼いた後にインク面が裏側にくるようにすることで、表から見た時にガラス越しのような綺麗な仕上がりになります。

注意点

プラ板は焼くと約1/4程度のサイズに縮みます。印刷するデータは、作りたいサイズよりもかなり大きく作っておく必要があります。また、加熱直後は非常に熱いので、火傷には十分注意してください。重石(本など)で挟んで平らにする工程も忘れずに!

不器用な人向けのシール活用術

「どうしても作るのが面倒!」「時間がなくて焦っている」という日は、シールに頼りましょう。大きめのフレークシールや、厚みのあるステッカーを用意します。

同じ形のシールを2枚用意し、間に爪楊枝を挟んで貼り合わせる。たったこれだけで、両面可愛いミニトッパーの完成です。文字を書く必要も、ハサミを使う必要すらありません。これなら、小さなお子様と一緒に楽しみながら作ることができますね。キラキラのホログラムシールなどを使えば、手抜き感ゼロの仕上がりになります。

ケーキトッパーの手作りを100均で楽しむ総括

ここまで、たくさんのアイデアをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。100円ショップのアイテムは日々進化していて、私たちの「作りたい!」という気持ちを強力にサポートしてくれます。

大切なのは、完璧に作ることよりも、お祝いする相手や推しのことを想いながら作る「時間そのもの」だと私は思います。多少形がいびつでも、手作りならではの温かみは必ず伝わります。「ケーキトッパー 手作り 100均」の工夫で、世界に一つだけの素敵なケーキを完成させてくださいね。

免責事項:食品衛生について

本記事で紹介した材料(画用紙、マスキングテープ、ワイヤー、プラ板、塗料など)の多くは、本来「食品用」として製造されたものではありません。竹串やストローなど、食品に直接触れる部分は清潔なものを使用し、塗装や接着剤、ラメなどが食品に混入しないよう十分にご注意ください。

食品用器具や容器包装の安全性に関しては、厚生労働省による「ポジティブリスト制度」などの基準が存在します。食品に直接接触させる素材を選ぶ際は、食品衛生法に適合したものを選ぶか、食品用ラップフィルムで保護するなどの対策を強く推奨します。 (出典:厚生労働省『食品用器具・容器包装のポジティブリスト制度について』)

衛生面や安全性については、ご自身の判断と責任のもとで作成・使用をお願いいたします。

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