こんにちは。リヴェルニーお菓子店、運営者のあきらです。

最近、テレビのニュースやSNSのタイムラインを見ていると、「スーパーからお米が消えた」「令和の米騒動だ」といった話題を本当によく目にしますよね。私たちの住む愛知県でも例外ではなく、いつものようにイオンへ買い物に行ったらお米コーナーの棚がガランとしていて、思わず「えっ、本当にないの？」と立ち尽くしてしまった…そんな経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。地震や台風といった自然災害への備え、あるいは将来的な食糧危機への漠然とした不安から、「今のうちに備蓄米を確保しておきたい」と考えるのは、家族を守る立場として当然の心理だと思います。

でも、焦って買いに行っても空振りだったり、ネット上の不確かな情報に振り回されたりと、なかなか思うようにいかないことも多いですよね。「イオンのお米の入荷時間は結局いつが狙い目なの？」「5kgのお米の値段、最近どれくらい値上げされたの？」「愛知県の米不足はいつまで続く見通しなの？」「一家族一点の購入制限はまだあるの？」など、知りたいことは山積みです。もし精米が手に入らなくても、パックご飯の箱買いやネットスーパーを駆使するなど、私たちにできる対策は意外とたくさん残されています。この記事では、愛知県内のイオンの現場の空気感と、明日から実践できる賢い備蓄のポイントを、私自身の視点で詳しくまとめてみました。

• 愛知県内のイオン各店における、リアルな米の在庫状況と今後の回復傾向
• 備蓄用として優秀なトップバリュ製品の選び方や、パックご飯・アルファ米の活用術
• 競争率の高いお米を確実に手に入れるための「来店時間の法則」と「ネットスーパー攻略法」
• 価格高騰が続く中で、少しでもコストを抑えて備蓄米を揃えるための具体的なアイデア

愛知県のイオンにおける備蓄米の在庫と販売状況

まずは現状把握から始めましょう。私たちが普段の生活で頼りにしている愛知県内のイオン（例えば、イオンモール熱田やナゴヤドーム前、岡崎、常滑、木曽川などの主要店舗を含め）で、実際にお米売り場がどのような状況になっているのか、詳しくレポートしていきます。店舗の規模や立地条件によって多少の差はありますが、全体的な傾向を掴んでおくことで、「せっかく行ったのに買えなかった」という徒労感を減らせるはずです。

愛知県でも米不足はいつまで続くか現状を解説

「このお米不足、一体いつまで続くんだろう？」「もう一生、以前のように安く買える日は来ないのかな…」そんな不安な声をよく耳にします。愛知県内のイオン各店を定期的にチェックしたり、流通のニュースを追いかけたりしていると、新米の収穫と流通が本格化したことで、状況は確実に、そして徐々に回復傾向にあると感じています。

一時期、夏場の終わり頃に見られたような「どの店に行ってもお米コーナーが完全に空っぽ」「玄米すら残っていない」という異常事態は、多くの店舗で解消されつつあります。新米のシールが貼られた袋が棚に並んでいる光景も戻ってきました。ただ、以前のように「いつでも好きな銘柄が山積みになっていて、選び放題」という状態に完全に戻ったかというと、まだそこまでは至っていないのが正直なところですね。必要な分は買えるけれど、夕方に行くと選べる種類が極端に少なかったり、広告の品などの特売商品が午前中に売り切れてしまったりと、需給バランスがまだ少し不安定な時期と言えるでしょう。完全に元通りになるには、もう少し時間がかかるかもしれません。

新米入荷後の品薄リスクと在庫回復の傾向

新米が続々と入荷し始めて在庫は回復してきましたが、それでもまだふとした瞬間に「品薄」と感じることがあります。特に注意が必要なのが、台風の接近や大きな地震の発生といった災害予報が出た直後のタイミングです。

愛知県民は南海トラフ地震への警戒感などから防災意識が高い方が多いため、何かあると反射的に「備蓄しなきゃ」という心理が働き、一気に買い込みが起こる傾向があります。普段は在庫が潤沢にある店舗でも、災害ニュースが流れた翌日には棚がスカスカになってしまう現象が散見されます。また、イオン恒例の「お客様感謝デー（20日・30日）」などの特売日も要注意です。やはり「少しでも安く買いたい」という思いは皆さん同じですから、競争率が跳ね上がります。普段は在庫があっても、こういった特定のタイミングでは一時的に品薄になるリスクがあることを理解し、平日の何でもない日を狙うなどの工夫が必要ですね。

米5kgの値段相場と値上げへの対策を知る

お米の値段、正直なところかなり上がりましたよね…。私もスーパーに行くたびに値札を見て、「あれ？去年はこれ、もっと安かったはずだよね？」と心の中でつぶやいてしまいます。昨今の肥料代、燃料費、輸送費の高騰、さらには人件費の上昇などが複雑に絡み合い、以前と比べると全体的に価格帯が一段階も二段階も上がっているのが現状です。

現在の価格目安（愛知県内イオン）
愛知県内のイオンの店頭価格を見ていると、5kgのお米でおおよそ2,000円台後半〜3,000円代前半がメインの相場になっているようです。

以前は特売で1,500円〜1,800円程度で買えていたような銘柄でも、今は2,500円を超えていることが珍しくありません。「備蓄はしたいけれど、家計へのダメージが大きすぎる」と悩むところですが、こればかりは世界的な情勢も影響しているので、ある程度の値上げは「必要経費」として受け入れる心の準備が必要かもしれません。その分、後述する「安い銘柄を選ぶ」「ポイントを活用する」といった対策で賢く乗り切っていきましょう。

一家族一点などの購入制限があるか確認する

在庫が不安定な時期や、特売日などで混雑が予想される日には、多くの店舗で「一家族様一点限り」といった購入制限のポップを見かけることがあります。これは、特定の人が大量に買い占めてしまうのを防ぎ、できるだけ多くの地域の方にお米を行き渡らせるための、お店側の苦肉の策であり配慮ですね。

時々、ご夫婦やご家族で来店されて、レジで別々に会計をして「2袋買おう」としている方を見かけることもありますが、他のお客さんの視線も気になりますし、モラルの観点からもお店のルールに従うのが大切かなと思います。「みんなで分け合う」という意識を持つことが、パニックを防ぐ一番の特効薬ですからね。最新の制限状況については、店舗の入り口にある掲示板や、お米売り場の棚に貼られたポップで確認できます。また、事前に知りたい場合は、イオンの公式アプリ「イオンお買物アプリ」などでチラシ情報をチェックすると、制限に関する記載があることも多いのでおすすめです。

パックご飯の箱買いで長期保存に備える方法

「精米（普通のお米）が手に入りにくい」「炊飯の手間を省きたい」「もっと長期的な備蓄を考えたい」という時に、強力な味方になってくれるのが「パックご飯」です。イオンでは、このパックご飯の箱買い（ケース販売）が常時行われており、備蓄派のユーザーから熱い支持を集めています。

パックご飯の最大のメリットは、何と言っても常温で長期間保存できることです。商品にもよりますが、半年から1年程度持つものが多いので、ローリングストック（回転備蓄）のベースとして非常に優秀です。もし災害で電気・ガス・水道といったライフラインが止まってしまっても、カセットコンロでお湯さえ沸かせば湯煎で温められますし、最悪の場合は加熱しなくても食べられないことはありません。精米との比較を表にまとめてみました。

項目	精米（通常のお米）	パックご飯
賞味期限	精米後1〜2ヶ月（推奨）	約6ヶ月〜1年
調理の手間	研ぐ・炊飯が必要	レンジか湯煎で2分程度
水の使用	炊飯に水が必須	湯煎用の水のみ（再利用可）

「お米がない！」と焦る前に、パックご飯を1ケース（12個入りや24個入りなど）備蓄しておくだけで、心の余裕が全然違いますよ。普段の忙しい時の食事用としても使えるので、無駄になることがありません。

防災コーナーにあるアルファ米の特徴と売り場

食品売り場のお米コーナーだけでなく、ぜひ足を運んでチェックしてほしいのが「防災用品コーナー」や、季節ごとの特設会場にある「暮らしの品」売り場です。ここには、さらに長期保存に特化した「アルファ米」が置かれています。

アルファ米のすごいところ

• 圧倒的な賞味期限：製造から3年〜5年という長期間の保存が可能です。一度買えば数年は安心できます。
• 調理がとにかく簡単：お湯なら約15分、水なら約60分注ぐだけで、ふっくらとしたご飯に戻ります。
• 軽量コンパクト：乾燥状態なので非常に軽く、避難用持ち出し袋に入れてもかさばりません。

尾西食品のアルファ米や、サタケのマジックライスといった商品が有名ですね。最近のアルファ米は技術の進歩ですごく美味しくなっていて、白米だけでなく、五目ご飯やドライカレー、エビピラフなど味のバリエーションも豊富です。普段の食事用というよりは、万が一の避難生活用としてストックしておくのがおすすめ。一般的なスーパーよりも、イオンのような大型GMS（総合スーパー）の方がこういった防災食品の品揃えは圧倒的に豊富なので、買い物ついでに一度売り場を覗いてみてください。

備蓄に適したトップバリュ製品の賢い選び方

イオンで備蓄米を選ぶなら、やっぱりプライベートブランド（PB）である「トップバリュ」を活用しない手はありません。大手メーカーやナショナルブランドのお米に比べて広告費などが抑えられている分、価格がリーズナブルで、かつ全国規模の物流網を持っているため供給も比較的安定しています。

特に黄色いロゴの「ベストプライス」シリーズは、コスパ重視の方には救世主のような存在です。また、備蓄用として選ぶなら「無洗米」がおすすめ。災害時に水が貴重になった際、お米を研ぐために水を使わなくて済むのは大きなメリットだからです。普段使いしながら備蓄する「ローリングストック」用として、トップバリュの無洗米は非常に理にかなった選択肢だと言えるでしょう。

愛知県のイオンで備蓄米を確実に手に入れるには

「お店に行っても買えなかったらどうしよう…」という不安を解消するために、ここからはもう少し踏み込んだ、確実に手に入れるための「コツ」や「裏技的なアプローチ」についてお話しします。タイミングと方法を変えるだけで、入手確率はグッと上がります。

米の入荷時間は開店直後が最も在庫豊富

もし、実店舗の店頭でお米を買おうと決めているなら、狙い目の時間は間違いなく「開店直後」です。これには明確な理由があります。

イオンなどの大型スーパーでは、原則として開店前（早朝）に、その日入荷した商品やバックヤードにあった在庫の品出し作業を集中的に行います。つまり、お店が開いた瞬間が、一日の中で最も棚の商品が充実し、選択肢が多い「ゴールデンタイム」なのです。午後や夕方に追加の入荷便が来ることもありますが、これは店舗の規模やその日のトラックの配送ルート、物流状況によってまちまちで、かなり不定期です。「仕事帰りに寄ったら棚が空っぽだった」という経験がある方も、週末の朝一番に頑張って足を運んでみると、案外すんなりと山積みのお米に出会えるかもしれません。ただし、開店前から長蛇の列に並ぶほどの過熱ぶりではないことが多いので（特売日を除く）、開店時間に合わせてお店に着けば十分かなと思います。

重い米はネットスーパーでの購入が便利

5kgや10kgのお米をスーパーの売り場からレジへ、レジから袋詰め台へ、そして車や自宅まで運ぶのって、想像以上に重労働ですよね。特に備蓄用にまとめ買いしたい時や、小さなお子さん連れの時、腰に不安がある方にとっては切実な問題です。そこで強くおすすめしたいのが、イオンの「ネットスーパー」の活用です。

愛知県内はイオン発祥の地に近いこともあり、物流網が非常にしっかりと整備されています。そのため、県内の多くの地域がネットスーパーの配送エリアに含まれています。スマホやパソコンでポチッと注文して、希望の時間帯に玄関先まで重いお米を届けてもらえるのは、本当に助かりますよね。雨の日でも暑い日でも関係ありません。「重いものはネットにお任せする」というスタイルに切り替えるだけで、備蓄のハードルが一気に下がります。

グリーンビーンズなら在庫確保がしやすい

「ネットスーパーも見てみたけど、最寄りの店舗で在庫切れになっていて注文できなかった…」という経験がある方に、ぜひ試してほしいのが、イオンの新しいオンラインマーケット「Green Beans（グリーンビーンズ）」です。

ここが違う！グリーンビーンズの強み
通常のネットスーパーが「近隣の実店舗」の棚から商品をピックアップして届けるのに対し、グリーンビーンズは「最先端の専用配送センター」から直接出荷されます。

この仕組みの違いは大きいです。つまり、近所のイオンの店舗で売り切れていても、巨大な配送センターに在庫があれば問題なく購入できるのです。愛知県の一部エリア（名古屋市など）も配送対象になっています。在庫管理が店舗とは別系統なので、「お店にはないけどネットにはある」という現象が起こりやすく、備蓄米確保の「第2のルート」として非常に優秀です。配送エリア内にお住まいの方は、ぜひ会員登録をしておくと良いですよ。

コスパの良い複数原料米で備蓄費を節約する

お米の価格高騰対策として、あえて「複数原料米（ブレンド米）」を選ぶのも賢い選択の一つです。「複数原料米」とは、特定の産地や銘柄のお米（単一原料米）だけを使うのではなく、いくつかの種類のお米や、産地・年産の異なるお米をプロの技術でブレンドした商品のことです。

一昔前は「ブレンド米＝味が落ちる、安いだけ」なんてイメージを持たれていたこともありましたが、最近のブレンド技術はものすごく進化しています。食味計などを使って科学的に美味しさを分析し、安くても美味しいお米がたくさん開発されています。「国内産100%」と書かれたブレンド米なら品質的な安心感もありますし、何よりブランド米の単一銘柄よりも価格が数百円〜千円近く手頃なことが多いです。備蓄用としてまずは「量」を確保したい場合、こういったコスパの良いお米をうまく取り入れて、家計への負担をコントロールしていきましょう。

ローリングストック法で常に新鮮な米を回す

「備蓄」というと、買ったまま大切に押入れの奥にしまっておくイメージがあるかもしれませんが、お米に関してはその方法はNGです。精米されたお米は、野菜やお肉と同じ「生鮮食品」だと考えてください。時間が経てば経つほど酸化して味が落ちたり、高温多湿な夏場だと虫が湧いてしまったりすることがあります。

精米の賞味期限（美味しく食べられる期間）の目安
一般的に、精米後の賞味期限は夏場で約1ヶ月、冬場で約2ヶ月と言われています。

そのため、普段食べているお米を1袋〜2袋多めに買っておき、「古いものから順に食べて、食べた分だけ新しく買い足す」という「ローリングストック（回転備蓄）」法が最も適しています。これなら常に比較的新鮮なお米が手元にあり、いざという時も「賞味期限切れで食べられない！」という失敗を確実に防げます。

ちなみに、農林水産省も家庭での食料備蓄を推奨しており、日常的に食べているものを少し多めに買い置きするこの方法を「ローリングストック」として紹介しています。公的なガイドラインを参考にすると、より安心感のある備蓄計画が立てられますね。
（出典：農林水産省『災害時に備えた食品ストックガイド』）

アプリやチラシで最新の入荷情報を確認

無駄足を防ぎ、効率よく買い物をするためには、事前の情報収集も欠かせません。「イオンお買物アプリ」や「iAEONアプリ」、あるいは「トクバイ」などのチラシアプリを活用して、よく行く店舗をマイ店舗登録しておきましょう。

アプリでは最新のチラシがスマホで手軽に見られるだけでなく、店舗からのお知らせがプッシュ通知で届くこともあります。特売情報はもちろんですが、緊急の入荷状況や購入制限に関する告知が出る場合もあるので、買い物に行く前にサッとチェックする癖をつけておくと良いですね。また、店員さんに電話で「今、お米ありますか？」と問い合わせるのは、お店の業務の妨げになりかねないので、まずはアプリや店頭掲示での確認を心がけるのがスマートな利用者としてのマナーかなと思います。

愛知県のイオンで備蓄米を揃える重要ポイント

最後に、今回お伝えした内容を改めて整理しておきます。愛知県のイオンで賢く備蓄米を確保するために大切なのは、以下の4つのポイントです。

• 朝一番を狙う：在庫が最も豊富で選びやすいのは「開店直後」です。
• 種類を使い分ける：普段使いの「精米」と、長期保存用の「パックご飯」「アルファ米」を組み合わせてリスク分散しましょう。
• ネットを活用する：重いお米は「ネットスーパー」や「グリーンビーンズ」を使って、体力を使わずに賢く手配しましょう。
• 焦らずローリングストック：買い占めではなく、日常の消費の中で少しずつ備蓄を回転させていきましょう。

「お米がないかも」「今後どうなるんだろう」という不安は大きなストレスになりますが、正しい現状と情報を知って、適切なタイミングと方法で行動すれば、必ず必要な分は確保できます。この記事が、皆さんの安心な食卓を守るためのヒントになり、少しでもお役に立てれば嬉しいです。焦らず、落ち着いて、賢く備えていきましょうね。

※本記事の情報は執筆時点のものです。在庫状況や価格は店舗や時期によって変動する可能性があります。正確な情報は各店舗の公式サイトや店頭でご確認ください。