こんにちは。リヴェルニーお菓子店、運営者のあきらです。
街路樹が色づき始め、冷たい風が頬をかすめるようになると、いよいよホリデーシーズンの到来ですね。2025年の冬、皆さんが心待ちにしているイベントといえば、やはり「クリスマスマーケット 名古屋2025」ではないでしょうか。温かいグリューワインの香り、きらめくイルミネーション、そして本場ドイツの空気感。想像するだけでワクワクしてきますが、同時に「会場は結局どこに行けばいいの?」「美味しい食べ物はいくらくらいするの?」「駐車場はどこが安いの?」といった、具体的な疑問や不安も尽きないことでしょう。
実は私自身も、過去に会場の場所を勘違いして歩き疲れたり、予想以上の混雑で食事にありつけなかったりした苦い経験があります。だからこそ、皆さんには同じ思いをしてほしくないんです。今回は、お菓子屋としての視点も交えつつ、2025年の名古屋クリスマスマーケットを最高に楽しむための情報を、どこよりも詳しく、そして分かりやすくまとめました。この記事が、皆さんの素敵なクリスマスの思い出作りの手助けになれば嬉しいです。
- 2025年はエディオン久屋広場とエンゼル広場の2会場で開催される詳細なエリア情報
- 本場ドイツのソーセージやマンデルなど、食べ物の具体的な値段と予算感
- 週末限定のサンタクロースに会えるエンゼル広場の場所と攻略法
- 混雑する12月20日の花火大会情報と、近隣の安い打ち切り料金駐車場
名古屋クリスマスマーケット2025はどこ?食べ物値段
「名古屋のクリスマスマーケットに行きたい!」と思っても、栄エリアは広くて複雑ですよね。2025年は会場の規模も拡大しており、事前にしっかり予習をしておくことが快適に楽しむための第一歩です。まずは基本となる「場所」と「時間」、そして意外と見落としがちな「アクセス・駐車場」の情報を深掘りしていきましょう。
開催期間や営業時間はいつから
まず最初に押さえておきたいのが、開催スケジュールです。2025年の名古屋クリスマスマーケットは、12月5日(金)から12月25日(木)までの計21日間にわたって開催されます。クリスマスの当日までノンストップで楽しめるのが嬉しいポイントですね。
営業時間は曜日によって微妙に異なります。基本的には以下のパターンが多いですが、必ずチェックしておきましょう。
| 曜日 | 営業時間(目安) | 特徴・おすすめの過ごし方 |
|---|---|---|
| 平日(月〜金) | 16:00 〜 21:00 | 仕事帰りの利用がメイン。夕暮れからのイルミネーション点灯が美しく、比較的ゆったり過ごせます。 |
| 土・日・祝 | 11:00 〜 21:00 | お昼からオープン。明るい時間帯は雑貨選びや写真撮影に最適。夜は非常に混雑します。 |
私のおすすめは、やはり平日の17時〜18時頃です。空が暗くなり始め、ツリーのイルミネーションが最も映える「マジックアワー」の時間帯は、息をのむ美しさですよ。また、ラストオーダーは終了時間の30分前になることが多いので、ギリギリに到着すると「ホットワインが買えなかった…」なんてことになりかねません。余裕を持って訪れてくださいね。
会場の久屋大通公園へのアクセス
「久屋大通公園」と一口に言っても、テレビ塔(中部電力 MIRAI TOWER)がある北側のエリアから、南側の庭園エリアまで2km近くあります。「どこに行けばいいの?」と迷わないために、具体的な位置関係を頭に入れておきましょう。
メイン会場となるのは、松坂屋名古屋店の東側に位置する「エディオン久屋広場」です。巨大なクリスマスツリーやメインステージがあるのはこちらです。そして2025年の重要なポイントは、道路を挟んだ南側の「エンゼル広場」も会場としてフル活用されている点です。
電車でのアクセス攻略法
公共交通機関を利用する場合、最も便利なのは地下鉄名城線「矢場町駅」です。6番出口から出れば、そこはもう「エンゼル広場」の目の前。松坂屋に直結している5番・6番出口方面を利用すれば、寒い屋外を歩く時間を最小限に抑えられます。
もし東山線「栄駅」から向かう場合は、地下街「サカエチカ」や「森の地下街」を通って南へ進みましょう。徒歩で10分弱かかりますが、地下街のウィンドーショッピングを楽しみながら向かえば、あっという間です。16番出口あたりから地上に出ると、久屋広場の北側にスムーズに到着できます。
駐車場で安い打ち切り料金の場所
小さなお子様連れや、たくさん買い物をする予定の方にとって、車でのアクセスは必須ですよね。しかし、栄エリアの駐車場料金は「都会価格」で、何も考えずに停めると数千円の出費になってしまうことも珍しくありません。そこで、会場に近くて、かつ「最大料金(打ち切り料金)」設定がある使いやすい駐車場をリサーチしました。
| 駐車場名 | 特徴と注意点 |
|---|---|
| 名古屋市営久屋駐車場 | 会場(地下)に直結しており、立地は最強です。雨の日でも濡れずに移動できるのが最大のメリット。ただし、休日やイベント開催時は最大料金の適用外になる場合があるため、入庫前の確認が必須です。 |
| エンゼルパーク駐車場 | こちらも松坂屋やエンゼル広場の地下にあり、利便性は抜群。提携店舗(松坂屋やパルコなど)で買い物をすると割引サービスが受けられるので、クリスマスプレゼントを買う予定がある方には最適です。 |
| ジャンボパーキング | 会場から徒歩5分ほど離れますが、収容台数が多く、比較的安価な打ち切り料金が設定されていることが多いです。少し歩いても駐車料金を抑えたい方におすすめです。 |
※12月は駐車場が大変混雑します。特に週末の午後は「満車」で入れないことも多々あります。可能であれば「パーク&ライド」(少し離れた駅の近くに停めて地下鉄で移動)も検討してみてください。
エンゼル広場のサンタの場所
2025年の名古屋クリスマスマーケットで特に注目したいのが、「エンゼル広場」でのサンタクロース・グリーティングです。「サンタさんはどこにいるの?」というお子様の期待に応えるためにも、場所と時間をしっかり把握しておきましょう。
サンタクロースが登場するのは、主に週末(土日)と12月24日・25日のクリスマス期間です。平日は不在の場合が多いので注意が必要です。場所は、エンゼル広場の北側入り口付近や、特設のフォトスポット周辺に出没することが多いです。
一緒に写真を撮ったり、運が良ければお菓子をもらえたりすることもありますが、大人気のため行列ができることも予想されます。「サンタさんに会うならエンゼル広場」と覚えておき、現地に着いたらまずはスタッフの方に「今日のサンタさんのスケジュール」を確認するのが確実ですよ。
雨の日の開催情報や中止判断
楽しみにしていた日が雨予報だと、がっかりしてしまいますよね。でも安心してください。名古屋クリスマスマーケットは、基本的には雨天決行です。
会場内の飲食スペース(ヒュッテの周りやテント下)には屋根がある場所も用意されていますし、雨に濡れた石畳にイルミネーションの光が反射して、晴れの日とは違った幻想的な雰囲気が楽しめるのも魅力の一つです。ただし、台風並みの暴風雨など、安全確保が難しいと判断された場合に限り、開催中止や時間の短縮が行われることがあります。
【雨の日のおすすめコース】
小雨程度なら傘をさしてマーケットを楽しみ、雨脚が強くなってきたらすぐに隣接する「松坂屋」や「名古屋パルコ」、あるいは地下街に避難しましょう。無理せず屋内と屋外を行き来できるのが、都心開催の強みです。
混雑を避ける時間帯と平日
「人混みにもまれて疲れてしまった…」なんてことにならないよう、混雑回避のコツをお伝えします。結論から言うと、狙い目は「平日のオープン直後(16時〜17時)」です。
この時間帯なら、人気のフードブースも比較的並ばずに購入できますし、写真撮影も他の人が映り込みにくいのでスムーズです。学生さんや会社員の方が増え始める18時以降は、一気に混雑してきます。
土日祝日に行く場合は、「お昼の11時〜13時」が意外な穴場です。明るい時間帯はイルミネーションこそ見られませんが、雑貨をじっくり選んだり、お子様とゆっくり食事を楽しんだりするには最適な時間帯です。「夜の雰囲気」よりも「快適さ」を優先するなら、昼間のマーケットも素敵ですよ。
12月20日の花火大会の影響
ここで、2025年のカレンダーにおいて最も注意が必要な日についてお話しします。それは12月20日(土)です。
この日は名古屋港で冬の風物詩「ISOGAI花火劇場」が開催されます。一見、栄のクリスマスマーケットとは関係ないように思えますが、実は交通機関への影響が甚大です。夕方以降、名城線の「栄駅」「矢場町駅」から名古屋港方面へ向かう電車は超満員になりますし、周辺道路も大渋滞が発生します。
もし12月20日にクリスマスマーケットへ行くなら、夕方の移動は避けるか、時間に余裕を持って行動することをおすすめします。「花火の後にクリスマスマーケットへ」というプランは、移動だけで疲弊してしまう可能性が高いので、できれば別日に分けた方が、それぞれのイベントを心から楽しめると思います。
名古屋クリスマスマーケット2025食べ物と値段はどこ
場所と時間の確認ができたら、次はいよいよ「食」と「お買い物」の情報です!クリスマスマーケットの醍醐味は、なんといっても本場のグルメと可愛い雑貨ですよね。お菓子屋を営む私の視点で、絶対に外せないメニューや、予算の目安について詳しく解説していきます。
人気のソーセージやグルメの種類
会場に足を踏み入れると、まず食欲をそそる香ばしい匂いに包まれます。その正体は、やはりドイツ名物のソーセージです。
定番の「チューリンガー(ハーブ入りソーセージ)」や、ピリ辛でビールが進む「カリーヴルスト」など、種類も豊富。鉄板の上でジュージューと焼かれる音を聞いているだけでお腹が鳴ってしまいます。その他にも、牛肉をパプリカと煮込んだ温かいスープ「グーラッシュ」や、パンを器にした「シチューパン」は、冷えた体に染み渡る美味しさです。
【予算の目安:食べ物】
昨今の円安や原材料費の高騰もあり、フードメニューの値段は一皿 1,000円〜1,800円程度を見込んでおくと良いでしょう。「少し高いかな?」と感じるかもしれませんが、本場の味とイベントの雰囲気を楽しめる体験料込みと考えれば、十分に価値があると思います。
グリューワインとマグカップ価格
クリスマスマーケットの代名詞とも言える飲み物が、スパイスとフルーツの香りが豊かな「グリューワイン(ホットワイン)」です。
赤ワインベースが王道ですが、飲みやすい白ワインベースや、チェリーやアップルなどのフルーツワインも人気です。お酒が苦手な方やお子様には、濃厚な「ホットチョコレート(ココア)」や「キンダープンシュ(ノンアルコールのホットドリンク)」も用意されているので安心してくださいね。
毎年集めたくなる!限定マグカップ
ここで知っておくべきシステムが「マグカップ代」です。最初のドリンク注文時に、飲み物代とは別にマグカップのデポジット(預かり金)を支払うのが一般的です(※年によって買い切り制の場合もあります)。
飲み終わった後、カップを返却すればデポジットは返金されますが、多くの人がそのまま記念に持ち帰ります。2025年限定のデザインカップは、家でコーヒーを飲む時にもクリスマスの思い出に浸れる素敵なアイテムになりますよ。持ち帰る予定の方は、カップを入れるための小さなビニール袋や緩衝材を持参すると便利です。
ケーテ・ウォルファルトの雑貨
グルメだけでなく、ショッピングもクリスマスマーケットの大きな楽しみです。特に注目なのが、ドイツ・ローテンブルクからやってくる世界的なクリスマス用品専門店「ケーテ・ウォルファルト」です。
まるで絵本の中から飛び出してきたような、精巧な木製のオーナメント、くるみ割り人形、お香を焚くと口から煙を出す「パイプ人形(スモーキー)」など、職人の手仕事が光る逸品がずらりと並びます。店内に入るだけでも行列ができるほどの人気ぶりですが、その価値は十分にあります。
値段は、小さなオーナメントひとつで数千円、大きな人形になると数万円するものもあります。決して安くはありませんが、毎年ひとつずつお気に入りを集めていく楽しみは、何にも代えがたいものです。大切な人へのクリスマスプレゼントとしても、間違いなく喜ばれるでしょう。
エンゼル広場のマンデルやお菓子
2025年のもう一つの主役、「エンゼル広場」のフードも見逃せません。ここでは、食べ歩きに適したスイーツが充実しています。中でも私のおすすめは、ドイツの伝統菓子「マンデル(焼きアーモンド)」です。
大きな釜でアーモンドを砂糖と一緒に煮詰め、キャラメルゼしたものなんですが、これがもう絶品!カリッとした食感と、口いっぱいに広がる香ばしい甘さは、コーヒーやお茶請けにも最高です。プレーンだけでなく、シナモン、ココア、バニラなど様々なフレーバーがあるので、いくつか買ってシェアするのも楽しいですね。
お菓子屋としての視点で見ても、作りたての温かいナッツ菓子というのは、香り立ちが全く違います。会場内を歩き回って少し疲れた時、この甘さが良いエネルギーチャージになりますよ。
ノリタケの森や大名古屋との違い
名古屋市内では、久屋大通以外にも様々な場所でクリスマスイベントが開催されています。「他とどう違うの?」という疑問をクリアにしておきましょう。
【エリア別・楽しみ方の違い】
- 久屋大通公園(ここ):「ザ・クリスマスマーケット」。食事、お酒、ショッピングを楽しむ賑やかなお祭り会場。ワイワイ楽しみたい人向け。
- ノリタケの森(イオンモール名古屋ノリタケガーデン):「イルミネーション」重視。大きな煙突モニュメントやツリーが美しいですが、屋台が並ぶ市場形式ではありません。静かに景色を楽しみたい人向け。
- 大名古屋ビルヂング:「テーマ性」重視。2025年はハリー・ポッターとのコラボなど、特定のテーマに沿った装飾や限定グッズがメイン。フォトジェニックな空間が好きな人向け。
「本場のマーケットの雰囲気を味わって、美味しいものを食べたい!」という目的であれば、迷わず久屋大通を選んで間違いありません。(出典:名古屋市公式観光情報 名古屋コンシェルジュ)
入場料は無料?チケット予約
最後に、お財布事情について。嬉しいことに、名古屋クリスマスマーケットへの入場料は無料です。事前のチケット予約や整理券なども基本的には必要ありません(※混雑状況により入場規制がかかる場合はあります)。
入場料がかからない分、浮いたお金を美味しいグルメや素敵な雑貨に回せるのが嬉しいですよね。ただし、会場内の支払いは店舗によって現金のみの場合や、電子マネー対応の場合が混在していることがあります。混雑したレジ前で慌てないよう、千円札や小銭を多めに用意しておくか、チャージ済みの交通系ICカードを準備しておくとスマートです。
名古屋クリスマスマーケット2025食べ物と値段はどこ(まとめ)
ここまで、2025年の名古屋クリスマスマーケットについて、場所やアクセス、グルメや予算まで、たっぷりとお伝えしてきました。最後に大切なポイントをもう一度振り返ってみましょう。
- 会場は「エディオン久屋広場」と「エンゼル広場」の2箇所。矢場町駅が最寄り!
- 食べ物やドリンクの予算は、一人当たり3,000円〜5,000円を見ておくと安心。
- 混雑回避なら「平日の16時台」か「土日の昼間」がベストタイミング。
- 防寒対策は万全に!そして12月20日の交通混雑には要注意。
冬の澄んだ空気の中で輝くイルミネーション、温かいホットワイン、そして大切な人と過ごす時間。クリスマスマーケットには、何度訪れても色褪せない魔法のような魅力があります。私も仕事の合間を縫って、大好きなマンデルを買いにエンゼル広場へ足を運ぶ予定です。皆さんも、暖かくして素敵なクリスマスのひとときをお過ごしくださいね。
