こんにちは。リヴェルニーお菓子店、運営者のあきらです。
大切な取引先へのご挨拶や、実家への帰省、あるいは自分へのちょっとしたご褒美として「とらやの羊羹」を検討しているとき、やっぱり一番に気になるのが値段のことですよね。格式高いお菓子だからこそ、予算内でしっかりと見栄えのするセットを選びたいですし、種類も「小形」から「竹皮包」まで様々なので、どれが今の目的に最適なのか迷ってしまうこともあると思います。実は私自身も、以前親戚への挨拶回りで「どのサイズなら失礼にならないか」「送料を含めると総額いくらになるのか」と悩み、百貨店のサイトと公式サイトを行ったり来たりしてスマホで検索しまくった経験があります。
この記事では、虎屋羊羹詰め合わせの正確な値段一覧はもちろん、意外と知られていない「送料を劇的に安く抑える方法」や、用途に合わせた賢い選び方について、私の実体験と最新のリサーチをもとに分かりやすくまとめました。カロリーや賞味期限、持参する際の「重さ」といった、購入前に知っておきたい気になるポイントも網羅していますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 小形羊羹から竹皮包まで全種類の価格が一覧で分かる
- 大丸松坂屋などを利用して送料を安く抑える裏技
- 手土産にする際の重さ対策と配送のメリット
- スポーツ時のエネルギー補給としても優秀な理由
虎屋羊羹詰め合わせの値段と種類別一覧
まずは、虎屋の羊羹詰め合わせの基本となる価格を種類別に見ていきましょう。虎屋には大きく分けて、カジュアルな「小形羊羹」、少し改まった「中形羊羹」、そして最高級の「竹皮包羊羹(大形)」の3つのサイズ展開があり、それぞれ用途や価格帯が明確に異なります。ご自身の予算に合わせて最適な一品を選べるよう、2025年時点での最新価格データを整理しました。
小形羊羹の各セット価格と本数
職場へのばら撒きや、カジュアルな手土産として圧倒的に一番人気なのが「小形羊羹」シリーズです。包丁で切る手間がいらず、アルミ包装を剥くだけで手を汚さずに食べられる個包装タイプなので、相手の環境を選ばずに贈れるのが最大の魅力ですね。1本あたりの単価は約356円(税込)前後で計算できます。
特に、ビジネスシーンでの差し入れや、友人宅への訪問など、「気を使わせすぎないけれど、しっかりとした良いものを贈りたい」という場面で重宝します。
| 商品名 | 本数 | 価格(税込) | 1本あたり | 想定用途 |
|---|---|---|---|---|
| 小形羊羹 5本入 | 5本 | 1,782円 | 約356円 | お試し・友人へのプチギフト |
| 小形羊羹 7本入 | 7本 | 2,484円 | 約354円 | 少人数のご家族へ |
| 小形羊羹 10本入 | 10本 | 3,456円 | 約345円 | 親戚への挨拶・手土産の定番 |
| 小形羊羹 14本入 | 14本 | 4,752円 | 約339円 | お中元・お歳暮の標準サイズ |
| 小形羊羹 18本入 | 18本 | 6,048円 | 約336円 | 部署全体への差し入れ・法事 |
| 小形羊羹 24本入 | 24本 | 8,100円 | 約337円 | 福利厚生・大人数の集まり |
| 小形羊羹 36本入 | 36本 | 12,420円 | 約345円 | 大企業への挨拶・結婚引出物 |
【あきらの豆知識】 私もお店でお客様にお茶菓子としてお出しすることがあるのですが、この小形羊羹は定番の「夜の梅(小倉)」だけでなく、「おもかげ(黒糖)」や「新緑(抹茶)」など、いろんな味が少しずつ楽しめるアソートになっているので、選ぶ楽しさがあって満足度が非常に高いんですよね。特に女性には「はちみつ」や「和紅茶」も人気です。
竹皮包羊羹の定価と高級感
ここぞという時の贈り物、例えば謝罪の品や、目上の方への特別なご挨拶、あるいは結納などの慶事には、伝統的な「竹皮包羊羹」が選ばれます。小形羊羹とは異なり、ずっしりとした重厚感と、竹皮の香りがほんのりと移った羊羹の風味は、やはり格別です。
竹皮包みは、江戸時代から変わらない虎屋のシンボルとも言えるパッケージです。実際に持ってみると分かりますが、「物理的な重さ」がそのまま「事の重大さ」や「誠意の重さ」として相手に伝わるという側面があります。
- 竹皮包羊羹 1本入: 3,240円(税込) ※桐箱入りなどのオプションを付けると価格が上がります。
- 竹皮包羊羹 2本入: 6,264円(税込) ※最も格式高い標準セット。謝罪やお礼の鉄板です。
- 竹皮包羊羹 3本入: 9,396円(税込) ※非常に重厚。特別な関係性の方へ。
2本入りで6,000円オーバーとなると、お菓子としてはかなり勇気がいる価格帯ですが、失敗できない場面での「安心料」と考えれば、決して高くはないのかもしれません。
中形羊羹のサイズ感と販売価格
「小形だとカジュアルすぎるけど、竹皮包だと大きすぎて食べきれないかも」という時にちょうどいいのが中形羊羹です。かつてはもっと大きなサイズでしたが、2015年頃にリニューアルされ、現代の核家族でも食べきりやすいサイズ(ハーフサイズ)になりました。
価格も竹皮包の半分程度から設定されており、非常に使い勝手が良いサイズ感です。
| 商品名 | 内容 | 価格(税込) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 中形羊羹 1本 | 単品 | 1,512円〜 | 自分用や気軽なプレゼントに |
| 中形羊羹 2本入 | 詰合せ | 3,240円〜 | 組み合わせにより変動あり |
| 中形羊羹 3本入 | 詰合せ | 4,752円〜 | 小形14本入と同価格帯 |
日常のちょっとしたお礼や、夫婦二人暮らしの方への贈り物には、大きすぎず小さすぎないこの中形サイズが一番喜ばれるかもしれません。パッケージも洗練されており、モダンな印象を与えます。
季節限定や干支パッケージの価格
虎屋の羊羹には、お正月時期の「干支羊羹」や、季節ごとの限定パッケージが存在します。これらは中身の羊羹自体は定番と同じ場合もありますが、美しい化粧箱のデザインや、その時期しか味わえない限定フレーバー(例:春のいちご、秋の栗など)が含まれることがあります。
例えば、2025年の干支「巳(み)」をモチーフにした干支パッケージの小形羊羹詰め合わせなどは、通常のセットと同価格帯か、数十円の差で販売されることが多いです。「値段は変わらないのに季節感が出る」ので、時期が合えば通常版よりも限定パッケージを選ぶのが断然おしゃれだと思います。
【注目の限定品】 羽田空港や成田空港でしか買えない「空の旅(赤箱)」という限定羊羹も有名です。夕焼け空をイメージした美しい紅色の羊羹で、飛行機の絵柄が入ったパッケージは旅のお土産として大人気です。
1本あたりのカロリーと賞味期限
「甘い羊羹はカロリーが気になる」「賞味期限内に食べきれるか心配」という方も多いはず。実は虎屋の羊羹は、クリームやバターを多用する洋菓子に比べると脂質がほとんどないため、意外とヘルシーなおやつとして見直されています。
【主なスペック(小形羊羹1本あたり)】
- カロリー: 約145kcal〜148kcal(おにぎり1個分弱)
- 脂質: ほぼ0g(消化吸収が良い)
- 賞味期限: 製造から常温で1年間
賞味期限が常温で1年間というのは、贈答品として最強のスペックですよね。相手の冷蔵庫のスペースを占領することもありませんし、「早く食べなきゃ」と急かすことがないのも、虎屋が選ばれる理由の一つです。
ちなみに、メーカーの公式見解によると、賞味期限(美味しく食べられる期限)を過ぎても、品質検査の結果としてさらに1年間は食べられる可能性があるとされています。もちろん推奨は期限内ですが、防災用の備蓄食(ローリングストック)としても非常に優秀なんです。
原材料へのこだわりと価格の理由
「たかが砂糖と小豆の塊なのに、なぜこんなに高いのか?」と疑問に思う方もいるかもしれません。しかし、虎屋の羊羹の裏面表示を見ると、その理由は一目瞭然です。
原材料名は「砂糖、小豆、寒天、水飴」。これだけです。 安価な和菓子によくある保存料、着色料、増粘多糖類などの添加物が一切使われていません。北海道産の厳選された小豆、純度の高い白双糖(しろざらとう)、最高級の寒天を使用し、熟練の職人が3日間かけて煉り上げる手間暇が、あの価格に反映されているのです。
この「余計なものを入れない」という潔さが、あの雑味のないスッキリとした甘さと、後味の良さを生み出しているんですね。素材の質だけで勝負しているからこその価格設定なのだと思います。
スポーツ補給食としてのコスパ
最近、マラソンや登山、ロードバイクを楽しむアスリートの間で「スポーツ羊羹」として虎屋の小形羊羹が注目されているのをご存知でしょうか?
理由は明確です。
- 高エネルギー: 1本で約148kcalをクイックチャージ。
- 脂質ゼロ: 胃もたれしにくく、運動中でも消化が良い。
- 携帯性: 小さくて丈夫。夏の暑さでも溶けず、冬山でも凍らない。
- 操作性: 片手で開封でき、手がベタつかない。
スポーツ専用のエナジージェルは1個300円〜400円程度しますが、独特の味が苦手という人もいます。対して虎屋の小形羊羹は1本約350円。「添加物なしで美味しく、かつ機能的」という視点で見れば、専用ジェルと比較しても「美味しくてバテない補給食」として、実はコスパが良いという見方もできます。自分へのご褒美を兼ねて、ポケットに忍ばせているランナーは意外と多いんですよ。
虎屋羊羹詰め合わせの値段と送料の賢い比較
ここからは、少しお財布に優しいお話をしましょう。商品自体の値段は、基本的に公式店・百貨店・直営店どこで買っても「定価」で統一されています。つまり、総支払額を安く抑えるための唯一の変数は「送料」なんです。ここを工夫するだけで、場合によっては1,000円近く節約できることもあります。
公式サイトと百貨店の送料比較
虎屋の公式オンラインショップと、百貨店(デパート)のオンラインストアでは、送料のルールが大きく異なります。公式ショップは全ラインナップが揃い、手提げ袋や熨斗(のし)の対応も完璧ですが、配送地域によっては送料が高くなる傾向があります。
| 購入場所 | 送料の目安(税込) | メリット・特徴 |
|---|---|---|
| 虎屋公式 | 地域別変動 (関東880円〜沖縄など高額) | 品揃え最強。細かい要望に対応可。 |
| 大丸松坂屋 | 全国一律 495円 | 送料が圧倒的に安い。配送も安定。 |
| 三越伊勢丹 | 全国一律 660円〜 | 高級感ある包装紙。ブランド力。 |
| Amazon/Yahoo! | 無料(※実質価格に上乗せ) | ポイント利用可だが定価より高い場合が多い。 |
大丸松坂屋なら送料が格安になる
私が徹底的にリサーチした中で、最も送料コストを抑えられるおすすめの方法が、大丸松坂屋オンラインストアを利用することです。
こちらのサイトでは、お中元・お歳暮の時期だけでなく、通年で一般配送便の送料が「全国一律 495円(税込)」に設定されています(※記事執筆時点の情報です)。 羊羹はずっしりと重たいので、個人で宅配便を手配して送ろうとすると、地域によっては1,000円〜1,500円程度の運賃がかかることも珍しくありません。それが日本全国どこへ送ってもワンコイン以下で済むというのは、百貨店側が送料の半分以上を負担してくれている計算になります。
特に、北海道や沖縄、離島など遠方へ送る場合は、公式ショップの地域別送料よりも百貨店系の一律送料を利用したほうが、確実にお得になります。
楽天などの通販サイトでの注意点
「普段使っている楽天市場でポイントを貯めたい」という方も多いと思います。楽天内には「丸広百貨店」や「近鉄百貨店」などの正規取扱店が出店しており、そういった店舗であれば定価で安心して購入可能です。
ただし、注意点もあります。百貨店公式サイトに比べると「送料無料ライン」が高く設定されていたり(例:3,980円以上)、発送までに「5〜10日」と時間がかかったりするケースがあります。公式や大手百貨店サイトなら2〜3日で発送されることが多いですが、楽天内の店舗は取り寄せ対応になることがあるため、急ぎの場合は「配送予定日」をしっかり確認してからポチるようにしましょう。
転売価格による割高な出品に注意
AmazonやYahoo!ショッピング、あるいはメルカリなどのフリマアプリで「虎屋 羊羹」と検索すると、定価よりも明らかに高い値段で販売されているケースが散見されます。
【注意してください】 例:小形羊羹18本入の定価は6,048円ですが、一部の非正規サイトでは「送料無料」と大きく謳いつつ、7,500円〜8,000円前後で販売されていることがあります。
これは、送料や出店手数料が商品価格に最初から上乗せされているためです。「送料無料」という甘い言葉に惑わされず、必ず公式の定価(小形なら1本あたり約350円計算)と比較する癖をつけてくださいね。また、食品の転売品は保管状況が不明なため、衛生面のリスクも考慮すべきでしょう。
手土産にする際の重さと配送の技
虎屋の羊羹を直接手渡しする場合、最大のネックとなるのが物理的な「重さ」です。これはメリットでもありデメリットでもあります。
竹皮包羊羹2本入りや、小形羊羹36本入りなどは、約2kg〜3kg近い重量になります。これを紙袋に入れて、満員電車に乗ったり、取引先まで長く歩いたりするのは、特に女性にとってはかなりの負担になります。また、紙袋の持ち手が手に食い込んで痛くなることも。
ビジネスの挨拶や、遠方への帰省などで移動が多い場合は、無理に持参しようとせず、事前に滞在先や相手先へ配送してしまうのもスマートな方法です。「重い=中身が詰まっている」という価値はあるものの、持ち運びのスマートさも考慮したいところ。その際、先ほど紹介した百貨店の格安送料を利用すれば、重い荷物を運ぶ手間も省けて、お財布にも優しく、一石二鳥です。
用途と予算で選ぶおすすめセット
最後に、迷った時のための「予算とシチュエーション別」の鉄板おすすめセットをまとめておきます。
- 予算2,000円以内: 小形羊羹 5本入(1,782円) ちょっとしたお礼、友人への手土産、自分用のおやつに。パッケージが可愛いので、そのまま渡しても様になります。
- 予算3,000円〜5,000円: 小形羊羹 10本〜14本入(3,456円〜4,752円) 最も無難で外さないライン。親戚の集まり、職場の部署へのお菓子、お中元・お歳暮に最適です。
- 予算6,000円以上(格式重視): 竹皮包羊羹 2本入(6,264円) 謝罪、重要な契約の御礼、結婚の挨拶など、失敗できない場面にはこれ一択。重厚感が違います。
虎屋羊羹詰め合わせの値段と総評
虎屋羊羹詰め合わせの値段について、サイズごとの詳細や送料の節約術を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
商品自体の価格はどこも同じですが、購入する場所(送料)や選び方によって、満足度やコストパフォーマンスは大きく変わってきます。特に「大丸松坂屋」などの百貨店オンラインストアをうまく活用することで、賢くお買い物ができます。
虎屋の羊羹は決して安い買い物ではありません。しかし、その「値段」には、500年続く歴史、裏切らない確かな味、そして「これを贈れば間違いない」という相手への敬意を伝えるためのブランドへの信頼が含まれています。安さを追求するだけでなく、その価値を理解した上で、ぜひ賢く選んで、素敵な贈り物にしてくださいね。
また、虎屋の羊羹の品質や安全性については、以下の情報も参考にしてください。 (出典:株式会社 虎屋 公式サイト よくあるご質問「羊羹はなぜ長く日保ちするのですか?」)
※記事内の価格や送料は2025年時点の情報を基に作成しています。最新情報は必ず各公式サイトにてご確認ください。
