1歳誕生日ケーキはベビーダノン!食パンで簡単な作り方と市販も

こんにちは。リヴェルニーお菓子店、運営者のあきらです。

お子様の記念すべきファーストバースデー、本当におめでとうございます。このページに辿り着いたということは、1歳の誕生日に向けて「赤ちゃんでも食べれるケーキ」をどうしようか悩んでいる真っ最中ではないでしょうか。私自身も経験がありますが、「1歳 誕生日 ケーキ 手作り 簡単」と検索してレシピを探したり、安心できる「シャトレーゼ」や「ピジョン」のキット、あるいは「市販」のケーキで「アレルギー対応」や「卵なし」のものを探したりと、パパやママの想いは尽きませんよね。一生に一度の「1歳 誕生日 ケーキ 手づかみ」で豪快に食べる姿、いわゆるスマッシュケーキは最高の思い出になります。

そこで今回は、お菓子屋の視点から、水切り不要で扱いやすい「ヨーグルト」である「ベビーダノン」を使った「食パン 簡単」レシピや、意外と知られていない「沖縄」などの遠方からでも「オーダー」できる通販事情、そして「バナナ」などを使った「人気」のデコレーションアイデアまで、皆さんの疑問を解消できるよう分かりやすくまとめました。お祝いの「ご飯」のあとに、素敵なケーキタイムを過ごしましょう。

  • 水切り不要のベビーダノンで10分で作れる時短レシピ
  • 1歳児の喉に詰まりにくい安全な食材の選び方と工夫
  • アレルギー対応も安心なシャトレーゼや通販ケーキ情報
  • 写真映え間違いなしの飾り付けとスマッシュケーキのコツ
目次

1歳 誕生日 ケーキ ベビーダノンで作る手作りアイデア

1歳のお子様にとって、一般的な生クリームは脂肪分が高すぎて消化の負担になります。そこでおすすめなのが、赤ちゃん用ヨーグルトの定番「ベビーダノン」を使った手作りケーキです。ここでは、お菓子作りのプロとしての視点も交えつつ、パパやママが自宅のキッチンで手軽に、かつ安全に作れる方法をご紹介します。

1歳から食べれるヨーグルトの魅力

なぜ多くの先輩ママパパが、数あるヨーグルトの中から「ベビーダノン」を選ぶのでしょうか。その最大の理由は、赤ちゃんの発達段階に合わせて調整された栄養バランスと安全性にあります。

一般的なプレーンヨーグルトは酸味が強く、赤ちゃんが一口食べて「すっぱい!」と顔をしかめて嫌がることがありますが、ベビーダノンは酸味が極限まで抑えられており、クリーミーでまろやかな口当たりが特徴です。これは、まだ味覚が繊細な1歳児にとって非常に重要なポイントです。また、栄養面で見ても、1カップ(45g)あたりの脂質が約1.6g~1.8gと非常に低く抑えられています。これは、一般的な洋菓子店で使われる生クリーム(乳脂肪分45%前後)と比較すると圧倒的に低く、消化器官が未発達な1歳児のお腹に優しい設計となっています。

さらに、カルシウムやビタミンDといった成長に欠かせない栄養素が強化されている点も、親としては嬉しい限りですよね。「お菓子を与える」という罪悪感ではなく、「栄養補助食を与える」というポジティブな気持ちでケーキ作りができるのは、ベビーダノンならではの強みだと言えるでしょう。

ここがポイント! ダノンには「ベビーダノン(6ヶ月頃~)」と「プチダノン(1歳頃~)」の2種類があります。1歳のお誕生日なら栄養価がさらに強化されたプチダノンへの移行期でもありますが、より甘さ控えめでシンプルな素材を好む場合は、あえてベビーダノンを選ぶのも賢い選択です。どちらを選んでもケーキ作りには適しています。

食パンで簡単な作り方と手順

「スポンジケーキを焼く自信がない…」「オーブンを持っていない」という方でも絶対に失敗しないのが、食パン(サンドイッチ用)を使った重ねるだけのレシピです。これなら火を使わず、工作感覚で作れるのでおすすめです。

作り方は驚くほどシンプルですが、きれいに仕上げるためにはいくつかのコツがあります。

  1. 型抜き(土台作り): サンドイッチ用の食パン(または8枚切り)を、コップやセルクルを使って丸くくり抜きます。これを3枚~4枚ほど用意します。8枚切りを使う場合は、茶色い耳の部分は完全に取り除きましょう。
  2. フィリング(中身): くり抜いたパンにベビーダノンを薄く塗り、スライスしたフルーツを挟んで重ねていきます。この時、フルーツの水分をキッチンペーパーで軽く拭き取っておくと、パンがベチャベチャになるのを防げます。
  3. ナッペ(全体塗り): 最後に全体をベビーダノンでコーティングします。パレットナイフがなければ、食事用のナイフの背などを使うと意外と綺麗に平らにできます。

お菓子屋としてのアドバイスですが、食パンは空気に触れるとすぐに乾燥してパサパサになってしまいます。赤ちゃんが喉に詰めないよう、作る直前に袋から出して調理し、完成したらすぐにラップをするか食べるのが、しっとり美味しく仕上げる最大のコツですよ。

バナナなど好みの果物で彩る

ケーキの彩りと自然な甘みをプラスするなら、フルーツの出番です。特に「バナナ」は、以下の理由から1歳の誕生日ケーキに最強のパートナーと言えます。

  • 適切な柔らかさ:歯ぐきで簡単に押し潰せる硬さなので、誤嚥(窒息)のリスクが極めて低いです。
  • 濃厚な甘み:砂糖を使わなくても十分な甘みがあり、子供が喜んで食べてくれます。
  • 入手しやすさ:季節を問わず手に入り、安価で経済的です。

バナナは空気に触れると黒く変色しやすいのが難点ですが、レモン汁は酸っぱくて赤ちゃんが嫌がることがあります。変色を防ぐには、薄い塩水にくぐらせるか、食べる直前に切って乗せるのがベストです。

その他、イチゴ(赤)やメロン(緑)、季節によっては桃などを使うと見た目が華やかになります。ブドウやミニトマトのような球状のものは、そのまま乗せると誤嚥の危険があるため、必ず縦半分以上にカットしてから使用してください。また、生のフルーツはアレルギーの心配がないか、普段の離乳食で食べ慣れているものを選ぶのが鉄則です。

人気の手作りレシピをチェック

食パン以外で人気なのが、ホットケーキミックスや「ピジョン」から発売されている「1才からのレンジでケーキセット」を使ったレシピです。

特にホットケーキミックスを使った方法は、少し「料理」感が出て手作り派のママに人気です。通常通り牛乳で作るのも良いですが、ここでひと工夫を加えることで、赤ちゃんがより食べやすい食感になります。

ホットケーキミックスを使う裏技 ホットケーキミックスに牛乳だけでなく、「ベビーダノン(ヨーグルト層)」を混ぜて焼いてみてください。ヨーグルトに含まれる酸と、ミックス粉に含まれるベーキングパウダー(重曹)が化学反応を起こし、炭酸ガスが発生します。これにより、いつもよりふわふわで厚みのある、口溶けの良いパンケーキが焼き上がります。

フライパンで小さく焼いたパンケーキを3段ほど積み重ね、その上からベビーダノンのソース部分をかければ、食パンよりも「ケーキらしい」見た目と食感を楽しめます。小麦アレルギーが心配な場合は、米粉のホットケーキミックスを使えば安心ですね。

手づかみ食べに最適な硬さとは

最近流行りの「スマッシュケーキ」は、赤ちゃんが手で自由に崩して食べるスタイルです。この時、重要になるのが「ケーキの硬さ(テクスチャー)」です。

ケーキが硬すぎると赤ちゃんの手で崩せず、ただ叩くだけになってしまいます。逆に柔らかすぎると、ドロドロになって手で掴めず、口に運ぶのが難しくなります。その点、ベビーダノンと食パン(またはパンケーキ)の組み合わせは絶妙です。

ベビーダノンの適度な水分がパンに移行し、全体がしっとりと馴染むことで、赤ちゃんが小さな手で握った時に「ぐしゃっ」となる楽しい感触を生み出します。この「感触遊び」は、赤ちゃんが「自分で食べる」という意欲を育てるだけでなく、指先の感覚を刺激し、発達にとっても良い影響を与えると言われています。

水切り不要で時短になる理由

通常、市販のプレーンヨーグルトをホイップクリームの代わりに使う場合、ザルとキッチンペーパーを用意し、数時間〜一晩かけて水分(ホエー)を抜く「水切り」という作業が必須です。これを怠ると、塗っているそばから水分が染み出し、ケーキが崩壊してベチャベチャになってしまいます。

しかし、ベビーダノンはこの面倒な「水切り」が一切不要です。

ダノンの製品は独自の製法により、元から濃厚でクリーミーな粘度があるため、パックから出してそのままスプーンで混ぜ、食パンやパンケーキに塗ることができます。育児や家事、パーティーの準備で分刻みのスケジュールをこなす誕生日当日において、この工程をスキップできるのは、親御さんにとって計り知れないメリットとなるはずです。

(出典:ダノンジャパン『ベビーダノン 製品情報』

1歳 誕生日 ケーキ ベビーダノンと市販比較

手作りも素敵ですが、「失敗したくない」「プロの味でお祝いしたい」「忙しくて作る時間がない」という場合は、市販のケーキや通販を利用するのも賢い選択です。最近はアレルギー対応や1歳向けに配慮された商品も増えており、選択肢は広がっています。

市販のスポンジは使えるか確認

スーパーの製菓コーナーなどで売られている市販のスポンジケーキ台(デコレーションベース)は、基本的に大人向けに作られています。保存性を高めるために糖分が多く含まれていたり、しっとりさせるために油脂が多く使われていたりすることが一般的です。1歳のお子様にはまだ負担が大きいため、そのまま使うのは避けたほうが無難です。

もし「焼く手間」を省いて市販品を活用したい場合は、やはり先ほど触れた「ピジョン」のような乳幼児専用のケーキキットを使用するのが一番です。あるいは、市販のカステラや蒸しパンの中から「砂糖控えめ」や「無添加」のタイプを選び、甘い茶色の焼き目部分や固い部分を取り除いて、中の白い部分だけを使うという裏技もあります。

シャトレーゼなどの店舗で購入

身近なケーキ屋さんとして全国に展開している「シャトレーゼ」には、実は1歳の誕生日にぴったりの強い味方が存在します。

それが「乳と卵と小麦粉を使用していないショートケーキ」です。

このケーキは、通常の生クリームの代わりに豆乳クリームを使用し、スポンジには卵の代わりに大豆タンパクを、小麦粉の代わりに米粉を使っています。これなら、アレルギーがないお子様でも、脂肪分を大幅に抑えたヘルシーなケーキとして安心して食べさせることができます。多くの場合、冷凍状態で販売されているので、誕生日の数日前に購入しておき、当日に合わせて冷蔵庫で解凍できるのも、忙しいパパママには嬉しいポイントですね。

ネットでオーダーする選択肢

「近くに店舗がない」「もっと可愛いデザインがいい」「キャラクターものがいい」という場合は、ネットでのオーダーが非常に便利です。「Cake.jp」などのケーキ専門通販サイトでは、1歳の誕生日に特化した「ファーストバースデーケーキ」が数多く販売されています。

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サービスの特徴メリット注意点
セミオーダー名前入りのクッキーや、数字のキャンドルなどをカスタマイズでき、特別感が出る。注文から到着まで1週間程度かかる場合があるため、早めの手配が必要。
アレルギー対応豆乳クリームや米粉など原材料が明確で、特定原材料7品目不使用などが選べる。解凍に時間がかかる(冷蔵庫で8時間〜10時間程度)ため、スケジューリングが重要。
全国配送(沖縄含む)冷凍便技術の向上により、遠方でも形が崩れず美味しいケーキが届く。北海道や沖縄、離島などは送料が高くなる場合や、配送にプラス日数がかかる場合がある。

特に、冷凍配送技術の進化は目覚ましく、北海道から沖縄まで、全国どこでも有名店の美味しいケーキを取り寄せることが可能になっています。「沖縄」にお住まいの方でも、東京の人気店の豆乳クリームケーキをオーダーして、自宅で楽しむことができるのです。

アレルギー対応と食材の注意点

1歳は離乳食の完了期にあたりますが、まだ初めて食べる食材も多い時期です。ケーキを用意する際は、以下の点に十分注意してください。

⚠️ 絶対に注意したいNG食材とリスク

  • はちみつ・黒砂糖:乳児ボツリヌス症のリスクがあるため、満1歳までは厳禁です。数日の差でもリスクはあるため、誕生日前後の摂取は避けましょう。
  • 生の卵白:アレルギー性が強いため、加熱不十分なメレンゲや、生の卵を使ったクリームなどは避けてください。
  • 大きなナッツ類:噛み砕く力が弱いため、誤嚥(窒息)して気管に詰まる危険性が高いです。飾り付けでも使用は避けましょう。
  • チョコレート:カフェインが含まれており、興奮作用があります。また糖分も非常に強いため、飾りであってもまだ食べさせないのが一般的です。

「卵なし」「小麦なし」などのアレルギー対応ケーキを選ぶ際は、同じ工場内でアレルゲンを含む製品を製造しているか(コンタミネーションの可能性)についても確認しておくと、より安心です。リヴェルニーお菓子店でも、アレルギー対応のお菓子については細心の注意を払っています。

飾り付けで映える写真を撮ろう

最後に、記念撮影のための飾り付けアイデアです。ケーキ自体がシンプルでも、周りの装飾やトッピングの工夫次第で、一気にパーティー感が出ます。

  • ケーキトッパー:「One」や「1」の形をした飾りをケーキの天面に刺すだけで、一気にプロっぽい仕上がりになります。100円ショップやネット通販で手軽に購入できます。
  • ボーロや赤ちゃんせんべい:ケーキの側面が綺麗に塗れなくても大丈夫です。ボーロを側面に貼り付けたり、赤ちゃんせんべいを柵のように並べたりすれば、可愛らしくて、しかも赤ちゃんが大好きな味になります。
  • 季節のフルーツ:イチゴがない夏や秋の時期は、ブドウ(皮をむいてカット)や、桃の缶詰(シロップをよく洗い流す)などで代用可能です。赤やオレンジなど、鮮やかな色を入れるのがポイントです。

ご飯のあとのデザートタイム、部屋をバルーンやガーランドで飾り付けて、赤ちゃんが興味津々でケーキに向かう瞬間をぜひビデオに収めましょう。手や口の周りをクリームだらけにして食べる姿は、一生の宝物になります。

1歳誕生日ケーキはベビーダノンで祝おう

1歳の誕生日は、お子様の成長を祝う日であると同時に、パパとママにとっても「親になって1年」の頑張りを称える記念日です。プロのような完璧なケーキを作る必要はありません。ベビーダノンを使えば、失敗のリスクを減らしながら、赤ちゃんが安心して食べられる美味しいケーキが作れます。

手作り派も、市販派も、一番大切なのは「家族みんなで笑顔で食卓を囲むこと」です。ママやパパの愛情がこもったケーキなら、形が少し崩れていても、きっと世界で一番美味しいケーキになるはずです。ぜひ、お子様にぴったりの方法でケーキを用意して、素敵なファーストバースデーをお過ごしくださいね。

※本記事の情報は一般的な目安です。お子様のアレルギー状況や離乳食の進み具合には個人差がありますので、初めての食材を与える際は少量から試し、必要に応じて医師や専門家にご相談ください。

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