クリスマスケーキの飾りは食べれる!2025年おしゃれデコ術

こんにちは。リヴェルニーお菓子店、運営者のあきらです。

そろそろクリスマスシーズンの準備が始まる時期ですね。今年はどんなケーキにしようかとワクワクしている方も多いのではないでしょうか。でも、ケーキの上にのっているプラスチックのサンタさんやヒイラギの飾りを見て、これ、終わったら捨てるだけなんだよなともったいなく感じたり、小さなお子さんが誤って口に入れてしまわないか心配になったりすることはありませんか。実は今、そんな悩みを解決するすべて食べられる飾りで作るクリスマスケーキが注目されています。カルディや無印良品、100均のセリアやダイソーで見つかるアイテム、あるいは市販のチョコプレートやメレンゲドールを上手に使えば、ゴミを出さず、見た目も最高に可愛いケーキが作れるんです。

  • 2025年のトレンドである「リュク映え」する食べられる飾りの選び方がわかる
  • カルディや無印良品、楽天など具体的な購入場所とおすすめアイテムがわかる
  • 小さなお子さんの「スマッシュケーキ」にも使える安全なデコレーションを知れる
  • 市販のお菓子をプロっぽい飾りに変身させる裏技や配置のコツを習得できる
目次

2025年トレンド!クリスマスケーキの飾りは食べれる

2025年のクリスマスケーキ市場では、環境への配慮と見た目の豪華さを両立させたスタイルが主流になりつつあります。プラスチックのゴミを出さない「ゼロ・ウェイスト」な考え方はもちろんですが、それ以上に「お皿の上にあるもの全てが美味しい」という体験価値が求められているんですね。

特に今年は「ミニョン(小さくて可愛い)」や「リュク映え(高級感のあるSNS映え)」といったキーワードが注目されており、直径12cmほどの4号ケーキに、宝石のようなエディブルフラワーや精巧なチョコレート細工を飾るのがトレンドです。かつては大きなケーキに大きなプラスチックの飾りをドカンと載せるのが主流でしたが、今は「小さくても質が良いもの」を選び、最後まで美味しく食べきることがスマートだとされています。リヴェルニーでも、今年は「捨てるところがないケーキ」への問い合わせが非常に増えています。

子供も安心なスマッシュケーキの選び方

1歳のお誕生日に赤ちゃんが手づかみでケーキを食べる「スマッシュケーキ」。この文化が定着したことで、クリスマスの時期にも「赤ちゃんが口に入れても安全な飾り」を探しているパパやママが増えています。

小さなお子さんがいるご家庭では、先端が鋭利なプラスチック製のピックや、誤飲の恐れがある小さな雑貨は避けたいですよね。そこでおすすめなのが、着色料を抑えたメレンゲ菓子や、フルーツ、ボーロなどの口溶けの良いお菓子です。特にナッツ類や硬い豆類は、誤嚥(ごえん)のリスクがあるため、5歳以下のお子様がいる場合は避けるのが鉄則です。

消費者庁も食品による子どもの窒息事故について注意喚起を行っており、飾りを選ぶ際も「硬さ」や「大きさ」には十分な配慮が必要です。以下のリンク先などの公的な情報を参考に、安全な素材を選んであげてくださいね。

(出典:消費者庁『食品による子どもの窒息・誤嚥(ごえん)事故に注意!』 https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_047/

スマッシュケーキ用飾りのポイント

  • 喉に詰まらないよう、口溶けの良い素材(メレンゲやボーロ、ウエハース)を選ぶ
  • アレルギーがある場合は、原材料(卵・乳・小麦・ナッツ類)を必ずチェックする
  • 硬すぎる砂糖菓子や、喉に張り付くような素材、先端が尖ったチョコは避ける
  • 噛み砕く必要のあるナッツや硬い豆はトッピングに使用しない

最近は、野菜色素で色付けされた優しい色合いのクッキーなども販売されています。見た目の可愛さだけでなく、「安全であること」がパパやママからの最大の愛情表現になりますね。

エディブルフラワーで叶うリュク映え

「リュク映え」を簡単に叶えてくれる魔法のアイテムが、食べられるお花「エディブルフラワー」です。これを数輪飾るだけで、スーパーで買ったシンプルなスポンジケーキも、一気にホテルのパティスリーのような高級感あふれる仕上がりになります。

エディブルフラワーには大きく分けて「生花(フレッシュ)」と「ドライ」の2種類があり、それぞれ使い勝手が異なります。自分の作りたいケーキのイメージに合わせて選んでみましょう。

種類特徴メリットデメリット・注意点
フレッシュ(生花)みずみずしく立体的で、香りが良い。ビオラやナデシコが人気。圧倒的な華やかさと「生」の質感が出る。写真映え最高。賞味期限が短い(冷蔵で数日)。季節によって入手困難な場合がある。
ドライタイプ乾燥加工されており、色が濃縮されて鮮やか。押し花状のものが多い。長期保存が可能で事前に準備できる。焼き菓子にも使える。湿気に弱く、生クリームの上だと水分を吸って変色しやすい。

注意点 ドライタイプのエディブルフラワーは湿気に非常に弱いです。生クリームなどの水分が多い土台の上に長時間置いておくと、水分を吸ってペタッとなったり、色が滲んでしまったりすることがあります。食べる直前にトッピングするか、花びらの裏側に薄くホワイトチョコレートを塗ってコーティングしてから乗せるのが、きれいに見せるプロのコツですよ。

手作りいちごケーキを彩るテクニック

クリスマスの王道といえば、やっぱり「いちごのショートケーキ」。今年は「タイムレス(時代を超えた定番)」なデザインへの回帰も見られます。赤・緑・白のクリスマスカラーを、食べられる素材だけで表現してみましょう。

「赤」はもちろんいちごですが、ラズベリーやレッドカラント(赤すぐり)を加えると、単調にならず大人っぽい深みが出ます。「白」は生クリームや粉糖ですね。そして一番悩みがちなのが「緑」です。ここでプラスチックのヒイラギを使ってしまうと、急に「いつもの感じ」になってしまいます。

そこでおすすめなのが、ローズマリーやミントなどのハーブ、またはピスタチオを使う方法です。特にローズマリーは、枝ぶりを活かして逆さに立てて生クリームに挿し、上から粉糖を振れば、まるで「雪をかぶったミニツリー」のような演出ができます。自然素材ならではの香りと見た目で、ワンランク上の手作りケーキになりますよ。抹茶クッキーを葉っぱの形に抜いて飾るのも素敵ですね。

サンタやキャラの砂糖菓子は食べられる?

ケーキの上に載っているサンタクロースやトナカイの人形。昔ながらのガチガチに硬い砂糖菓子(メレンゲドール)は、「これって本当に食べていいの?」「美味しくないから残そう」と迷うことがありますよね。基本的には製菓材料店で「菓子」として販売されているものは食べられますが、美味しく食べるためには商品の裏面表示を確認することが大切です。

最近の製菓材料店(富澤商店など)で売られているメレンゲドールは、サクサクとした軽い食感で美味しく改良されているものが多いです。口の中ですっと溶けるので、お子様でも食べやすいですよ。

一方で、100均などで売られている「ケーキピック」は、紙やプラスチック製で食べられないものが大半です。見た目が可愛くても、口に入れることはできません。購入する際はパッケージに「食品」としての表示があるか、「装飾品(食べられません)」と書かれているか、必ず裏面をチェックしてくださいね。

チョコプレートやマジパンの活用法

「Merry Christmas」のメッセージプレートも、やっぱり紙製ではなくチョコで出来ている方が嬉しいですよね。市販のチョコプレートを使うのも手軽で良いですが、今年は「アドベントカレンダーの中身」を飾りに活用するアイデアが人気です。

特に輸入菓子のアドベントカレンダーに入っているチョコレートは、ただの四角いチョコではなく、サンタクロース、雪だるま、長靴、プレゼントボックスなどの形をした「立体的なフィギュアチョコ」になっていることが多いんです。これをケーキの上にランダムに並べるだけで、賑やかなクリスマスのジオラマのような世界観が作れます。薄い板チョコのプレートをポンと置くよりも立体感が出て、子供たちも「僕は雪だるま!」「私は長靴!」と選ぶ楽しみが増えて大喜び間違いなしです。

おしゃれなアイシングクッキーを飾りに

絵本のような物語性のある世界観を作りたいなら、アイシングクッキーが最強のアイテムです。平らなクッキーをケーキのトップに刺して「背景」を作ったり、側面に貼り付けてデコレーションしたりと、使い方は無限大です。

特に、ジンジャーマン(人型のクッキー)やお菓子の家(ヘクセンハウス)のパーツは、クリスマス感を一気に高めてくれます。アイシングクッキーは表面が砂糖でコーティングされているため、湿気に少し強く、生クリームのケーキに飾っても比較的崩れにくいのがメリットです。リヴェルニーの記事でもアイシングクッキーの基本的な作り方を紹介していますが、市販のものを活用するのも賢い手です。「食べるのがもったいない!」と言われるような、アートなケーキを目指す方には特におすすめです。

店舗別!クリスマスケーキの飾りに食べれるアイテム

では、実際にどこで「食べられる飾り」を手に入れればいいのでしょうか。身近なお店から通販まで、それぞれの特徴とおすすめアイテムをご紹介します。買い出しの参考にしてみてくださいね。

カルディの輸入菓子を飾りに代用

輸入食品のワンダーランド「カルディコーヒーファーム」は、実はケーキ飾りの宝庫です。製菓材料コーナーだけでなく、通常のお菓子売り場にこそ使えるアイテムが眠っています。

例えば、スペインの老舗ブランド「シモンコール」のチョコレートや、ミニサイズの「パネトーネ」「シュトレン」などです。シモンコールのチョコは包装紙がオーナメントのように美しいので、そのままテーブルに添えても絵になりますし、中身のチョコも精巧な作りです。また、小さなパネトーネをケーキの上にのせて「お菓子の家」の土台にするという大胆なアレンジも可能です。開封してケーキに載せれば、一気に「海外風のデコレーション」が完成します。

リヴェルニーあきらのメモ カルディで売っているキャンディやグミも、透明感があって飾りに使えます。特に「アドベントカレンダー」や「クリスマス限定缶」に入っているお菓子は、11月中に売り切れることも多いので、飾り用に確保するなら早めの来店が鉄則です!見つけたら即カゴに入れるのをおすすめします。

楽天で探す食用花とオーナメント

「近所に売っていない」「特定の色が欲しい」という場合は、楽天市場などのネット通販が確実です。特にエディブルフラワーに関しては、ドライタイプの品揃えが豊富で、少量パック(0.5g〜)から購入できるお店がたくさんあります。

また、業務用のチョコプレートや、プロが使うような精巧なマジパン細工も手に入ります。「87farm」さんのようなエディブルフラワー専門店や、製菓材料の専門店が出店しているので、レビューを見ながら「発送日」と「賞味期限」を確認して注文しましょう。クリスマス直前は配送が混み合い、希望日に届かないリスクもあるため、ドライフラワーや砂糖菓子などの日持ちするものは、12月上旬には手配を済ませておくと安心ですよ。

富澤商店で揃える本格的な製菓材料

「手作り派」の聖地といえば富澤商店(TOMIZ)です。ここでは、飾り専用に作られた「食べられるサンタ」や「トナカイ」のメレンゲドールがバラ売りされています。1個単位で好きな顔を選べるのが嬉しいポイントですね。

また、アラザン(銀色の粒)や、星形のシュガー、クリスマスカラーのチョコスプレーなど、細かいトッピングの種類の多さは圧倒的です。「あと少しだけキラキラさせたい」「雪が降っているように見せたい」という時に役立つアイテムが必ず見つかります。初心者の方でも、店員さんに聞けば使いやすいサイズや量のアドバイスをもらえますし、もしスポンジを焼くのが不安ならスポンジケーキの失敗しないコツを予習していくのも良いかもしれません。

無印良品のクッキーとオーナメント

無印良品も見逃せません。毎年クリスマスシーズンになると登場する「自分でつくる」シリーズの「ヘクセンハウス(お菓子の家)」は、そのままケーキのトップにドーンと載せるだけで主役級の存在感があります。クッキーパーツを組み立てる工程も楽しめるので、イベント性も抜群です。

また、「クリスマスオーナメントとお菓子のセット」のような商品もありますが、ここで一点非常に重要な注意が必要です。無印良品のセットには、「食べられるお菓子(クッキーなど)」と「食べられない木製のオーナメント」がセットになっている場合があります。

必ず確認しましょう 木製のオーナメントはとても温かみがあって可愛いですが、もちろん食べられません。ケーキに飾る際は、間違って食べてしまわないように、必ずゲストやご家族に「これは飾りだよ」と伝えてくださいね。セットのクッキーの方は、ジンジャーなどのスパイスが効いていて大人のケーキにもぴったりです。

セリアやダイソーなど100均の活用術

100円ショップ(セリアやダイソー)の製菓コーナーも年々進化しており、あなどれません。ただ、100均で売られている「サンタさんのピック」や「ヒイラギの飾り」は、多くが紙やプラスチック製(食べられないもの)です。これらは手軽ですが、今回のテーマである「食べられる飾り」ではありません。

100均で「食べられる飾り」を作るなら、「シリコン型」と「チョコペン」を活用するのが正解です。クリスマスのモチーフ(ツリーや星など)のシリコン型に、溶かしたチョコを流し込んで固めれば、オリジナルの食べられるオーナメントが格安で作れます。また、カラフルなトッピングシュガーやアラザンは少量サイズで売られているので、余らせることなく使い切れるのが便利ですね。「ちょっとだけ欲しい」というニーズには最適です。

スーパー等の市販お菓子も使える

わざわざ専門店に行かなくても、近所のスーパーやコンビニで売っているお菓子も立派な飾りになります。私がよくやるのは、「小枝」や「きのこの山」を使った切り株風デコレーションです。

ロールケーキの周りに「小枝」などの棒状のチョコ菓子を隙間なく貼り付ければ、あっという間に「ブッシュ・ド・ノエル」風になりますし、「アポロチョコ」をイチゴに見立てて飾るのも可愛いです。他にも、抹茶味のチョコ菓子で緑色を足したり、白いホワイトチョコ削って雪に見立てたりと、アイデア次第で無限に広がります。お子さんと一緒に「どのお菓子が飾れるかな?」とスーパーを探検するのも、クリスマスの楽しいイベントになりますよ。

まとめ:クリスマスケーキの飾りは食べれる物が正解

2025年のクリスマスは、見た目の美しさはもちろん、「安心」や「無駄のなさ」も大切にするのがトレンドです。プラスチックの飾りを減らし、エディブルフラワーや美味しい輸入菓子、手作りのクッキーで飾られたケーキは、最後までみんなを笑顔にしてくれます。

「これ、全部食べられるんだよ!」と言った時の、子供たちやパートナーの驚く顔を見るのも楽しみの一つですよね。ゴミが出ないので後片付けも楽ちんです。ぜひ今年は、お腹も心も満たされる「完全可食」のクリスマスケーキに挑戦してみてください。

免責事項 ※本記事で紹介した商品の価格や取り扱いは執筆時点のものです。また、アレルギー情報や対象年齢(特に乳幼児への食材提供)については、各商品のパッケージや公式サイトを必ずご自身でご確認ください。飾り付けの際は、清潔な手や器具を使用し、衛生面には十分ご注意ください。

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