業務スーパーのクリスマスケーキ2025予約は?種類と値段を調査

こんにちは。リヴェルニー食堂、運営者のあきらです。

2025年のクリスマス、皆様はケーキの準備はお済みですか。「今年もあっという間に年末が来てしまった」と焦っている方も多いのではないでしょうか。特に今年は、原材料費の高騰や物流コストの上昇により、食品全体の価格が上がり続けています。総務省統計局の消費者物価指数のデータを見ても、洋菓子や生鮮食品の値上がりは家計に大きなインパクトを与えていますよね(出典:総務省統計局『消費者物価指数(CPI)』)。

そんな物価高が続く中でも、年に一度のクリスマスくらいは、家族やパートナー、あるいは自分へのご褒美として、豪華でおいしいケーキを楽しみたいと考えるのは私だけではないはずです。そこで、私たちの強い味方となるのが「業務スーパー」です。

しかし、いざ業務スーパーでクリスマスケーキを用意しようと思うと、「業務スーパーのクリスマスケーキ2025の予約がいつから始まるのか?」「そもそも予約ができるシステムなのか?」といった疑問が湧いてきますよね。また、どんな種類があって値段はいくらなのか、当日ふらっと行っても買えるのか、実際の味の口コミや、もし売れ残っていたら半額になるタイミングがあるのかなど、知りたい情報は山積みかと思います。

実は、業務スーパーの仕組みや商品特性を正しく理解し、うまく活用すれば、面倒な予約の手間をかけずに、一般的なパティスリーやコンビニの半額以下の予算で、驚くほどコスパの良い豪華なクリスマスケーキを楽しむことができるんです。この記事では、食生活アドバイザーとしての視点と、長年業務スーパーを愛用してきた私の経験をもとに、2025年のクリスマスを賢く乗り切るための完全ガイドをお届けします。

この記事でわかること

  • 業務スーパーにおけるクリスマスケーキ予約の実態と、店舗ごとの対応の違い
  • 当日購入でも焦らないための「冷凍スイーツ戦略」と、豊富な種類のラインナップ
  • アマンディホイップやスポンジシートを使った、驚異の値段とコスパの秘密
  • 製菓初心者でも絶対に失敗しない手作りアレンジ術と、美味しく食べるための解凍のコツ
目次

業務スーパーのクリスマスケーキ2025は予約可能か調査

「クリスマスの当日にバタバタしたくないから、業務スーパーでケーキを予約して、当日はサッと受け取るだけにしたい」と考えている方も多いですよね。コンビニやデパートでは当たり前の「予約システム」ですが、業務スーパーでは事情が少し異なります。

ここでは、2025年の最新の予約事情や、店頭に並ぶ商品の実態、さらには「なぜ業務スーパーには予約カタログがないのか」という背景まで、私の徹底的な調査結果と実体験を交えて詳しく解説していきます。

予約販売はいつから始まるか

全社統一の予約システムは存在しない

結論から申し上げますと、業務スーパー(神戸物産)として、大手コンビニチェーンや百貨店のような全店統一の「クリスマスケーキ予約システム」は基本的に存在しません。

これを聞いて「えっ、じゃあ買えないの?」と驚かれるかもしれませんが、安心してください。これは「買えない」という意味ではなく、「予約というプロセスを経ずに購入するスタイル」が基本である、という意味なんです。

業務スーパーは「エブリデイ・ロー・プライス(EDLP)」を掲げており、日々の管理コストを極限まで削減することで、あの安さを実現しています。予約注文の集計や、受取日時の管理、個別の取り置きといった業務は店舗スタッフにとって大きな負担となり、コストアップに繋がってしまうため、あえて導入していない店舗がほとんどなのです。

一部フランチャイズ店舗での例外的な対応

ただし、業務スーパーはフランチャイズ(FC)展開をしているため、店舗ごとのオーナーの裁量が比較的大きいのが特徴です。そのため、一部の店舗や地域によっては、以下のような例外的な対応が行われるケースがごく稀にあります。

  • オードブルやピザの予約: 総菜コーナーが充実している店舗では、クリスマス用のチキンやオードブルセットの予約を受け付けることがあります。
  • 提携メーカーのケーキ予約: ヤマザキパンなどの大手製パンメーカーと取引がある店舗では、メーカーのカタログを使ってホールケーキの予約を受け付ける場合があります。

もし、あなたのお近くの店舗が独自で予約を行っている場合、例年の傾向では11月上旬から12月中旬頃にかけて、店内のサッカー台(袋詰めする台)付近や入り口の掲示板にポスターが貼られることが多いです。公式サイトにはこうした店舗ごとの細かい情報は掲載されないため、「予約はいつから?」とネット検索し続けるよりも、普段のお買い物のついでに店内をチェックしたり、店員さんに「今年はケーキの予約とかありますか?」と聞いてみるのが一番確実な方法ですね。

予約なしで買える種類の実態

では、予約なしでクリスマス当日に店頭に行くと、具体的にどのような商品が買えるのでしょうか。業務スーパーで売られている「クリスマスケーキとして使える商品」は、大きく分けて以下の2パターンが存在します。

種類特徴入手難易度と傾向
冷凍スイーツ (通年・主力商品)リッチチーズケーキ、フォンダンショコラ、ティラミス、アマンディホイップなど。長期保存が可能で、業務スーパーの真骨頂とも言えるラインナップ。易しい(在庫豊富) ただし、クリスマス直前(12/23〜25)は品薄になる可能性あり。
市販のホールケーキ (期間限定・スポット品)ヤマザキパンやその他メーカー製の「苺サンドケーキ」や「ブッシュドノエル」などが、冷蔵コーナーにスポットで入荷することがある。難しい(店舗による) 入荷しない店舗も多く、見つけたらラッキー程度に考えるべき。

生クリームのホールケーキは期待薄?

一般的なスーパーマーケットであれば、12月24日の夕方には売れ残った生クリームのホールケーキが山積みになっている光景を見かけますよね。しかし、業務スーパーではそういった「生のデコレーションケーキ」が大量に陳列されることはあまりありません。

その代わり、業務スーパーの冷凍ショーケースには、世界中から直輸入された本格的な冷凍ケーキや、ケーキ作りの材料となるスポンジシート、ホイップクリームが山のように積まれているのが特徴です。これらは賞味期限が長いため、お店側としても廃棄リスクが少なく、大量に在庫を持つことができるのです。

冷凍ケーキなら当日でも安心

私が食生活アドバイザーとして、また一人の生活者として特におすすめしたいのが、「冷凍ケーキを事前にストックしておく」という新しいクリスマスの準備スタイルです。

「売り切れ」や「受け取り行列」からの解放

生のケーキは消費期限が当日または翌日に限定されるため、「12月24日か25日に必ず受け取りに行かなければならない」という制約が発生します。夕方の混雑した道路や、レジの大行列に並ぶのは、忙しい年末には大きなストレスですよね。

一方、業務スーパーの主力である冷凍スイーツなら、賞味期限は購入から数ヶ月〜1年程度あるものがほとんどです。つまり、12月に入った段階で、空いている平日にゆっくりと買い物を済ませ、自宅の冷凍庫で保管しておくことができるのです。

クオリティは専門店並み

「冷凍ケーキって味が落ちるんじゃないの?」と心配される方もいるかもしれません。しかし、近年の冷凍技術の進化は目覚ましく、特に業務スーパーが直輸入しているヨーロッパ(ベルギーやイタリアなど)のスイーツは、現地の味をそのまま閉じ込めているため、非常にクオリティが高いことで知られています。

「予約し忘れた!」と焦って当日高いケーキを買ったり、コンビニを何軒も回ったりするよりも、12月上旬のうちにお気に入りの冷凍ケーキを買って家の冷凍庫に入れておく。これが、2025年の最も賢く、心に余裕を持てるクリスマスの準備方法だと私は確信しています。

ここがポイント 冷凍ケーキなら、お子様の急な発熱や、仕事の都合でクリスマスパーティーが延期になっても、そのまま冷凍保存しておけるのでフードロスも防げます。予定に合わせて解凍するタイミングを自分でコントロールできるのは、冷凍ならではの最大のメリットです。

人気のアマンディホイップ

業務スーパーのクリスマス商戦、そして手作りケーキにおける「絶対的エース」と言えば、間違いなくこの「アマンディホイップ(フローズン)」でしょう。

1000mlという圧倒的なボリューム

この商品の最大の特徴は、その規格外のボリュームです。1000ml(約1kg)という業務用サイズで、すでにホイップされた状態で冷凍パッケージに入っています。一般的なスーパーで売られている「絞るだけホイップ(冷蔵)」が250ml程度であることを考えると、約4倍の量が入っています。

価格は店舗や時期によりますが、税込で300円台後半〜400円台前半で推移しています。これ一つあれば、5号サイズのホールケーキなら2台分、あるいはパンケーキやプリンへのトッピングなら数え切れないほどの回数楽しむことができます。「ケーキ屋さんみたいにクリームを山盛りにしたい!」「口いっぱいにクリームを頬張りたい!」という子供の頃からの夢を、わずか数百円で叶えてくれる魔法のアイテムです。

解凍して絞るだけの手軽さ

通常、家でケーキを作るとなると、生クリームのパックを買ってきて、氷水に当てながらハンドミキサーで泡立てる作業が必要です。これは温度管理が難しく、泡立てすぎてボソボソになったり、逆に緩すぎてデコレーションできなかったりと、失敗の原因になりやすい工程です。

しかし、アマンディホイップなら解凍してキャップを開け、そのまま絞るだけ。パッケージ自体が絞り袋の役割を果たしており、プラスチックの口金も付いているため、器具を一切汚さずにデコレーションが可能です。

注意点:解凍方法と使い切れない場合 解凍は必ず冷蔵庫で時間をかけて(約3〜4時間)行ってください。急いで常温やレンジで解凍すると、水分と油分が分離してしまい、一度分離すると元には戻りません。 また、1kgも使い切れない場合は、コーヒーに浮かべてウインナーコーヒーにしたり、シチューやカレーの隠し味に入れたり、あるいはジップロックに入れて平らにして再冷凍し、アイスの代わりに食べるという裏技もあります。

お手軽スポンジシートの値段

ホールケーキ作りにおいて、クリームの泡立てと並んでハードルが高いのが「スポンジケーキの焼成」です。卵を泡立て、粉をふるい、オーブンで焼く…この手間と失敗のリスクを完全にゼロにしてくれる神アイテムが、業務スーパーの「お手軽スポンジシート」です。

四角い形状がもたらす自由度

この商品は、長方形のスポンジケーキが3枚スライスされた状態でパッケージされています。価格は税込で500円前後(2025年想定価格)。一般的なスーパーで売られている円形のスポンジ台と同じくらいの価格帯ですが、決定的に違うのはその「形状」です。

丸いスポンジは「丸いケーキ」しか作れませんが、長方形のシート状スポンジは、そのまま重ねてスクエアケーキにするのはもちろん、くるくると巻いてロールケーキ(ブッシュドノエル)にしたり、グラスに合わせてカットしてトライフルにしたりと、アレンジの幅が無限大です。特に、最近SNSで流行している「トランクケーキ」や「スコップケーキ」を作るには、この四角い形状が最適なのです。

しっとりさせるためのひと手間

そのままでも十分美味しいですが、よりお店の味に近づけるなら、スポンジの表面に「シロップ(砂糖水+お好みでリキュール)」を刷毛で打つことをおすすめします。冷凍スポンジ特有のパサつきが抑えられ、口溶けが格段に良くなります。

リッチチーズケーキの評判

SNSや口コミサイトで常に話題になり、「業務スーパーに行ったら必ず買う」というファンも多いのが、豆腐パックのような黄色い容器に入った「リッチチーズケーキ」です。

500gで300円台という価格破壊

500gという大容量で、価格は税込350円〜400円程度。100gあたりで計算すると70円〜80円という、信じられないコストパフォーマンスを誇ります。製造は国内の関連工場で行われており、安心感もあります。

濃厚すぎて「切れない」ほどの密度

「リッチ」という名の通り、その味わいは非常に濃厚でねっとりとしています。クリームチーズの風味が強く、酸味は控えめ。食感はベイクドチーズケーキとレアチーズケーキの中間のような、あるいは生チョコのような密度があります。

クリスマスケーキとして活用するなら、半解凍の状態でサイコロ状にカットし、ホイップクリームやフルーツと一緒に盛り付けて「チーズケーキパフェ」や「デザートプレート」にするのがおすすめです。また、タルト生地に流し込んで焼く、あるいはパンに塗ってトーストするなど、素材としてのポテンシャルも非常に高い商品です。

豆知識:綺麗に切る裏技 包丁をお湯で温めてから切ると断面が綺麗になりますが、もっと簡単なのが「糸」を使う方法です。清潔な手芸用の糸やデンタルフロス(ノンフレーバー)を使い、ケーキの上から底に向かってスーッと通すと、包丁よりも潰れずに美しくカットできます。

市販ケーキとの値段比較

では、結局のところ、業務スーパーで材料を揃えて作る場合と、コンビニやケーキ屋さんで予約購入する場合で、どれくらい費用に差が出るのでしょうか。2025年の物価状況を考慮してシミュレーションしてみましょう。

ここでは、4〜6人で食べる想定の「フルーツたっぷりのデコレーションケーキ」を用意する場合で比較します。

項目有名洋菓子店・コンビニ業務スーパー(手作り)
ケーキ本体4,500円〜6,000円 (5号サイズ・直径15cm)約900円 (スポンジシート約500円 + ホイップ約400円)
フルーツ・装飾価格に含まれる約600円〜1,000円 (冷凍いちご、ミックスベリー、飾りチョコ等)
合計金額4,500円以上約1,500円〜1,900円
1人あたりの単価 (6人の場合)約750円〜1,000円約250円〜300円
ボリューム感決まったサイズ。 おかわりは難しい。スポンジもクリームも大容量。 思う存分おかわり可能。

このシミュレーション結果、いかがでしょうか。半額以下、場合によっては3分の1程度の予算で済んでしまうことが分かります。 もちろん、「プロが作った完璧な美しさ」には及びませんが、その分、クリームを好きなだけ乗せたり、好きなフルーツを山盛りにしたりと、自分好みにカスタマイズできる楽しさがあります。浮いた3,000円ほどの予算で、チキンを豪華にしたり、シャンパンをワンランク上のものにしたり、お子様へのプレゼントの予算を増やしたりできるのは、家計を預かる身としては非常に大きなメリットだと言えるでしょう。

業務スーパーのクリスマスケーキ2025は予約せず手作り

「予約なし=準備不足」ではありません。「予約なし=自由な創造のチャンス」とポジティブに捉えましょう。 業務スーパーの商品を使えば、お菓子作りの経験が全くない方でも、包丁とスプーンさえあれば、プロ並み…とまではいかなくても、家族が歓声を上げるような見栄えの良いクリスマスケーキを作ることができます。

ここでは、私が実際に試して好評だった具体的なアレンジ術や、失敗しないための細かいコツをステップバイステップでご紹介します。

初心者でも簡単な作り方

失敗知らずの「スコップケーキ」

「ナッペ(スポンジにクリームを綺麗に塗る作業)」は、プロのパティシエでも修業が必要な難しい技術です。初心者がいきなりホールケーキを作ろうとすると、クリームがボソボソになったり、スポンジが透けてしまったりして、見た目が残念なことになりがちです。

そこで、私が初心者に最もおすすめしたいのが「スコップケーキ(別名:トライフル)」です。

【用意するもの】

  • 深めのガラス容器や保存容器(透明なものが層が見えて綺麗です)
  • お手軽スポンジシート
  • アマンディホイップ(解凍済み)
  • お好みのフルーツ(冷凍でも缶詰でもOK)

【作り方の手順】

  1. ちぎって敷く: スポンジシートを手で適当な大きさにちぎり、容器の底に敷き詰めます。形を気にする必要は全くありません。
  2. クリームを絞る: その上からアマンディホイップをたっぷりと絞り出します。平らにする必要もありません。
  3. フルーツを乗せる: カットしたフルーツをパラパラと散らします。
  4. 繰り返す: 1〜3の工程を、容器がいっぱいになるまで繰り返します。
  5. 仕上げ: 一番上をフルーツやチョコで華やかに飾り、茶こしで粉糖(泣かない粉糖がおすすめ)を振れば完成!

大きめのスプーン(スコップ)で豪快に取り分けて食べるスタイルです。これなら、スポンジが崩れていようが、クリームの塗り方が雑だろうが、全く気になりません。むしろ、そのラフさが「カフェ風」でおしゃれに見えるのです。小さなお子様と一緒に作っても絶対に失敗しない、最強のレシピです。

冷凍フルーツでデコる方法

クリスマスシーズンの12月は、イチゴの価格が一年で最も高騰する時期です。1パック800円〜1,000円することも珍しくありません。そんな時は、業務スーパーの「冷凍フルーツミックス」や「冷凍イチゴ」がコストダウンの救世主となります。

解凍による「ドリップ」対策

ただし、冷凍フルーツには弱点があります。解凍すると水分(ドリップ)が出て、果肉がクタッとしてしまうことです。これを防ぎ、綺麗に飾るためのコツは以下の2点です。

  1. 半解凍の状態でトッピングする: 食べる直前に、冷凍庫から出したてのカチカチの状態、もしくは少しだけ常温に置いた「半解凍」の状態でケーキに乗せます。これなら形が崩れず、シャリッとしたシャーベットのような食感も楽しめます。
  2. ジャムやナパージュでコーティングする: 解凍したフルーツを使う場合は、表面に透明なジャムやナパージュ(ゼリー状の上掛け)を塗ることで、乾燥を防ぎ、キラキラとした宝石のような輝きを出すことができます。

特におすすめなのが「チェリー入りミックスベリー」です。ラズベリー、ストロベリー、ブラックベリー、サワーチェリーが入っており、赤と黒のコントラストが非常に大人っぽく、クリスマスカラーのデコレーションにぴったりです。解凍して出てきた赤い果汁は、捨てずに砂糖を加えて少し煮詰めれば、極上のベリーソースになります。これを白いホイップにかけるだけで、一気にプロっぽい仕上がりになりますよ。

チョコケーキのアレンジ術

チョコレート派の方には、業務スーパーの濃厚なチョコスイーツを活用したアレンジがおすすめです。ベースとして使えるのは「リッチショコラケーキ」や、輸入菓子コーナーにある「チョコブラウニー」です。

酸味と食感をプラスして高級感アップ

業務スーパーのチョコケーキは非常に濃厚で甘みが強いため、そのままだと少し重たく感じることもあります。そこで、以下のトッピングを加えて味のバランスを整えましょう。

  • 酸味のあるフルーツ: ラズベリーやオレンジ、キウイなど、酸味のあるフルーツを添えることで、チョコの甘さが引き立ちつつ、後味がさっぱりします。
  • ナッツ類: くるみやアーモンドスライスをローストして散らすと、カリッとした食感と香ばしさが加わります。業務スーパーの製菓材料コーナーには、安価なナッツ類も豊富に揃っています。
  • 無糖のホイップクリーム: アマンディホイップは加糖ですが、甘さを抑えたい場合は、純ココアパウダーを混ぜ込んで「ビターチョコホイップ」にするのも一つの手です。

これらをプレートに盛り付ければ、高級ホテルのデザートのような一皿が完成します。

ブッシュドノエルのレシピ

クリスマスの定番ケーキと言えば、薪(まき)の形をした「ブッシュドノエル」。実は、業務スーパーの「お手軽スポンジシート」は最初から長方形なので、わざわざ四角く焼いたり切ったりする必要がなく、ロールケーキを作るのに最適なんです。

巻くだけで完成する魔法のレシピ

【作り方の手順】

  1. 下準備: スポンジシート(1枚)を解凍し、乾燥しないようにラップをしておきます。シロップを軽く打っておくと巻きやすくなります。
  2. クリームを塗る: 解凍したアマンディホイップを薄く塗り広げます。巻き終わり2cmくらいはクリームを塗らないでおくと、はみ出さずに綺麗に巻けます。お好みでカットしたバナナやイチゴを芯に乗せます。
  3. 巻く: 手前から優しく、海苔巻きの要領で巻いていきます。スポンジシートは薄めなので、比較的簡単に巻けますが、もし割れてしまっても気にしないでください。
  4. デコレーション: 巻き終わったら、ラップで包んで冷蔵庫で30分ほど休ませて形を落ち着かせます。その後、全体にチョコホイップ(アマンディホイップにココアを混ぜたもの、またはチョコソースを混ぜたもの)を塗りたくります。
  5. 薪の模様をつける: フォークを使って、クリームの表面に縦に筋を入れ、木の皮の模様を描きます。これがブッシュドノエルの最大の特徴であり、多少の失敗も全て隠せる魔法の工程です。
  6. 仕上げ: ココアパウダーを茶こしで振りかけ、「きのこの山」や「小枝」などの市販のお菓子を飾れば、森の切り株の完成です!

スポンジが少し割れてしまっても、クリームで厚めに覆ってしまえば全く問題ありません。むしろ、少し不格好な方が「本物の木」らしく見えて味わい深いものです。

タルトやパイ生地の活用法

スポンジケーキ以外の選択肢として、冷凍コーナーにある「冷凍パイシート」や「タルトシェル(タルト台)」も見逃せません。

焼くだけでサクサクのミルフィーユ

冷凍パイシートを使えば、難易度の高いミルフィーユも簡単に作れます。 解凍したパイシートを適当な大きさにカットし、フォークで穴を開けてオーブンで焼くだけ。焼き上がったサクサクのパイに、アマンディホイップと、業務スーパーの紙パック入りデザート「カスタードプリン」を崩したものを挟めば、特製カスタードクリームのミルフィーユの出来上がりです。

一口サイズのエッグタルトアレンジ

また、業務スーパーで人気のアジアンスイーツ「エッグタルト(冷凍)」を購入し、オーブントースターで温めた後、冷ましてからホイップとイチゴをちょこんと乗せるだけで、パーティーにぴったりの一口サイズのクリスマススイーツに変身します。手づかみで食べられるので、立食形式のパーティーにもおすすめです。

解凍時間と失敗しないコツ

最後に、業務スーパーの冷凍スイーツや食材を最大限に美味しく楽しむために、最も重要な「解凍」について詳しく解説します。ここを間違えると、せっかくのケーキが台無しになってしまうので要注意です。

冷蔵庫解凍が基本中の基本

早く食べたいからといって、電子レンジの解凍モードを使ったり、暖房の効いた部屋に放置したりするのは絶対にNGです。急激な温度変化は、クリームの分離(油浮き)や、フルーツからの過剰なドリップの原因になります。

主な商品の解凍時間の目安(冷蔵庫:約5℃〜10℃)

  • アマンディホイップ: 約3〜4時間 ※指で押して少し凹むくらいがベスト。完全に溶けきるとダレやすくなります。
  • リッチチーズケーキ: 約1〜1.5時間 ※半解凍の状態でカットするのが鉄則です。
  • スポンジシート: 約1時間(室温でも30分程度で解凍可能) ※乾燥しやすいので、必ずラップに包んだまま解凍してください。
  • 冷凍フルーツ: 食べる直前に取り出す、または冷蔵庫で30分〜1時間(半解凍)

失敗しない最大のコツは、「完全に解凍しすぎないこと」です。特にカットが必要なチーズケーキやブラウニーは、中心がまだ凍っているくらいの状態で切ると、断面がスパッと綺麗に仕上がります。完全に溶けてから切ると、包丁にねっとりとへばりついて形が崩れやすいので注意してくださいね。

業務スーパーのクリスマスケーキ2025は予約より自作

ここまで見てきたように、2025年のクリスマスは「カタログを見て予約して買う」という受け身のスタイルから、「業務スーパーの素材を使って、自分の好きなように賢く自作する」という能動的なスタイルへシフトしてみるのはいかがでしょうか。

業務スーパーを活用すれば、物価高の中でも予算を抑えつつ、ボリューム満点のケーキを用意することができます。何より、予約の締め切りや受け取り時間に追われることなく、自分のペースで準備ができるのは精神的にも大きなメリットです。

家族や友人とワイワイ言いながらクリームを塗ったり、フルーツを飾ったりする時間は、完成品のケーキを買うだけでは得られない「プライスレスな体験」となるはずです。多少形が崩れても、それはそれで楽しい思い出になります。

ぜひ今年のクリスマスは、お近くの業務スーパーの冷凍コーナーを覗いてみてください。そこには、あなたのクリエイティビティを刺激する「宝の山」が眠っています。賢く、美味しく、そして楽しいクリスマスをお過ごしください!

免責事項 本記事に掲載している商品情報、価格、在庫状況は、2025年時点の筆者の調査および予測に基づくものです。店舗や地域、時期により取り扱い商品や価格が異なる場合があります。また、パッケージデザインや仕様が変更になる場合もあります。正確な情報は業務スーパー公式サイトや、お近くの店頭にて必ずご確認ください。

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