スタバの定番「シュガードーナツ」、美味しいですよね。私もあのもっちり食感が大好きです。でも、いざカロリーを調べようとすると、「あれ？」って思いませんか？
公式サイトを見ると「0kcal」と表示されていて、かと思えば他のサイトでは「337kcal」という情報も出てきます。脂質や炭水化物といった他の栄養成分もよくわからず、アレルゲン情報もはっきりしません。「一体どっちが本当なの？」と混乱してしまいますよね。
この記事では、そんなスタバのシュガードーナツのカロリーの謎に迫ります。現在の値段や、なぜ情報が錯綜しているのかを整理しつつ、確実なカロリーが分かる「シュガードーナツボール」との比較や、カロリー以上に知ってほしい「温め」カスタマイズの魅力まで、詳しく解説していきますね。
- シュガードーナツのカロリーが「0kcal」や「337kcal」と表示される理由
- 最新の値段と、脂質・炭水化物などの栄養成分情報
- カロリーが明確な「シュガードーナツボール」との比較
- 絶対に試してほしい「温め」カスタマイズの裏ワザ
スタバのシュガードーナツのカロリーは不明？
まず、皆さんが一番気になっている「カロリー」の謎から解明していきましょう。なぜ公式サイトと他のサイトで情報が違うのか、その理由を整理してみました。このセクションを読むだけでも、「なぜ情報がないのか」がスッキリするかなと思います。
公式カロリーが0kcalの理由
2025年11月現在、スターバックスの公式サイトにある「シュガードーナツ」の栄養成分ページを見てみると、驚くべき表示がされています [1]。
「エネルギー 0kcal」「脂質 0.0g」「炭水化物 0.0g」… [1]
もちろん、小麦粉や砂糖、油を使っているドーナツが本当に0kcalなわけはありませんよね。これは明らかに、製品の栄養成分がゼロであることを示しているのではなく、ウェブサイトのデータベース上で情報が未登録（欠損）になっているか、何らかの技術的なエラーでデータが「0」と表示されてしまっている状態なんだと思います。
この「公式が機能していない」という事態こそが、ユーザーが情報を求めて検索エンジンに頼る最大の理由になっているんですね。一番信頼したいはずの公式情報が手に入らないのは、消費者としてちょっと不安になってしまいます。
337kcalは古い情報？
一方で、多くの情報サイトやブログで「337kcal」という具体的な数値が見つかります [2]。私も最初は「これが正解なのかな？」と思いました。
でも、よく調べてみると、この「337kcal」という情報が掲載されている記事の多くは、更新日が2023年頃で、当時の価格は「253円（税込）」と記載されているんです [2]。
ご存知の通り、スターバックスはその後価格改定を行っています。食品業界において、価格改定は単なる値上げだけではなく、製品自体がリニューアルされ、サイズや原材料の配合が変わっている可能性が非常に高いことを意味します。
253円から280円への価格変更 [2, 3] があった以上、2023年時点のカロリーが現在も同じとは考えにくいですよね。
結論として、「337kcal」というのは、あくまでも「2023年時点の旧製品における参考値」と考えた方が良さそうです。現在の製品の正確なカロリーとして扱うのは、不正確な情報になってしまうリスクがありますね。
最新の値段は280円（店内）
では、現在の正しい値段はいくらなのでしょうか。
2025年11月時点の最新の公式メニュー情報 [3] や、更新日の新しいメディア情報 [4] によると、シュガードーナツの価格は以下の通りです。
- 店内飲食価格: 280円（税込） [3, 4]
- 持ち帰り価格: 275円（税込） [4]
この価格差は、消費税率の違い（店内10%、持ち帰り8%）によるものです。この最新価格「280円」と、古いカロリー情報「337kcal」 [2] に紐づく古い価格「253円」 [2] とは、明確に異なっています。
やはり、カロリー情報も最新のものを知りたいところですが、現状では難しいようです。
脂質や炭水化物などの栄養成分
カロリーが「0kcal」と表示されているのと同様に、脂質、炭水化物、糖質、食物繊維といった他の栄養成分も、公式サイトではすべて「0.0g」となっています [1]。
特に最近は、糖質制限（ロカボ）や脂質制限（ローファット）を意識している方も多いと思います。そうした方々にとっては、カロリー以上に脂質や糖質の具体的な数値が知りたいところですよね。
残念ながら、古い「337kcal」時代の情報にも、脂質や炭水化物の詳細な記載は見当たりませんでした [2]。現時点では正確な栄養成分は完全にブラックボックス状態と言えます。
（参考： 消費者庁「栄養成分表示」）
アレルゲン情報（卵不使用？）
栄養成分以上に深刻なのが、アレルゲン情報です。
これもカロリーと同じ問題が起きていて、過去の（337kcal時代の）情報では「卵を使用せず、天然酵母のみで作られている」といった記述も見られました [2]。卵アレルギーの方にとっては希望の持てる情報だったかもしれません。
しかし、これも古い製品の情報である可能性があり、価格改定を経た現在の製品が同じ原材料（卵不使用）を維持しているという確証はどこにもありません。
【最重要】アレルゲンに関する注意
現在の公式サイトのアレルゲン情報も「0」と表示されており [1]、正確な検証が不可能です。アレルギーは健康に直接関わる重大な問題です。
製品がリニューアルされている可能性を考えると、過去の「卵不使用」という情報を鵜呑みにするのは非常に危険です。アレルギーをお持ちの方は、購入前に必ず店舗のレジで、パートナー（店員）さんに最新の情報を確認するようにしてください。
スタバシュガードーナツのカロリー以外の魅力
シュガードーナツの正確なカロリーは残念ながら不明瞭で、モヤモヤしてしまいますよね。ですが、このドーナツの魅力は数値だけではありません！
むしろ、カロリーを気にするより、もっと美味しい楽しみ方があるんです。私が特におすすめしたい「体験」としてのカスタマイズや、カロリーがハッキリしている関連商品を紹介しますね。
温めカスタマイズの裏ワザ
スタバのシュガードーナツ、いつもそのまま食べていませんか？もしそうなら、ぜひ一度試してほしいのが「温め（ヒーティング）」です！ [5, 4]
これはメニューには載っておらず、大々的に推奨されているわけでもない、いわば「裏ワザ」的な無料カスタマイズ [5]。でも、勇気を出してレジで「温めてください」とお願いするだけでOKです [5]。
その際、パートナーさんから「上のアイシング（シュガーコーティング）が溶けますが、よろしいですか？」と確認されることが多いんですが [5]、ここで怯んではいけません。
ぜひ、「はい、お願いします！（むしろそれが良いんです！）」と笑顔で答えてみてください。なぜなら、その「溶ける」のが最高に美味しいんですから [5]。
温めるとナイフとフォークで提供？
なぜ「温め」をこんなにオススメするのか。それは、食感と体験が劇的に変わるからです。
温められたシュガードーナツは、いつもの弾力あるもっちりした食感とは別物 [4]。ある人が「ドーナツだったというプライドはどこいった！」と表現したように [5]、ふんわり、とろけるような柔らかさに生まれ変わります。
熱で溶けたアイシングが生地にじゅわっと染み込み、甘い香りが立ち、噛むたびに「ジットリとした食感」が楽しめます [5]。例えるなら、出来立てのフレンチトーストや、フォンダンショコラのとろける瞬間に近い多幸感が味わえます。
そして一番のポイントは、提供方法です。温めたドーナツは熱くて柔らかく、手で持てなくなります [5]。そのため、店内で食べると、自動的にお皿に乗せられ、ナイフとフォークが添えられて提供されるんです [5]。
いつものドーナツが、まるで専門店のデザートプレートのようになる。この「ちょっと贅沢な体験の変化」こそが、温めカスタマイズ最大の魅力ですね。
無料・有料カスタマイズ（ホイップ等）
そのままの「温め」に慣れてきたら、次はさらなるカスタマイズにも挑戦してみましょう。もちろんカロリーは追加されちゃいますが、試す価値アリな組み合わせばかりです！ [4]
おすすめカスタマイズ（すべて温め併用可！）
【無料カスタマイズ】
- ハチミツ追加: やさしい、まろやかな甘さがプラスされます。温めたドーナツにかけると、生地に染み込んでさらに美味しくなります [4]。
- シナモンパウダー追加: シンプルなドーナツとシナモンの相性は抜群！温めると香りが立って、一気にチャイのようなスパイシーなデザートに早変わりします [4]。
【有料カスタマイズ（+33円税込）】
- ホイップクリーム追加: ドリンク用の甘さ控えめホイップが、ドーナツの甘みと絶妙にマッチします [4]。温めたドーナツの「熱」とホイップの「冷」のコントラストがたまりません。
- ソース追加 (チョコorキャラメル): 濃厚な「味変」が楽しめます [4]。温めたドーナツにチョコソースをかければ、もう立派なカフェデザートですね。
個人的には、「温め」＋「シナモンパウダー」の組み合わせが、シンプルでドーナツ本体の美味しさを引き立ててくれるので一番好きです。
シュガードーナツボールのカロリー
「カスタマイズもいいけど、やっぱりどうしてもカロリーがわからないと不安…」という方には、こちらがおすすめです。
不思議なことに、本体のカロリーは不明なのに、一口サイズの「シュガードーナツボール」（5個入り） [6] については、栄養成分がハッキリと公開されています。
こちらがその詳細なデータです。
シュガードーナツボール（5個入り）栄養成分 [7, 8, 9]
- エネルギー: 428 kcal [7, 8, 9]
- たんぱく質: 4.5 g [8]
- 脂質: 24.4 g [7, 8, 9]
- 炭水化物: 47.7 g [7, 8, 9]
- （うち糖質: 46.6 g） [7, 8]
- （うち食物繊維: 1.1 g） [7, 8, 9]
- 食塩相当量: 0.5 g [7, 8, 9]
- （参考）飽和脂肪酸: 11.3 g / トランス脂肪酸: 0.1 g [8]
※2025年11月1日時点の公式情報 [9]
なんと、428kcal [7, 8, 9]。本体のドーナツの古い参考値が337kcal [2] だったことを考えると、それよりも総カロリーはかなり高いんですね。5個入りでつまみやすく、シェアもしやすいですが [6]、カロリーを気にする方は「ちょっとだけ」のつもりが高カロリーになってしまう可能性があるので注意が必要かもしれません。
他のドーナツとのカロリー比較
参考までに、他のドーナツ様製品とも比べてみましょう。シュガードーナツボールのように、カロリーが確定しているものもあれば、シュガードーナツ同様に古い情報しかないものも混在しています。
| 製品名 | カロリー (kcal) | 脂質 (g) | 炭水化物 (g) | データ状況 (2025年11月現在) |
|---|---|---|---|---|
| シュガードーナツ | 337 kcal (？) [2] | N/A | N/A | 公式データ欠損 [1]。2023年参考値 [2] |
| シュガードーナツボール | 428 kcal [7] | 24.4 g [7] | 47.7 g [7] | データ確定済 [7, 9] |
| スイートポテト マラサダ | 329 kcal [10] | 16.2 g [10] | 42.2 g [10] | データ確定済 [10] |
| チョコレートクリームドーナツ | 385 kcal (？) [2, 11] | N/A | N/A | 2023年参考値 [2] |
※「シュガードーナツ」「チョコレートクリームドーナツ」のカロリーは、2023年時点の古い情報であり、現在の製品とは異なる可能性があります [2]。あくまで参考値としてご覧ください。
※スイートポテト マラサダは定番商品ではない場合があります。最新のラインナップは店頭でご確認ください。
こうして見ると、カロリーが確定している中では「スイートポテト マラサダ」が329kcal [10] と、シュガードーナツの古い参考値 [2] よりも低く、比較的控えめですね。選ぶ際の参考になるかなと思います。
サイズアップモーニングでお得に
シュガードーナツのもう一つの魅力は、朝の時間帯（午前11時まで）なら「サイズアップモーニング」の対象になることです [4]。
これは、対象のドリンクと「シュガードーナツ」などの対象フードを一緒に買うと、ドリンクが無料で1サイズアップする、とってもお得なプログラムです [4]。
サイズアップモーニング概要
- 実施時間: 開店～午前11時まで
- 対象フード: シュガードーナツ、あらびきソーセージ＆スクランブルエッグ イングリッシュマフィン、など（時期によって変動あり）
- 対象ドリンク: ドリップ コーヒー、カフェ ミスト、スターバックス ラテ（ソイ・アーモンド・オーツミルク・ディカフェも含む）など [4]
- 内容: Short→Tall、Tall→Grande、Grande→Venti® へ無料でサイズアップ [4]
※Venti®のサイズアップはできません。一部対象外の店舗があります [4]。
カロリーは気になるところですが、朝ごはんにコーヒーとドーナツをお得に楽しむのは、素敵な一日の始まり方かもしれませんね。
スタバシュガードーナツのカロリーまとめ
今回は、スタバのシュガードーナツのカロリーについて、その謎と魅力に迫ってみました。
結論として、最新の正確なカロリーは、公式データのエラーにより「不明」というのが現状です [1]。他サイトで見かける「337kcal」という情報は、価格改定前の古い参考値でした [2]。
もし正確なカロリーや栄養成分を知りたい場合は、情報が確定している「シュガードーナツボール」（428kcal） [7, 9] や、他のドーナツ（例：「スイートポテト マラサダ」329kcal [10]）を選ぶのが確実です。
でも、私が一番お伝えしたいのは、カロリーの数値に一喜一憂するよりも、ぜひ「温め」カスタマイズを試してみてほしい、ということ。
ナイフとフォークで食べる、いつもとは違う特別なシュガードーナツ体験 [5]。カロリー情報がはっきりしない今だからこそ、数値では測れない「美味しさ」や「体験」を楽しんでみるのはいかがでしょうか。ぜひ一度、味わってみてくださいね。
本記事の情報は2025年11月時点の調査に基づいています。栄養成分や価格、アレルギーに関する最新の正確な情報は、スターバックス公式サイトまたは店舗にて直接ご確認ください。
