鎌倉観光の記念に、素敵なお土産を探している方も多いでしょう。「鎌倉でしか買えないお土産ランキング」で上位に来るのはどの商品か気になりますよね。古都・鎌倉には、歴史と伝統を感じさせる銘菓から、最新のおしゃれなスイーツまで、訪れる人々を魅了するお土産が実に豊富に揃っています。定番中の定番である豊島屋の鳩サブレーや、近年絶大な人気を誇る鎌倉紅谷のクルミッ子はもちろんのこと、鎌倉小川軒のレーズンウィッチ、鎌倉ニュージャーマンのかまくらカスター、鎌倉五郎本店の鎌倉半月など、名前を聞くだけで心が躍るような魅力的なお菓子がたくさんあります。
また、少し通好みのお土産としては、鎌倉山ラスクのカラフルな詰め合わせや、鎌倉まめやの多種多様な豆菓子を集めた鎌倉八景、独特の食感が楽しめる段葛こ寿々のわらび餅、素材の甘さが際立つ鎌倉いとこのかぼちゃきんつば、300年以上の歴史を持つ力餅家の権五郎力餅なども根強い人気を誇ります。甘いもの以外や、おしゃれな贈り物をお探しなら、レ・ザンジュの塩味クッキーであるプティ・フール・サレは特におすすめです。さらに、隠れた名店POMPONCAKESのレモンケーキやロールケーキ、北鎌倉の風情を感じる三日月堂花仙の鎌倉どら焼、鳩サブレーの豊島屋が手がける洋菓子舗の小ミミパイやベルリーナも見逃せない存在と言えるでしょう。
最近では、SNSなどでも話題になる新しいスイーツも次々と登場しています。アロマ生チョコレート専門店MAISON CACAOの生チョコタルト、バターにこだわるBUTTER HOLICの食べ歩きに最適なワンハンドミルフィーユやバターパイ詰め合わせ4個セット、可愛らしいパッケージが人気のromi-unieのサブレ・エ・コンフィチュール、冷たい焼き芋という新感覚の鎌倉いにしえにしの上品な花御成、グルテンフリーが嬉しいマヤノカヌレのカヌレアソート、MAISON CACAOの別ブランド、カカオハナレの濃厚な抹茶のテリーヌ、豊島屋洋菓子舗 置石でしか買えないバターケーキやチーズケーキ、本格フレンチのパティスリー、レガレヴのビスキュイ バロン、抹茶の濃さを選べる鎌倉茶々の抹茶っ茶プリンなども注目を集めています。
職場などで配るのに便利なばらまき用のお土産としては、鎌倉紅谷の鎌倉だよりや、鎌倉まめやの缶入り一口パック豆いろいろ、北鎌倉の名店CALVAの焼きドーナツであるロンロンなどもおすすめです。この記事では、数ある鎌倉土産の中から、「鎌倉でしか買えない」という視点も加えつつ、人気のお土産をランキング形式で詳しくご紹介します。定番の銘菓から話題の最新スイーツ、そして大人数に配りやすいばらき用に便利なものまで、あなたの鎌倉土産選びを全力でサポートします。
・鎌倉でしか買えない定番のお土産が分かる
・鎌倉限定の和菓子や洋菓子が見つかる
・ばらまき用に最適なお土産が分かる
・鎌倉で話題の最新スイーツが分かる
鎌倉でしか買えないお土産ランキング【定番編】
・不動の定番 鳩サブレー
・大人気!鎌倉紅谷のクルミッ子
・鎌倉小川軒のレーズンウィッチ
・ふわふわ食感のかまくらカスター
・鎌倉五郎本店の鎌倉半月
不動の定番 鳩サブレー
鎌倉土産の代名詞ともいえるのが、豊島屋の「鳩サブレー」です。その知名度は全国区であり、「鎌倉でしか買えないお土産ランキング」を語る上で絶対に外すことのできない、まさに不動の存在と言えるでしょう。神奈川県内では百貨店などでも比較的手に入りやすいものの、県外での常設販売店舗は限られており、やはり鎌倉を訪れた記念として本店などで購入する価値は十分にあります。
明治時代に誕生して以来、実に100年以上にわたって多くの人々に愛され続けているこのお菓子は、サクサクとした軽快な食感と、口にした瞬間に広がるバターの豊かな風味が最大の特徴です。かわいらしい鳩の形は、豊島屋の初代が鶴岡八幡宮を深く崇敬していたことから生まれたデザインです。本殿に掲げられた額の「八」の字が鳩の抱き合わせであったこと、そして境内で子供たちに親しまれていた鳩の姿から着想を得たと、豊島屋公式サイトのよくあるご質問ページ( https://www.hato.co.jp/hato/qa )でも語られています。
原材料は小麦粉、砂糖、バター、卵、膨張剤のみと非常にシンプル。しかし、その配合バランスと長年培われてきた焼き加減が絶妙で、素朴でありながらも飽きのこない、どこか懐かしい優しい味わいを生み出しています。この普遍的な美味しさこそが、老若男女問わず幅広い世代に長年支持され続ける最大の理由でしょう。甘すぎないので、緑茶やコーヒー、紅茶、牛乳など、どんな飲み物とも相性が良いのも嬉しい点です。
鳩サブレーは一枚ずつ丁寧に個包装されているため、湿気にくく、職場や学校、友人への「ばらまき用」のお土産としても非常に便利です。枚数も4枚入りの袋から、44枚入りの大きな缶まで様々なサイズが用意されており、用途に応じて選べます。特に黄色い缶は、食べ終わった後も小物入れとして活用する人が多い、人気のパッケージです。鎌倉駅東口から若宮大路方面へ徒歩数分の場所にある本店は、歴史を感じさせる重厚な佇まいも魅力の一つ。店内には鳩サブレーだけでなく、季節感あふれる美しい上生菓子や干菓子、羊羹などの和菓子も多数取り揃えられています。また、鳩をモチーフにした愛らしいオリジナルグッズ(通称:鳩グッズ)も販売されており、訪れるだけでも鎌倉観光の楽しい思い出になります。
補足情報:
豊島屋の本店限定で販売されている「鳩グッズ」は、お菓子と並んで隠れた人気を集めています。鳩サブレー型の消しゴムやクリップ、付箋、レターセットといった文房具から、手ぬぐいやミニタオル、キーホルダー、さらには鳩サブレー型のマグネットまで、その種類は多岐にわたります。実用的なアイテムも多いので、お菓子以外のちょっと変わった、鎌倉らしいお土産を探している方にもおすすめです。
(End補足情報)
大人気!鎌倉紅谷のクルミッ子
ここ数年でその人気が急速に高まり、今や鳩サブレーと肩を並べるほどの存在感を示す「鎌倉でしか買えないお土産ランキング」の定番となったのが、鎌倉紅谷(べにや)の「クルミッ子」です。その人気は鎌倉市内にとどまらず、全国的な知名度を獲得し、多くの百貨店催事などでも行列ができるほどです。
クルミッ子は、丁寧に作られた自家製のキャラメルに、香ばしくローストされたクルミがこれでもかとぎっしり詰め込まれ、それをバターの風味豊かな自家製クッキー生地でサンドして焼き上げた、一口サイズのお菓子です。このお菓子の最大の魅力は、キャラメルのほろ苦さと濃厚な甘さ、クルミの香ばしさとカリッとした食感、そしてバター生地のリッチな風味が三位一体となった、複雑でありながらも絶妙な味わいのバランスにあります。甘すぎず、後味にしつこさがないため、普段あまり甘いものを召し上がらない方からも「これなら食べられる」と好評です。常温で食べるのが基本ですが、夏場は少し冷やして食べると、キャラメルが締まってまた違った食感が楽しめます。
鎌倉紅谷の公式サイトによると、クルミッ子は多くの工程で職人の手作業が欠かせず、特に味の決め手となるキャラメルの製造には細心の注意が払われているとのこと。大きな銅釜を使い、その日の気温や湿度によって火加減や煮詰める時間を微妙に調整し、常に最適な状態のキャラメルを作り上げているそうです。この手間暇を惜しまないこだわりが、クルミッ子ならではの独特の深い風味と、歯にくっつきにくい絶妙な食感を生み出しています。(参照:鎌倉紅谷公式サイト クルミッ子 商品紹介ページ – https://beniya-ajisai.co.jp/products/kurumicco/ )
ポイント情報:
クルミッ子は現在、非常に人気が高く、入手困難な状況が続くことも少なくありません。特に週末やゴールデンウィーク、夏休みなどの観光シーズンには、鶴岡八幡宮近くの八幡宮前本店や、小町通り沿いの小町横路店などで、午前中の早い時間帯に当日販売分が売り切れてしまうことも珍しくありません。確実に購入したい場合は、開店時間直後を狙うか、可能であれば事前に電話などで予約状況や整理券の配布について確認することをおすすめします(店舗によって対応が異なります)。オンラインストアでの販売もありますが、こちらもすぐに完売することが多いです。
(Endポイント情報)
パッケージには、愛らしいリスが描かれたレトロで温かみのあるデザインが採用されており、これも人気の理由の一つとなっています。贈答用にも適した8個入りや16個入りの缶タイプや箱タイプが主流ですが、自分用や親しい友人へのお土産には手軽な5個入りの箱も用意されています。用途や予算に合わせて選べる点も嬉しいポイントです。
鎌倉小川軒のレーズンウィッチ
鎌倉小川軒の「レーズンウィッチ」もまた、古都・鎌倉を代表するお土産として長年にわたり多くの人々に愛され続けている、洋菓子の逸品です。もともとは東京の代官山(または新橋)にある有名な「小川軒」からのれん分けされたお店ですが、鎌倉の地で独自のレシピと素材へのこだわりを追求し、鎌倉土産としての確固たる人気を確立しました。鎌倉には他にも「〇〇小川軒」と名乗るお店がいくつかありますが、それぞれ独立しており、レシピも少しずつ異なると言われています。
このお菓子の主役は、なんといっても、惜しげもなくたっぷりとサンドされたふっくらと肉厚な自家製ラムレーズンです。厳選されたカリフォルニア産レーズンを丁寧にラム酒に漬け込み、その芳醇で華やかな香りを最大限に引き出しています。そして、そのラムレーズンと絶妙なハーモニーを奏でるのが、口どけが良く、バターの風味がしっかりと感じられる上品な甘さのバタークリーム。これらを、さっくりとした軽い食感ながらも、バターの豊かな風味がしっかりと味わえる自家製のサブレで贅沢にサンドしています。
ラム酒の芳醇な香りが特徴的であり、大人向けのスイーツという印象を持たれがちですが、鎌倉小川軒の公式サイトの商品説明によると、製造過程でアルコール分は飛ばしている(揮発させている)とされており、お子さまでも安心して食べられるという情報があります。とはいえ、ラム酒特有の華やかな風味はしっかりと残っているため、お酒が苦手な方や非常に敏感な方は注意が必要かもしれません。上品で飽きのこない、完成された味わいは、ブラックコーヒーやストレートの紅茶との相性が抜群で、午後の優雅なティータイムをより一層豊かに彩ってくれます。
鎌倉駅西口(通称:裏駅、御成通り側)を出てすぐの場所に本店があり、観光客で常に賑わう東口(小町通り側)とは対照的に、比較的落ち着いた雰囲気の中でお買い物を楽しめるのも魅力の一つです。店内にはカフェスペースも併設されており、購入したレーズンウィッチをその場で味わうことも可能です(カフェの営業時間は要確認)。
ふわふわ食感のかまくらカスター
鎌倉ニュージャーマンの「かまくらカスター」は、観光客だけでなく、地元鎌倉の人々にも日常的に深く愛されている定番の生菓子です。お土産として購入されるのはもちろんのこと、自宅用のおやつや、ちょっとした手土産としても頻繁に利用されています。
その最大の魅力は、まるで上質なカステラのようにきめ細かく、ふんわりと焼き上げられた優しい甘さのスポンジケーキの中に、とろりとした滑らかな舌触りの特製カスタードクリームがたっぷりと詰まっている点にあります。スポンジは驚くほど軽く、中のカスタードクリームは濃厚でありながらも甘さ控えめ。この絶妙なバランスが、いくつでも食べられてしまいそうな、飽きのこない優しい美味しさを生み出しています。
通年販売されている定番の「カスタード」味は、卵のコクとバニラの香りがしっかりと感じられる王道の美味しさです。また、「チョコレート」や香り高い「抹茶」も根強い人気があります。しかし、かまくらカスターのもう一つの大きな魅力となっているのが、季節ごとに登場する、彩り豊かで魅力的な限定フレーバーの存在です。例えば、春には「白桃」や「さくら」、夏には「マンゴー」や「湘南ゴールド(神奈川県産の柑橘)」、「塩キャラメル」、秋には「マロン(栗)」や「かぼちゃ」、冬には「りんご」や「ストロベリー」など、年間を通じて実に10種類以上もの多彩な味が楽しめるため、鎌倉を訪れるたびに新しい味に出会えるワクワク感があります。
注意点:
かまくらカスターは生菓子であり、要冷蔵の商品です。また、消費期限も製造日から5日間と、焼き菓子に比べると比較的短めです(鎌倉ニュージャーマン公式サイト情報より)。そのため、遠方へのお土産として持ち帰る場合や、購入してから相手に渡すまでに時間がかかる場合は、持ち歩き時間や保冷バッグ・保冷剤の有無などを十分に考慮する必要があります。特に夏場の持ち歩きには注意が必要です。
(End注意点)
鎌倉五郎本店の鎌倉半月
可愛らしいうさぎがトレードマークとして描かれたパッケージでお馴染みの、鎌倉五郎本店「鎌倉半月」。これもまた、「鎌倉でしか買えないお土産ランキング」には必ずと言っていいほど名前が挙がる定番中の定番であり、特にそのコストパフォーマンスの良さと、賞味期限の長さ、そして幅広い層に受け入れられる味わいで、多くの人々に選ばれ続けています。
大きな半月型に焼き上げられた生地は、一般的なゴーフレットのように軽くはなく、また伝統的なおせんべいのように硬すぎることもない、パリッとした独特の食感が最大の特徴です。この香ばしく焼き上げられた生地の間に、それぞれのフレーバーに合わせた上品な甘さのクリームがたっぷりとサンドされています。生地自体にもほのかな甘みがあり、クリームとの一体感が楽しめます。
定番として通年販売されているのは、香り高い宇治抹茶を使用したクリームを挟んだ「抹茶風味」と、優しい甘さの小倉(つぶあん)クリームを挟んだ「小倉風味」の2種類がセットになったものです。抹茶風味は、抹茶のほろ苦さが生地の甘さを引き立て、小倉風味は、小豆の風味がしっかりと感じられます。さらに、季節によっては限定の味も登場します。例えば、春には桜風味、夏には爽やかな白桃風味、秋には香ばしい栗風味やピーナッツ風味などが販売されることがあり、定番と合わせて購入すれば、選ぶ楽しみも味わう楽しみも広がります。
鎌倉半月は一枚ずつ丁寧に個包装されており、見た目も上品なため、贈答用としても適しています。そして特筆すべきは、その賞味期限の長さです。公式サイトによると製造日から30日間とされており、常温での保存も可能なため、お土産として非常に扱いやすい点が大きなメリットです。5枚入り、10枚入り、24枚入りなど、枚数のバリエーションも豊富なので、職場やサークルなどで大人数に配る「ばらまき用」のお土産としても、非常に優秀で頼りになる一品と言えるでしょう。
鎌倉でしか買えないお土産ランキング【和菓子】
・伝統の味 権五郎力餅
・三日月堂花仙の鎌倉どら焼
・鎌倉いとこの かぼちゃきんつば
・段葛こ寿々の わらび餅
・鎌倉いにしえにしの上品な花御成
伝統の味 権五郎力餅
古都・鎌倉の歴史を感じさせる和菓子土産として、その素朴な味わいと長い歴史で絶対に外すことのできない存在が、力餅家(ちからもちや)の「権五郎力餅」です。創業は江戸時代の元禄年間とも宝永年間とも伝えられ、実に300年以上もの間、鎌倉の坂ノ下の地で変わらぬ製法と味を守り続けている、まさに老舗中の老舗の看板商品です。
このお菓子は、驚くほど柔らかく、そして絹のようになめらかにつきあげられたお餅(求肥:ぎゅうひ)を、甘さを極力抑えた上品なこし餡で丁寧に包み込んだ、非常にシンプルな求肥餡餅です。特筆すべきは、添加物を一切使用せず、厳選されたもち米、小豆、砂糖といった素材本来の味を最大限に活かして作られている点です。シンプルだからこそ、素材の持つ本来の風味と、長年受け継がれてきた職人の技が光ります。口に入れると、まず餡の上品な甘さが広がり、続いてお餅の柔らかさとほのかな米の甘みが感じられます。
その印象的な名前の由来は、お店のすぐ近くに鎮座する御霊神社(ごりょうじんじゃ)、通称「権五郎神社」の祭神である鎌倉権五郎景政(かまくらごんごろうかげまさ)という、平安時代後期の武勇に優れた伝説的な武士にちなんでいます。歴史ある鎌倉ならではのストーリーを持つ、由緒正しい和菓子なのです。
注意点:
権五郎力餅は添加物を一切使用していない、その日に作られた生菓子であるため、その賞味期限は原則として「当日限り」とされています。時間が経つと、どうしてもお餅が硬くなってしまいます。作りたての、あの驚くほど柔らかい食感と繊細な風味を味わうのが醍醐味です。そのため、残念ながらお土産として遠方に持ち帰ったり、翌日以降に渡したりするのには向きません。鎌倉を訪れたその日のうちに渡せる近しい方へのお土産にするか、もしくは鎌倉滞在中に、自分自身への特別なご褒美として、その日のうちに味わうのが最もおすすめです。
(End注意点)
三日月堂花仙の鎌倉どら焼
北鎌倉の落ち着いた雰囲気、円覚寺や明月院といった名刹にも近い静かな佇まいの中に店を構える、三日月堂花仙(みかづきどうかせん)。ここの「鎌倉どら焼」は、いわゆる有名観光地で売られている大量生産のどら焼きとは一線を画す、知る人ぞ知る、本物志向の方にこそ味わってほしい上質な銘品です。
まず特筆すべきは、その丁寧に焼き上げられた生地。特注の厚い銅板を使い、熟練の職人が一枚一枚、その日の状態を見極めながら火加減を調整し、手焼きしています。そのため、焼き色が均一で美しく、パサつきが全くなく、口にすると驚くほどしっとりとしています。生地には蜂蜜が加えられており、優しい甘さと芳醇な香りがふわりと鼻を抜けていきます。中の餡は、豆選びからこだわり、北海道産の厳選された大粒の小豆を使用。その小豆を、手間暇かけてじっくりと炊き上げ、甘さを抑えた上品な味わいの粒あんに仕上げています。小豆本来の持つ豊かな風味と、しっかりとした粒感がちゃんと残っており、しっとりとした生地との相性も抜群です。
さらに、三日月堂花仙ならではの特筆すべきこだわりが、どら焼きが焼き上がってからわずか10分以内に個包装し、完全に密封するという独自の製法です。これにより、生地のしっとり感と焼きたてに近い風味が、時間が経っても損なわれにくく、美味しさが長持ちするのです。見た目は非常にシンプルですが、一口食べれば、その素材へのこだわりと職人の丁寧な仕事ぶりがひしひしと伝わってきます。まさに古都・鎌倉の風情と、和菓子作りの真髄が感じられる、本物志向の方へのお土産として、自信を持っておすすめできる逸品です。
鎌倉いとこの かぼちゃきんつば
長谷寺や高徳院(鎌倉大仏)といった、鎌倉観光のハイライトとも言える主要な観光スポットが点在するエリアに本店を構える「鎌倉いとこ」。ここの代名詞とも言える名物であり、店頭で職人が一つひとつ丁寧に焼き上げる様子と、そこから漂う甘く香ばしい匂いが道行く人々を惹きつけ、食べ歩きスイーツとしても絶大な人気を集めているのが「かぼちゃきんつば」です。
きんつばの主役となる餡には、糖度が高く、ほくほくとした食感が特徴の北海道産「えびすかぼちゃ」を贅沢に使用。かぼちゃ本来の持つ素朴で優しい甘さが最大限に活かされており、過度な砂糖の甘さに頼らない、素材本来の自然な美味しさを堪能できます。その食感は非常にしっとりとして滑らか。そして、そのかぼちゃ餡の中には、味と食感のアクセントとして、ふっくらと丁寧に炊き上げられた北海道産の大納言小豆が絶妙なバランスで散りばめられています。かぼちゃの優しい甘みと、大納言小豆の上品な風味が口の中で見事に調和します。
「鎌倉いとこ」のきんつばは、伝統的な製法に独自の工夫を加えている点も特徴です。一般的には寒天で餡を固めますが、こちらでは蒸し上げる製法を取り入れることで、よりしっとり、もっちりとした食感を実現しているそうです。また、餡を包む薄い衣にも、小麦粉に米粉をブレンドすることで、独特の食感を出しています。店頭では、蒸したて、焼きたての温かいきんつばを1個から購入することが可能です。鎌倉の街歩きで少し疲れた時に、温かくて優しい甘さのきんつばを頬張れば、心も体もほっこりと満たされることでしょう。
補足情報:
「かぼちゃきんつば」が圧倒的な一番人気ですが、「鎌倉いとこ」には他にも非常に多くの種類の魅力的なきんつばが揃っています。定番の「小倉」をはじめ、濃厚な甘みが特徴の「安納芋」、香り高い「抹茶」、香ばしい「くるみ」、意外な組み合わせが癖になる「生チョコ」、洋風な味わいの「キャラメルナッツ」など、選ぶのに迷ってしまうほど多彩なラインナップです。様々な味を詰め合わせることも可能なので、色々な味を少しずつ試してみたい方や、贈る相手の好みに合わせて選びたい方にもおすすめです。
(End補足情報)
段葛こ寿々の わらび餅
鎌倉の中心部、鶴岡八幡宮へと続く由緒ある参道である段葛(だんかずら)のすぐそばに店を構える「段葛 こ寿々(こすず)」。本来は、石臼挽きの蕎麦粉を使ったこだわりの手打ち蕎麦が味わえる名店として、地元の人々や多くの観光客に知られていますが、同時にお土産として、あるいは食後のデザートとして絶大な人気を誇るのが、この「わらび餅」です。
こ寿々のわらび餅が多くの人々を魅了し、鎌倉土産の定番の一つとして数えられる理由は、その独特で忘れられない食感にあります。原料には、現在では国内での生産量が非常に少なく、大変希少となった国産の「本わらび粉」を贅実に使用しています。そのため、スーパーなどで一般的に売られている、でんぷんなどを主原料としたわらび餅とは全く異なり、驚くほどの強い弾力(コシ)がありながらも、口に入れるととろけるように消えていく滑らかな舌触りを両立させているのです。この唯一無二の食感は、一度体験したら忘れられないと評判です。
この特別な食感を持つわらび餅に、味の決め手となる黒蜜ときな粉が添えられています。黒蜜は、ミネラル豊富でコク深い味わいが特徴の沖縄県の離島・波照間島(はてるまじま)産の高品質な黒糖を使い、丁寧に作られた自家製。きな粉も、深く焙煎することで香ばしさを最大限に引き出した国産大豆のものを使用しています。わらび餅本来の繊細な風味と、濃厚な黒蜜、香ばしいきな粉が三位一体となり、口の中で極上のハーモニーを奏でます。鎌倉らしい風情と、素材へのこだわり、そして上質さを感じさせる、まさに贅沢な和菓子として、大切な方へのお土産に大変喜ばれる一品です。
鎌倉いにしえにしの上品な花御成
鎌倉駅西口、お洒落なセレクトショップや隠れ家的なカフェが点在する御成通りから、少し静かな路地に入った場所にある「鎌倉いにしえにし」。ここで購入できる「花御成(はなおなり)」は、その息をのむほど美しい見た目と、洗練された上品な味わいで、特に美意識の高い女性たちから熱い支持を集めている、新感覚の和スイーツです。
この商品は、一言で表現するならば「極上の冷やし焼き芋」なのですが、一般的な冷やし焼き芋とは一線を画すこだわりが詰まっています。原料として使用されているのは、「シルクスイート」という品種のさつまいも。その名の通り、絹のようになめらかな舌触りが特徴ですが、さらに「鎌倉いにしえにし」では、収穫後、専用の蔵でじっくりと時間をかけて追熟させることで、さつまいもが本来持つ糖度を最大限に引き出しています。その結果、まるで蜜のような濃厚で上品な甘さが生まれます。これを丁寧に焼き上げた後、あえて冷やすことで、その甘みがさらに凝縮され、際立つのだそうです。
そして、その可憐で美しい見た目も「花御成」の大きな魅力となっています。まるで芸術品のように、色とりどりの美しい友禅和紙で、晴れ着を纏うかのように一つひとつ丁寧に手作業で包まれています。「花御成」という雅な名前も、この華やかな見た目に由来しているのでしょう。もちろん、原材料はさつまいものみで、添加物は一切使用されていません。素材本来の持つ、自然で優しい美味しさをストレートに楽しむことができます。特別な方への贈り物や、自分へのご褒美に最適な、鎌倉の新しい逸品です。
鎌倉でしか買えないお土産ランキング【洋菓子のお菓子】
・レ・ザンジュのプティ・フール・サレ
・鎌倉山ラスクの魅力
・MAISON CACAOの生チョコタルト
・豊島屋洋菓子舗の小ミミパイとベルリーナ
・romi-unieのサブレ・エ・コンフィチュール
・レガレヴのビスキュイ バロン
・マヤノカヌレのカヌレアソート
レ・ザンジュのプティ・フール・サレ
鎌倉の洋菓子界において、長年にわたりその名を馳せ、地元の人々からも愛され続ける老舗「レ・ザンジュ」。洗練された美しい生ケーキや、伝統的な焼き菓子が人気ですが、中でも特に、甘いものが得意ではない方や、ワインをはじめとするお酒を嗜む方へのお土産として、絶大な人気と高い評価を得ているのが、「プティ・フール・サレ」と名付けられた宝石箱のようなクッキー缶です。
「サレ」とはフランス語で「塩味」を意味する言葉であり、その名の通り、この商品は一般的な甘いクッキーではなく、フランス・ブルターニュ地方ゲランド産の天日塩(Sel de Guérande)を効果的に使用した、塩味の焼き菓子(クッキー)の詰め合わせです。(参照:レ・ザンジュ公式サイト プティ・フール・サレ紹介ページ – https://www.lesanges.co.jp/product/petit-fours-sales/ ) ゲランドの塩は、ミネラル分が豊富で、まろやかな塩味が特徴とされています。
缶の中には、それぞれ風味の異なる4種類の個性的なクッキーがぎっしりと詰められています。具体的には、爽やかな香りが特徴の「バジル」、トマトの酸味とオレガノの風味が効いた「トマト&オレガノ」、濃厚な旨味の「ゴーダチーズ」、そして鮮やかな色合いとコクのある「レッドチェダーチーズ」です。
ポイント情報:
これらのクッキーは、お茶請けとして楽しむのはもちろんですが、そのスパイシーで塩気のある複雑な味わいは、お酒とのマリアージュによって真価を発揮します。ハーブの香りやチーズの濃厚な塩気、そしてゲランド塩の上品な塩味が、特にワイン(赤・白を問わず、特に辛口のもの)や、味わい深いビール、さらにはシングルモルトウィスキーなどと驚くほどよく合います。食前のアペリティフ(食前酒)のお供、いわゆる「アペロ」の一品としても、非常に高い評価を得ています。ホームパーティーへの手土産や、お酒好きな方への気の利いた贈り物として最適です。さらに、商品が入っている、南仏プロヴァンスのアンティークタイルをモチーフにしたと言われる、洗練されたデザインの美しい缶も大きな魅力の一つ。しっかりとした作りで高級感があり、食べ終わった後も小物入れなどとして長く使いたくなるようなデザインは、センスの良い贈り物として受け取った方にきっと喜ばれることでしょう。
(Endポイント情報)
鎌倉山ラスクの魅力
「鎌倉山ラスク」は、その彩り豊かで、思わず「かわいい!」と声が出てしまうような愛らしい見た目が最大の特徴であり、比較的新しい鎌倉土産の定番として、特に女性や子供たちを中心に人気を集めています。本店は名前の通り、高級住宅地としても知られる鎌倉山にありますが、鎌倉駅周辺の主要なお土産店や、江ノ電鎌倉駅構内の「ことのいち鎌倉」などでも購入することが可能です。
ラスクのベースとなるのは、ラスク専用に特別に開発され、焼き上げられたこだわりのフランスパン。これを丁寧にスライスし、澄ましバターなどを塗り、再びオーブンでじっくりと焼き上げることで、サクサクとした軽い食感と、豊かなバターの風味を実現しています。定番のバター風味「オールドファッション(プレーン)」をはじめ、紅茶の香りが上品な「アールグレイ」、シナモンが効いた「アップルシナモン」、ほろ苦さがアクセントの「キャラメルラテ」、濃厚な「チーズ」など、常時15種類以上という非常に豊富なフレーバーが揃っているのが最大の魅力です。どれにしようか選ぶのに迷ってしまうほど、多彩で個性的なラインナップが用意されています。
中でも特に人気を集めているのが、その見た目の楽しさです。例えば、青りんご風味とさくらんぼ風味の生地を組み合わせて美しい渦巻き模様を描いた「フルーツサラダ」や、可愛らしい星形に抜かれたもの、カラフルなチョコレートでコーティングされたものなど、食べるのがもったいなくなるようなデザインのラスクが多数あります。一枚ずつ丁寧に個包装されているため、湿気にくく、職場や友人へのばらまき用のお土産としても非常に使いやすいです。賞味期限も製造日から1〜2ヶ月程度と比較的長めなのも嬉しいポイント。透明なプラスチック製のキューブボックスに入った詰め合わせもあり、中身が見えるデザインは、ちょっとしたカジュアルなギフトや自分へのご褒美にもぴったりです。
MAISON CACAOの生チョコタルト
鎌倉のメインストリートであり、常に多くの観光客で賑わう小町通りに本店を構え、今や鎌倉を代表する高級チョコレートブランドとしての地位を確立した「MAISON CACAO(メゾンカカオ)」。特筆すべきは、カカオの栽培が盛んな南米コロンビアに自社のカカオ農園を持ち、カカオ豆の栽培から発酵、乾燥、そして日本でのチョコレートの製造まで、全ての工程を一貫して手がけている点です。このような「Farm to Customer」を実現しているブランドは、世界的にも珍しいと言われています。そのこだわりの結晶が、ブランドの代名詞とも言える「アロマ生チョコレート」であり、そして連日行列ができるほどの絶大な人気を誇るのが、この「リッチ生チョコタルト」です。
注文を受けてから、店内の工房で熟練の職人が一つひとつ丁寧に手作りされるこのタルトは、まず土台となるタルト生地のサクサクとした小気味よい食感が印象的です。その香ばしいタルト生地の中には、MAISON CACAOの真骨頂である特別な生チョコレートが、とろりとたっぷりと流し込まれています。この生チョコレートの最大の特徴は、一般的な生チョコレートとは一線を画す、その驚くほどの滑らかさ。これは、水分量を極限まで高めるという独自の高度な技術(公式サイトによると「ウルトラウェッティ製法」)によって実現されており、まるでムースのようでありながら、それ以上に濃厚でとろけるような口どけを体験できます。
定番として通年販売されているのは、カカオ本来の風味をダイレクトに、かつバランス良く楽しめる「ミルク」や、カカオの力強さとほのかな苦味が感じられる「ビター」など。それに加えて、使用するカカオの産地や品種にこだわったシングルオリジン(単一産地)のものや、香り高い「紅茶」フレーバー、さらには「りんご」や福岡県産高級ブランド苺「あまおう」など、その時期に最も美味しい旬のフルーツを使用した、彩り豊かで魅力的な限定フレーバーも頻繁に登場します。そのため、訪れるたびに新しい味に出会える可能性があり、リピーターを飽きさせません。パリッとしたトッピング(フレーバーによる)、サクッとしたタルト生地、そしてトロリととろける濃厚な生チョコレート。この三位一体となった食感のコントラストと、厳選されたカカオが持つ複雑で豊かなアロマ(香り)を存分に楽しめる、まさに至福のスイーツと言えるでしょう。
豊島屋洋菓子舗の小ミミパイとベルリーナ
鳩サブレーであまりにも有名な「豊島屋」ですが、実は鎌倉駅東口からすぐ、若宮大路から少し入った場所に、洋菓子だけを専門に扱う「豊島屋洋菓子舗 置石(おきいし)」という、本店とは異なるコンセプトの店舗が存在することをご存知でしょうか。本店とは趣の異なる、レトロモダンでお洒落な雰囲気のこのお店では、本店では手に入らない限定の洋菓子を購入することができます。ショーケースには美しい生ケーキも並び、2階にはカフェスペースも併設されています。
その中でも、特に手頃な価格で鎌倉らしい、そして豊島屋ならではのユニークなお土産として人気なのが、「小ミミパイ」と「ベルリーナ」の二つの焼き菓子です。
小ミミパイ
そのユニークで可愛らしい名前の通り、これは豊島屋の看板商品である鳩サブレーを製造する工程で、型抜きをする際にどうしても出てしまう生地の端っこ(ミミ)を無駄にせず、有効活用して作られた一口サイズのパイ菓子です。鳩サブレーと同じ生地を使用しているため、あの独特のサクサクとした軽快な食感と、豊かなバターの風味はそのままに、より手軽につまめる小さな形状になっています。価格も比較的リーズナブル(一袋数百円程度)なため、自家用のおやつとしてはもちろん、親しい友人へのちょっとしたお土産としても、隠れた人気商品となっています。「鳩サブレーのミミ」というストーリーも、話の種になりますね。
ベルリーナ
こちらは、レモン風味のしっとりとしたスポンジ生地(パウンドケーキに近い)に、甘酸っぱいレモンピール(レモンの皮の砂糖漬け)が入った真っ白なフォンダン(糖衣)を美しくコーティングした、上品な焼き菓子です。爽やかなレモンの酸味と香りが口の中にふわりと広がり、スポンジ生地の優しい甘さと絶妙にマッチします。見た目も清楚で美しく、紅茶やハーブティーなどとの相性が抜群。午後の優雅なティータイムにぴったりの一品です。
どちらのお菓子も、鳩サブレーを販売している豊島屋本店では購入することができない、洋菓子舗「置石」ならではの限定商品です。鳩サブレー以外の、少し「通」好みで、かつここでしか買えない豊島屋のお土産を探している方には、特におすすめしたい価値ある品々です。
romi-unieのサブレ・エ・コンフィチュール
手作りのジャム(コンフィチュール)と、そのジャムに合うように考えられた焼き菓子の専門店として、特に感度の高い女性たちから絶大な人気を集めている「Romi-Unie Confiture(ロミ・ユニ コンフィチュール)」。お菓子研究家いがらしろみさんがプロデュースするこのお店は、鎌倉のメインストリートの一つである若宮大路沿い、鶴岡八幡宮にもほど近い場所に位置しています。店内は、まるでおとぎ話や絵本の中から飛び出してきたかのような、温かみのある可愛らしい雰囲気で満たされており、訪れるだけでも心がときめき、幸せな気持ちになれます。
店内には、季節のフルーツを使ったものや、スパイスやリキュールを効かせたものなど、常時数十種類もの独創的で魅力的なジャムが並びますが、お土産として特におすすめしたいのが、お店こだわりのサブレ数種類と、人気のジャムがセットになった可愛らしいギフトセット「サブレ・エ・コンフィチュール」です。
セットに含まれるサブレは、時期によって多少内容は変わる可能性がありますが、例えば、フランス産バターの風味を存分に楽しめるシンプルな「バター・ガレット」や、フランス産の小麦粉を使用し、ザクザクとした食感とシナモンがほのかに香る、少し硬めの焼き上がりが特徴の「サブレ・ド・ブーランジェ」、カカオパウダーをたっぷり練り込んだほろ苦い生地の周りに粗糖をまぶして焼き上げた「ディアマン・ショコラ」など、どれも個性的で素材の味がしっかりと感じられる、味わい深いものばかりです。そしてセットになっているジャムは、お店の数あるジャムの中でも定番人気No.1を誇る、いちごとフランボワーズ(ラズベリー)を絶妙なバランスで組み合わせた、甘酸っぱさが魅力の「いちごとフランボワーズ(商品名:Amitie アミティエ)」です。
これらの美味しいサブレとジャムが、まるでおうちのような形をした、思わず手に取りたくなる可愛らしいデザインのギフトボックスに詰められています。その見た目のおしゃれさも抜群で、受け取った瞬間から笑顔がこぼれるような、素敵な贈り物です。サブレをそのまま味わうのはもちろんのこと、たっぷりとジャムをディップして食べることで、また違った美味しさを発見できます。ちょっと贅沢で特別なティータイムを、大切な人に贈ることができる、心温まるギフトセットです。
レガレヴのビスキュイ バロン
フランスの名だたる三つ星レストランや有名パティスリーで厳しい修行を積んだ、若き実力派パティシエ、佐藤亮太郎氏がオーナーシェフを務める「Régalez-vous(レガレヴ)」。鎌倉駅西口、落ち着いた雰囲気の御成通りに店を構え、その外観も内装も、まるでパリの街角に佇むカフェやパティスリーのような、洗練された雰囲気が漂っています。カフェレストランとして、季節のフルーツをふんだんに使った美しいデザートや、本格的なフランス料理が楽しめると、地元鎌倉のマダムや食通たちから非常に高い評価を得ています。
カフェで提供される、作りたての繊細なデザートはもちろん素晴らしいのですが、店頭で販売されているテイクアウト用の焼き菓子も、お土産として非常にレベルが高いと評判です。中でも特に人気を集め、お店のスペシャリテの一つともなっているのが、「ビスキュイ バロン」と名付けられた、シンプルながらも奥深い味わいの焼き菓子です。
これは、バターをたっぷりと使用し、サクサクとした軽い食感に焼き上げられた、ほんのり塩味の効いたビスキュイ(クッキー)に、上質なカカオを使用したビターチョコレートを丁寧にコーティングしたものです。そして最後の画竜点睛として、味を引き締め、全体のバランスを整えるために、フランス・ゲランド産の高級塩であるフルールドセル(塩の花)が、パラリと絶妙な塩梅でひと振りされています。
ビターチョコレートの持つ深い苦味と豊かなカカオの香り、そしてフルールドセルの持つミネラル豊かでシャープ、かつ上品な塩味が、ビスキュイ自体の持つバターの芳醇な風味と優しい甘さを、見事に引き立てています。甘すぎず、後味もすっきりとしているため、まさに洗練された大人向けの味わいと言えるでしょう。グルメな方や、いつもとは違うちょっと特別で高級感のあるお土産を探している方に最適です。ワインなどのお酒にも合うという声もあります。
マヤノカヌレのカヌレアソート
北鎌倉駅のすぐ近くという便利な立地にありながら、その営業は週末(基本的には金曜日・土曜日・日曜日)のみという、まさに隠れ家のような存在のグルテンフリーのカヌレ専門店「マヤノカヌレ」。その希少性と、こだわりの美味しさ、そして見た目の美しさから、口コミで人気が広がり、開店前から行列ができることもあるほどの人気店となっています。
最大の特徴であり、多くの人を惹きつけているのが、小麦粉を一切使用せず、代わりに国産の米粉と、ストレスの少ない環境で育てられた鶏が産んだこだわりの平飼い卵を使って作られている点です。グルテンフリーでありながらも、フランス・ボルドー地方の伝統菓子であるカヌレの命とも言える、外側のカリッとした香ばしい食感と、内側のラム酒(またはバニラ)がふわりと香る、もっちり・しっとりとした独特の食感を見事に両立させています。アレルギーを持つ方や健康志向の方でも安心して楽しめるのが嬉しいポイントです。
お土産には、様々なフレーバーが一度に楽しめる詰め合わせ「カヌレアソート」がおすすめです。箱を開けた瞬間に、思わず歓声が上がりそうなほど、見た目が非常に華やかで美しいのが特徴。それもそのはず、それぞれのカヌレの上には、季節に合わせて選ばれた色とりどりのエディブルフラワー(食べられるお花)が、まるで宝石のように美しくデコレーションされているのです。フレーバーは週替わりで、定番のプレーンや濃厚なチョコ、香ばしい塩キャラメルのほか、季節のフルーツ(例えば、ルバーブやりんごなど)を使ったものなどが登場し、訪れるたびに新しい味との出会いが期待できます。
注意点:
前述の通り、営業日が週末の3日間(金・土・日)に限られており、しかも手作りのため生産数に限りがあり、非常に人気が高いため、早い時間に売り切れてしまうことも少なくありません。確実に購入したい場合は、訪問を計画される際に、必ず事前に公式Instagramなどで営業日や正確な営業時間、場合によっては整理券の配布状況などを確認することをおすすめします。
(End注意点)
鎌倉でしか買えないお土産ランキング【限定・レア】
・カカオハナレの抹茶のテリーヌ
・置石のバターケーキとチーズケーキ
・POMPONCAKESのレモンケーキとロールケーキ
・BUTTER HOLICのバターパイ詰め合わせ4個セット
・食べ歩きにも!ワンハンドミルフィーユ
・鎌倉茶々の抹茶っ茶プリン
カカオハナレの抹茶のテリーヌ
MAISON CACAO(メゾンカカオ)の姉妹ブランドであり、本店のある小町通りエリアとは異なるコンセプトを持つ「カカオハナレ」。鎌倉の主要な観光名所の一つである長谷寺のすぐ近くに、本店から少し離れた“離れ”として、和の趣を感じさせる空間で静かに佇んでいます。このお店は、MAISON CACAOが培ってきたチョコレートの技術をベースにしながら、「和」の素材やテイストを積極的に取り入れ、融合させた、独創的で繊細なお菓子を専門としています。
ここの限定品として絶対に外すことができず、抹茶好きや本物志向の方から絶大な支持を得ているのが、濃厚な味わいと滑らかな口どけが特徴の「抹茶のテリーヌ」です。このテリーヌの主役となる抹茶には、日本有数のお茶の産地として知られる福岡県八女市の中でも、特に品質が高いとされる山間部の冷涼な気候で栽培された抹茶だけを厳選して使用しています。その抹茶本来の持つ豊かな香り、鮮やかな緑色、そして奥深いほろ苦さを最大限に活かすため、2種類の個性(甘みやコク)の異なるホワイトチョコレートを、長年の研究によって導き出された独自の比率で絶妙にブレンドしています。
一口食べれば、まず抹茶の鮮烈で清々しい香りと、上品でありながらもしっかりとした苦味が口の中に広がり、次いでホワイトチョコレートの持つミルキーでまろやかな甘さが、それらを優しく包み込むように追いかけてきます。その食感は、まるで上質な生チョコレートのようでありながら、それ以上に滑らかで、ねっとりとしており、舌の上でゆっくりと、そして贅沢に溶けていきます。少量でも抹茶の風味とチョコレートのコクが凝縮されているため、非常に満足感の高い、まさに大人のための贅沢な逸品と言えるでしょう。この抹茶のテリーヌは、カカオハナレ長谷店でしか手に入れることができない限定商品であり、鎌倉土産の中でも特に希少価値が高く、レアなお土産と言えます。
置石のバターケーキとチーズケーキ
再びの登場となりますが、鎌倉土産の中でも「限定品」や「レア度」という観点から見ても、「豊島屋洋菓子舗 置石(おきいし)」で販売されている「バターケーキ」と「チーズケーキ」は、特筆すべき存在です。これらは、言わずと知れた鳩サブレーを販売している豊島屋本店では決して手に入れることができない、洋菓子専門店ならではの、ここでしか味わえない特別なスイーツなのです。
バターケーキ
これは非常にユニークで、他では決して真似のできない、豊島屋ならではの一品と言えるでしょう。なぜなら、その生地の中に、なんとあの豊島屋の代名詞である看板商品、鳩サブレーを細かく砕いたものが混ぜ込まれているからです。これは、長年にわたり鳩サブレーを製造・販売してきた豊島屋だからこそ実現できる、贅沢で遊び心あふれるコラボレーションです。バターの濃厚な風味としっとりとした、どこか懐かしいパウンドケーキのような生地の中に、鳩サブレー由来の香ばしさと、時折感じるサクッとした独特の食感が、楽しいアクセントとして感じられます。鳩サブレーの新しい魅力を発見できるかもしれません。
チーズケーキ
鎌倉には、「ハウス オブ フレーバーズ」という、日本最高峰とも称され、多くの食通を唸らせる高級チーズケーキが存在しますが、「置石」のチーズケーキは、それとはまた異なる魅力を持つ、よりクラシックで親しみやすい味わいが特徴です。濃厚でクリーミーなクリームチーズのコクと、それを爽やかに引き締めるサワークリームの酸味のバランスが絶妙で、多くの人に好まれる王道のベイクドチーズケーキといった趣です。土台となっている香ばしいクッキー生地(シュクレ)も、全体の完成度を高める重要な役割を果たしています。奇をてらわない、実直で丁寧な作りのチーズケーキです。
どちらのケーキも、1階の売店でホールサイズ、または時期によってはカットサイズで購入することが可能です。鳩サブレー以外にも豊島屋のお菓子を試してみたい方や、少し「通」好みで、かつここでしか買えない限定のお土産を探している方には、自信を持っておすすめできる価値ある逸品です。
POMPONCAKESのレモンケーキとロールケーキ
鎌倉の中心市街地(鎌倉駅周辺)からは少し離れた、緑豊かな丘陵地に近い静かな住宅街である梶原(かじわら)エリアに店を構える「POMPON CAKES(ポンポンケークス)」。アクセスは鎌倉駅や藤沢駅からバスを利用するのが一般的となり、少し手間がかかるかもしれませんが、その少し不便な立地にもかかわらず、わざわざ遠方から足を運ぶファンが後を絶たない、地元で深く愛されている人気のケーキ屋さんです。もともとはカーゴバイク(荷台付き自転車)で移動販売からスタートしたというストーリーも持っています。
レモンケーキ
お店の看板商品の一つとして、多くの人々に長年親しまれているのが、見た目も可愛らしいレモンの形をした「レモンケーキ」です。生地には地元・神奈川県産のレモンを使用し、表面にかけられた純白のアイシング(砂糖衣)にもレモン果汁をたっぷりと加えているため、爽やかな香りが際立ちます。生地自体の持つ優しい甘さと、アイシングのキュッとした心地よい酸味のコントラストが絶妙で、後味もすっきりとしています。どこか懐かしさを感じさせる、素朴でありながらも丁寧に作られた、飽きのこない美味しさが魅力です。
ロールケーキ
「POMPON CAKES」のもう一つの人気商品が「ロールケーキ」です。特筆すべきは、そのスポンジ生地。きめ細かく、驚くほどふわふわで、それでいて適度な弾力も持ち合わせています。その生地で巻かれているのは、甘さを極力抑え、ミルキーで軽い口当たりの上質な生クリームです。定番のプレーンな「ポンポンロール」もシンプルで美味しいですが、特に人気が高いのは、季節ごとに旬のフルーツ(例えば、春なら苺、夏なら桃やマンゴー、秋なら栗やいちじくなど)をたっぷりと巻き込んだ限定のロールケーキです。フルーツの瑞々しさとクリーム、スポンジ生地が見事に一体となっています。
どちらのケーキも、派手な装飾はありませんが、素材の良さを大切にし、一つひとつ丁寧に手作りされている温かみが感じられます。素朴でありながらも、どこか洗練された美味しいケーキは、鎌倉の隠れた名品として、知る人ぞ知るお土産として、大切な人に贈ってみてはいかがでしょうか。きっと心が和む、優しい時間が訪れるはずです。
BUTTER HOLICのバターパイ詰め合わせ4個セット
鎌倉のメインストリートの一つ、若宮大路から小町通り方面へ少し脇道に入った場所にある、比較的新しいお店ながらも注目を集めているのが、クラフトバター専門店「BUTTER HOLIC(バターホリック)」です。その名の通り、厳選された高品質なバターを主役に据えた様々なスイーツを提供しており、特にバター好きの間で話題となり、メディアでも取り上げられるなど、人気急上昇中のショップです。
お土産として持ち帰るのに最適な商品の一つが、「バターパイ詰め合わせ」です。このセットには、お店こだわりのバターをたっぷりと使用したカスタードクリームで仕上げた定番人気の「プレーン味」と、そこに甘酸っぱいいちごの風味が加わった、見た目も華やかな「ストロベリー味」の2種類が、それぞれ複数個ずつ詰め合わせになっています(例えば、4個セットなら各2個入り)。
バター専門店ならではのこだわりは、パイ生地にもクリームにもはっきりと表れています。サクサクと軽快な食感に焼き上げられたパイ生地からも、芳醇なバターの豊かな風味がしっかりと香り立ちます。そして、中に詰められたクリームは、バターのコクがありながらも、くどすぎず、滑らかな口当たり。この専門店ならではの、バターの風味を存分に堪能できるのが、このパイの最大の魅力と言えるでしょう。サクサクのパイ生地と、注文を受けてから詰める(※テイクアウトの場合も同様か、店舗にてご確認ください)とされる、とろりとなめらかなクリームのハーモニーが口の中で広がります。パッケージもおしゃれで、新しい鎌倉土産として、特に若い世代の方々に喜ばれることでしょう。
食べ歩きにも!ワンハンドミルフィーユ
同じく「BUTTER HOLIC(バターホリック)」で、お土産以上に、鎌倉の「食べ歩きスイーツ」としてSNSなどを中心に大きな話題を呼び、お店の代名詞的存在となっているのが、「ワンハンドミルフィーユ」です。
通常、フランス菓子の王道であるミルフィーユは、その構造上、何層にも重なったパイ生地がフォークを入れた瞬間にポロポロと崩れやすく、クリームもはみ出しやすいため、非常に食べにくいスイーツの代表格とされています。しかし、この「ワンハンドミルフィーユ」は、その名の通り、形状を縦長のスティック状に工夫することで、なんと片手で持って、まるでアイスバーのように気軽に食べられるように開発された、まさに画期的な一品なのです。
注文を受けてから、サクサクに焼き上げられた細長いパイ生地の間に、その場でたっぷりとお店特製のカスタードクリームを絞り入れて提供してくれます。出来立ては、パイ生地の香ばしさと豊かなバターの香り、そしてクリームのフレッシュで濃厚な味わいが格別です。見た目以上にボリュームもあり、食べ応えも抜群なので、鎌倉散策中のエネルギー補給や、ちょっとした休憩のお供にもぴったり。もちろん、お土産としてテイクアウトすることも可能ですが、ミルフィーユの命とも言えるパイ生地の最高のサクサク感を最大限に味わうなら、やはり購入後できるだけ早く、その場で食べるのがベストと言えるでしょう。鎌倉の新名物として、一度は試してみたいスイーツです。
鎌倉茶々の抹茶っ茶プリン
鎌倉駅周辺や、観光客で常に賑わう小町通りに複数の店舗を展開している、抹茶スイーツ専門店「鎌倉茶々」。ここで特にユニークで、他にはない特徴を持ち、お土産としても人気を集めているのが、その名も「抹茶っ茶プリン」です。
このプリンの最大の特徴であり、最大の魅力となっているのが、なんといっても抹茶の「濃さ」を、食べる人の好みや気分に合わせて、段階的に選べる点です。レベルは1から5(MAX)までの5段階。レベル1は「ほんのり抹茶が香り、お子様でも楽しめる優しい味わい」から始まり、レベルが上がるごとに使用される抹茶の量が増え、最上級のレベル5(MAX)では「まるで抹茶そのものを飲んでいるかのような、ガツンと濃厚で、しっかりとした苦味も感じられる大人の味わい」が楽しめます。自分の抹茶好き度に合わせて選べるのが、非常に面白い試みです。
使用されている抹茶にもこだわりがあり、農林水産大臣賞を3年連続で受賞した実績を持つという、高品質な静岡県産の「本抹茶」を贅沢に使用しています。そのため、どのレベルを選んでも、抹茶本来の持つ豊かな風味、深い旨味、そして美しい緑色をしっかりと堪能することができます。プリン自体は、とろりとなめらかな口当たり。可愛らしい小さなガラス瓶に詰められており、見た目もおしゃれなので、特に抹茶好きの方へのお土産には最適です。どのレベルの濃さにするか、選ぶ時間も楽しいひとときとなるでしょう。
鎌倉でしか買えないお土産ランキング【ばらまき】
・鎌倉紅谷の鎌倉だより
・鎌倉まめやの鎌倉八景
・缶入り一口パック豆いろいろも便利
・お土産安いは小町通りで探そう
・CALVAのロンロン
鎌倉紅谷の鎌倉だより
クルミッ子があまりにも有名で、入手困難な状況も続く「鎌倉紅谷」ですが、職場やサークル、学校のクラスなど、大人数に配るための「ばらまき用」のお土産を探している場合には、「鎌倉だより」も非常に優秀で、おすすめの選択肢となります。
このお菓子は、鎌倉の象徴の一つであり、かつて鶴岡八幡宮の境内にそびえ立っていた大銀杏(おおいちょう)の葉を美しくかたどった、見た目にも上品なサブレです。
箱の中には、バターの風味が豊かに香る定番の「プレーン」、生地に練り込まれた小豆の優しい風味がアクセントになっている「あずき」、そして香り高い愛知県西尾産の抹茶を贅沢に使用した「抹茶」という、和のテイストを感じさせる3種類のフレーバーがバランス良く詰め合わせになっています。
看板商品のクルミッ子と比較すると、一枚あたりの価格が比較的リーズナブルでありながらも、「鎌倉紅谷」というブランドが持つ信頼感と、素材へのこだわり、確かな品質の高さはそのままです。9枚入り、18枚入りなど、枚数が多く入った箱が用意されているため、配る相手の人数に合わせて選びやすいのも大きなポイント。もちろん、一枚ずつ丁寧に個包装されており、湿気る心配もありません。さらに、賞味期限も製造日から30日前後と十分に日持ちするため、ばらまき土産として求められる条件(個包装・日持ち・手頃な価格・ブランド力)を完璧に満たしていると言えるでしょう。
鎌倉まめやの鎌倉八景
「鎌倉まめや」は、その名の通り、多種多様な豆菓子を専門に扱うお店で、伝統的なものから、現代風にアレンジされたユニークなフレーバーまで、常時60種類以上という驚くほど多彩なラインナップを誇ります。鎌倉駅の駅ビル「CIAL鎌倉」内や、観光客で賑わう小町通り、そして長谷寺や鎌倉大仏に近い長谷エリアなど、鎌倉の主要な観光スポットに店舗を構えているため、観光の途中で気軽に立ち寄りやすいのも大きな魅力です。店頭では試食ができることも多く、味を確かめてから購入できるのも嬉しいポイント。
数ある商品の中でも、初めての方やお土産用として特に人気が高いのが、お店おすすめのフレーバーが数種類詰め合わせになったセット商品「鎌倉八景」です。これは、お店で特に人気の高い定番フレーバー5種類(例えば、「マヨネーズピーナッツ」、「そら豆カレー」、「小町豆(青えんどう、黒豆、そら豆など5種類の甘納豆風の豆)」、「海鮮ピー(えび、いか、青さ風味のピーナッツ)」、「梅豆(梅風味の落花生)」など。内容は時期によって若干異なる場合があります)が、それぞれ小袋に分かれてセットになった、お試しにも最適な商品です。甘い系の豆菓子から、ピリッとスパイシーでおつまみにもなるしょっぱい系の豆菓子まで、バラエティ豊かにバランス良く入っているため、様々な好みの方に対応できます。
豆菓子は一般的に比較的日持ちもしますし(鎌倉八景の賞味期限は約2ヶ月)、個包装ではありませんが、種類ごとに小袋に分かれているため、友人同士でシェアしたり、少しずつ色々な味を楽しんだりするのにも便利です。昔ながらの豆菓子は、年配の方へのお土産としても間違いなく喜ばれますし、一方でカレー味やマヨネーズ味などは若い世代やお子様にも人気があります。お茶請けとしてだけでなく、ビールなどお酒のおつまみにもなるため、性別や年齢を問わず、幅広い層に受け入れられる万能なお土産と言えるでしょう。
缶入り一口パック豆いろいろも便利
前述の通り、「鎌倉まめや」には魅力的な豆菓子がたくさんありますが、特に職場などで非常に大人数に配る必要がある場合や、とにかくコストパフォーマンスを最重要視するならば、「缶入り 一口パック豆いろいろ」という商品が、まさに最強の選択肢かもしれません。
これは、様々な種類の豆菓子(例えば、みそ落花生、ソフト塩豆、ミックスあられ、小梅豆、ミックスナッツ、マヨネーズピー、そら豆カレー、抹茶豆など、定番から人気フレーバーまで8種類程度がランダムにアソート)が、それぞれ食べきりサイズの小さな可愛らしい三角パックに個包装され、大きな業務用の缶(一斗缶のような形状)に、これでもかというほどぎっしりと詰まった、大容量の商品です。
ポイント情報:
驚くべきはその圧倒的な量で、鎌倉まめやの公式サイト情報によると、一缶になんと約80〜90個もの小袋が入っているとのこと(内容量750g)。それでいて価格は3,240円(税込)前後と、1個あたりに換算すると非常に手頃なため、コストパフォーマンスは抜群です。職場やイベントなどで、「ご自由にどうぞ」と置いておくスタイルのお土産としては、これ以上ないほど適しています。様々な味がランダムに入っているので、選ぶ楽しみもありますし、会話のきっかけにもなるかもしれません。
(Endポイント情報)
お土産安いは小町通りで探そう
著者:「鎌倉観光でお土産を選ぶ際、できるだけ費用を安く抑えたい、あるいは限られた時間の中で効率よく、多種多様な選択肢の中から比較検討して決めたい、という場合には、やはり定番中の定番ではありますが、『小町通り』を散策するのが最も良い方法の一つと言えるでしょう。」
鎌倉駅東口を出てすぐ目の前から、鶴岡八幡宮まで真っ直ぐに続く約360メートルの活気あふれる商店街「小町通り」には、文字通り数百軒もの様々なお店が所狭しと軒を連ねています。
もちろん、これまでこの記事で紹介してきたような有名な和菓子店や洋菓子店の支店も多数存在しますが、それ以外にも、鎌倉大仏や江ノ電といった鎌倉のシンボルをモチーフにしたユニークで可愛らしい雑貨を扱うお店、湘南名物のしらすを使った佃煮、せんべい、あるいは生しらす(季節限定)などを販売するお店、鎌倉彫や鎌倉ガラスといった伝統工芸品を扱う専門店、さらには手ぬぐいや和小物、アクセサリーのお店など、ありとあらゆるジャンルのお土産がここで揃います。まさに鎌倉土産のメッカと言っても過言ではありません。
多くのお店が互いに切磋琢磨し、競合しているため、中には比較的リーズナブルな価格設定の商品や、そのお店独自のオリジナル商品、時にはお得なセール品などが見つかりやすいというメリットもあります。様々なお店を覗きながら、自分の予算や贈る相手に合わせてじっくりと比較検討することができます。また、小町通りは美味しい食べ歩きグルメの宝庫でもあります(ただし、混雑時の歩き食べは周囲への配慮を忘れずに、マナーを守りましょう)。クレープやソフトクリーム、お団子、コロッケなどを楽しみながら、職場や友人用の手頃で安いお土産を探し歩くのも、鎌倉観光の醍醐味の一つと言えるでしょう。
CALVAのロンロン
北鎌倉駅のすぐ近く、円覚寺や明月院といった名刹にも近い場所に本店を構える、実力派パティスリー&ショコラトリー「CALVA(カルヴァ)」。チョコレート系の洗練されたスイーツが特に有名ですが、ここの焼きドーナツ「ロンロン」は、個包装で日持ちもするため(賞味期限は発送日から2日と短い情報もあるため要確認)、センスの良さを感じさせる、ばらまき用におすすめの隠れた名品として注目されています。
オーナーシェフである田中二朗氏は、チョコレート職人の技術と芸術性を競う世界最高峰の大会「ワールド チョコレート マスターズ 2022」において、日本人としては初めて、味覚に関する3つの部門(「アシェット・デセール(皿盛りデザート)」、「チョコレート・ドリンク」、「ボンボン・ショコラ」)で世界一の称号を獲得したという、輝かしい経歴を持つ実力派です。そんな世界レベルのシェフが率いるお店が作る「ロンロン」は、見た目はシンプルながらも、素材と製法へのこだわりが詰まった焼きドーナツです。特に卵の風味を重視して開発されたと言われています。
見た目は飾り気のない、リング状のシンプルな焼きドーナツですが、一口食べると、その違いは明らか。驚くほどしっとりとしたきめ細かな口当たりと、厳選された卵が持つ優しい風味が豊かに感じられる、まさに贅沢な味わいです。揚げずに丁寧に焼き上げているため、油っこさがなく、いくつでも食べられそうな軽い仕上がりになっています。1個あたりの価格も比較的お手頃(10個入りのBOXで2,130円(税込)という情報あり)で、一つひとつがお洒落な袋に個包装されています。他とは少し違う、素材と製法への確かなこだわりが感じられる、上質なばらまき土産として、受け取った方にきっと喜ばれることでしょう。
総括!鎌倉でしか買えないお土産ランキング
・鎌倉土産を選ぶなら、まず押さえたい二大巨頭は、知名度抜群の豊島屋「鳩サブレー」と、人気急上昇中で入手困難なこともある鎌倉紅谷「クルミッ子」です。
・特に「クルミッ子」は非常に人気が高く、早い時間に売り切れる可能性が高いため、午前中の早い時間帯を狙うか、事前の情報収集(予約や整理券など)がおすすめです。
・洋菓子の定番としては、鎌倉小川軒の「レーズンウィッチ」が、自家製ラムレーズンと上質なバタークリームのハーモニーで長年愛されています。
・鎌倉ニュージャーマンの「かまくらカスター」や鎌倉五郎本店の「鎌倉半月」は、定番の味に加えて、季節ごとに登場する限定フレーバーをチェックするのも楽しみの一つです。
・歴史と伝統を感じる和菓子なら、300年以上の歴史を持つ力餅家の「権五郎力餅」や、希少な本わらび粉を使った段葛こ寿々の「わらび餅」が、鎌倉らしい選択肢として挙げられます。
・ただし、力餅家の「権五郎力餅」は添加物不使用のため賞味期限が当日中なので、渡す相手やタイミングを選ぶ必要があります。ご注意ください。
・甘いものが苦手な方や、ワインなどお酒好きの方へのお土産としては、レ・ザンジュの塩味クッキー詰め合わせ「プティ・フール・サレ」が最適です。
・チョコレート好きにはたまらない逸品として、MAISON CACAOの濃厚で滑らかな「生チョコタルト」も、行列覚悟で手に入れたい人気商品です。
・豊島屋の洋菓子専門店「置石」には、鳩サブレーを砕いて生地に混ぜ込んだユニークな「バターケーキ」という、ここでしか買えないレア商品があります。
・長谷にあるMAISON CACAOの別ブランド「カカオハナレ」でしか買えない限定品「抹茶のテリーヌ」は、抹茶好きへの特別な贈り物にぴったりです。
・健康志向の方やアレルギーを持つ方への選択肢としては、北鎌倉にある「マヤノカヌレ」の米粉を使った美しいグルテンフリーカヌレがおすすめです(ただし週末限定営業に注意が必要です)。
・職場などで大人数に配る「ばらまき用」のお土産としては、鎌倉紅谷の「鎌倉だより」や、鎌倉まめやの豆菓子(特にコストパフォーマンス抜群の「缶入り一口パック」)が便利で喜ばれます。
・鎌倉まめやの「缶入り一口パック豆いろいろ」は、一缶に約80~90個もの小袋が入っており、圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。
・手頃な価格帯のお土産を幅広く探したい場合は、多くのお店が集まり競合している「小町通り」を散策するのが効率的です。
・この記事で紹介した「鎌倉でしか買えないお土産ランキング」を参考に、あなたの目的や贈る相手に合わせて、思い出に残る素敵な鎌倉土産を見つけてください。
